OREAD Diary
September 1〜30, 2008
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September 30, Tuesday 2008
終日翻訳。午後遅く今日中に送ることを断念。送れて送れないことはないが、量が膨大なため、最終チェックに時間がかかる。
September 29, Monday 2008
終日翻訳。なんとか明日までに終らせることができそう。大変だったが楽しかった。ロイ・オービソンと初めて出会ったような。
横浜の茂木さんから、土曜日の「なんだ館」での写真が送られてきた。ホールの広さの割りに、PAシステムの容量が大きく、モニターもあって、とても歌いやすかった。フロア席と、二階のギャラリー席があって、ギャラリーで聞くとさらに音がよかったとのこと。
ディベートはオバマが優勢だったとのことで、それにアラスカ州知事の「化けの皮」がはがれてきたようで、ここにきて世論調査の結果に差が出てきた。副大統領は大統領に何かあった場合には大統領になるわけで、あの知事が万が一大統領になるかもしれないと考えると、恐怖である。数日後に控えている副大統領候補同士のディベートで、さらに差がひらくと思うが、安心はできない。どんな隠し球をもっているかわからない。
September 28, Sunday 2008
今朝、9時半過ぎ、佐久平駅前のアクアホテルをチェックアウトして辰野へ。昨夜は打ち上げで気持ちよく酔い、11時過ぎホテルへ。
9月27日:3時少し前、なんだ館着。コンサートを知らせる大きなポスターが出ていておどろいた。飯島伸一さんの出迎えを受け、なんだ館オーナーの渡辺さんに紹介される。渡辺さんは印刷会社の社長さんとのことで、このポスターは、彼の会社で、布に印刷したものとのこと。
さっそくサウンドチェック。一昨日完備されたというPAシステムは、申し分ない。何曲か歌って声を出したあと、FM佐久平の前島さんのインタビューを受ける。すでにぼくの歌を番組で流してくれたようである。
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6時半開演。「サンタバーバラの夏」で始まり、アンコールの「ガビオタの海」で終る。終演後、高校時代の同年生夫妻Mr. & Mrs. Takagi から話しかけられる。それに、東京の佐々木君のご両親からも。多くの方々のおかげで、いいコンサートになった。
終演後、FM軽井沢の小森さんの取材を受ける。打ち上げが別会場のため、短時間で切り上げねばならず申し訳なかった。
打ち上げには、縄文ミュージアムの堤さんや、森のファミリーの平松さん、リイチさんご夫妻、リイチさんの友人のギタリスト茂木さんも参加され、楽しい一時となった。何と言っても、生ビールが美味しかった。「祈りの歌」がよかったという声が多かった。
*上の写真はリイチさんが送ってくれたもの。
September 27, Saturday 2008
藤森和弘さん、赤羽真理さん、大月高志さん、祖山春夫さんが演奏しにきて下さったとのこと。中でもハイライトは、4人のセッションだったようだ。祖山さんが語ったという「こんなに楽しかったことは久しぶり」という言葉がすべてを物語っている。大月さんも今夜はフォークソングを歌ったようである。
all photos by k.miura
閉店間際に入ってきた知人のK夫妻のために、みなさんで対応してくださったとのこと。感謝。(Written on the evening of Sept. 28)
September 26, Friday 2008
ジョン・マケインはこの期に及んで、いろんなカーブボールを投げている。そのひとつが、破綻しかけている金融機関救済案の合意がなければ、日本時間で明日11時からミシシッピー大学でおこなわれる予定の第一回大統領選討論会に参加しないというもの。彼は、大向こう受けを狙って、ワシントンD.C.へ乗り込んだが、結局、迷惑がられるだけで、何の助けにもならなかった。彼の行為にたいし世論の批判が噴出するにいたって、前言をひるがえし、合意がなされないまま、討論に参加すると表明。
討論の結果は誰が考えても明らかだろう。
ある黒人のコメディアンが語っていた。「彼が黒人だから支持するのではない。オバマは、未来、希望。マケインは、過去」。Amen!
駅伝練習に付き合ったあと、オーリアッド。遅くなって、明日のコンサートの練習。Martin か Takmine にするか迷ったが、何度か弾き比べたあと、 Takamini に決める。
September 25, Thursday 2008
夕方5時、宮所コミュニティセンターの駐車場へ。町内一周駅伝の初練習。6部落の分館役員と選手が集まる。主将の堀内繁樹さんの指導で、柔軟体操。そのあと、一周900メートルのコースを5周。役員は赤い長い棒のような懐中電灯をもって、コーナーに立った。ぼくも選手たちと走ろうかとも思ったが、佐久市でのコンサートが間近なので、無理をしないことにして、懐中電灯をもってコーナーに立った。
去年の大倉山でのコンサートを聞きにきて下さったTさんから、書籍小包が届いた。封を切ると出てきたのは分厚い本。栗山章さんの最新刊の小説(『テロリストは千の名前を持つ』河出書房新社)だった。9.11をテーマにした内容のようである。去年お会いしたときに、栗山さんの新しい小説が出そうなので、出たら送ってくださるとのことだった。奥付を見たら、2008年9月20日初版印刷、9月30日初版発行となっていた。出たばかりである。英語で言えば、まさに、hot from the press である。Tさん、ありがとうございました。
栗山章さんはぼくの最初の2枚のLPレコードのディレクターだった人。その後、小説家に転身し、長い間ニューヨークに住んだ。現在は一時帰国しているようである。2001年9月11日、彼は現地で世界貿易センターの崩落を目撃したはずである。蛇足ながら、タイトルの中の「名前」を「名」にするとリズムがよくなるように思えるが、どうだろう。あまりリズミカルでないほうがいいのかも。
遅くなって、佐久市でのコンサートに向けて練習。ロイ・オービソンの高音の歌声を聞き続けたせいか、今まで出なかった高音が歌えるようになった気がした。そんなことがあるものだろうか。
翻訳は明日送りたいが、無理かもしれない。
September 24, Wednesday 2008
土曜日以来のオーリアッド。9時過ぎ、「こんばんは」という声と共に革ジャンを着て、ヘルメットをかぶり、ゴーグルをつけ、首にはスカーフを巻いたライダーが入ってきた。顔がまったく見えない。年齢は35歳ぐらいか。
オートバイに乗っている何人かの知り合いの顔を思い浮かべたが誰だかわからない。ヘルメットとゴーグルをとったら、原田技研の原田さんの顔が出てきた。年が明けたら70歳になるという。若い!驚いた。
猫の話から、教会の話になり、高校時代、英語の勉強のために岡谷の教会へよく行ったものだという話をしたら、原田さんは同じ頃その教会の信者だったとのこと。洗礼は諏訪湖で受けたとのこと。おそらく、その教会で何度か会っているはずである。ぼくが16で原田さんが23歳のころ。不思議な縁。
午後、一応確定した107曲分の歌詞を送る。あとは、その翻訳のみ。大部分はできている。できるだけ早く、終らせたい。大変だけれど楽しい作業。
California Blue に続いて、もう1曲いい歌を見つけた。We'll Take the Night. ロイ・オービソン恐るべし。若いころのロイよりも、歳をとってからの彼のほうが断然好きだ。
マイケル・ホフマンから絵葉書が届いた。展覧会の案内だった。
マイケル・ホフマン 内なる邂逅
Michael Hofmann Intimate Encounters
Oils and Collages
2008 9/29〜10/5
10AM〜5PM
Honen-in 法然院講堂
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町 30
もし時間がつくれたら、展覧会が終るまでに、京都に行きたいが、どうだろうか。
September 23, Tuesday 2008
お彼岸のお中日。朝食後、裏山へ墓参りに。庭に咲いている百日草と秋明菊(シュウメイギク)を供え、線香を立て、般若心経を唱えた。百日草と秋明菊で、お墓が明るくなった。
墓参から帰って家に入ろうとしたら、ほったらかしにして伸びきった芝生が目に入ってきた。翻訳が終ったらと思っていたが、あまりの伸び放題に、家に入る前にガレージへ行き、芝刈り機を出してきた。一気にやると疲れるので、今日は3回にわけて刈った。きれいになった。
5時、宮所コミュニティセンターへ。6部落の分館役員と駅伝大会の選手が集まった。10月19日の町内一周駅伝大会に向けての団結式。その中で、長年、長野県縦断駅伝大会の上伊那チームの選手として長年活躍してきた上島元辰さんに講演をお願いした。いいお話だった。また走りたくなった。
団結式のあと、練習コースを全員で下見。軽く走るとのことだったが、速い速い。ぼくは最後にたどり着いた。これから週3回の練習がある。できるだけ参加して、選手と一緒に走ってみようと思っている。
FM軽井沢の小森さんからメールがあった。彼は一度、信越放送(SBC)に勤めていたころ、わが家まで取材にきてくれたことがある。その後、SBCを辞め、青年海外協力隊に参加し、パプアニューギニアへ行った。安定した仕事を辞め、未知なる世界を求める心意気に共感したことを覚えている。
2年ほど前に帰国して、今はFM軽井沢で働いているとのこと。今週末の佐久市でのコンサートのあと取材したいとのメールだった。パプアニューギニアでの話を聞くのが楽しみ。
September 22, Monday 2008
昼過ぎ、ブックレットの訳を送る。ロイ・オービソンのボックスセット。単純に換算して、原稿用紙150枚以上あった。あとは歌詞の訳。ある程度は済んでいるが、聞き取りがまだ充分にできていないものがある。できたら、今週木曜日までには終らせてしまいたい。
というのは、土曜日には佐久市でコンサートがある。最近は寝不足が続いているが、万全の体調で臨みたい。今日の午後、電話がかかってきて、佐久でのコンサートの詳細がわかった。御代田町かと思っていたら、佐久市とのこと。会場の「なんだ館」は、個人が私財を投じて建設したものとか。サブタイトルも、主催者が、ぼくの過去のものを見て決めてくれた。
三浦久フォークコンサート
―今、伝えておきたいことがある
日時:2008年9月27日(土)開場18:00 開演:18:30
会場:なんだ館(佐久市岩村田2329-1)
チケット:2000円
問合せ:email: siorisou@circus.ocn.ne.jp
tel: 0267-88-5010
なんだ館ホームページ:http://www.nandakan.com/
September 20, Saturday 2008
昨夜失ったファイルは結局出てこず、朝からやりなおし。お昼までには、失った部分をなんとか書き直した。但し、いくつかの表現は昨夜書いたものに及ばない気がしないでもない。「逃がした魚は大きい」の類か。
ジョン・クーンズに招待されて、4時からのパーティに参加するため松本へ。彼のお父さんを迎えてのパーティ。4時からといってもアメリカ式なので、一斉に乾杯して、万歳で一斉に終るというものではない。4時少し過ぎて到着したときには、まだあまり参加者は多くなかったが、面白い人と出会った。Jさんというその人は、長年インドに滞在し、ラジネーシのもとで修行をしたとのこと。現在は松本で、木工をしながら、畑を耕し、瞑想をしているという。こういう人に会うとほっとする。ラジネーシ、クリシュナムルティ、グルジェフなど、時間があったらもっと話したかった。6時までにはオーリアッドに戻らなければならないので、40分ほどしかいられなかったが、行ってよかった。Thanks, John.
オーリアッドに着いたのは6時20分。昨夜ほとんど眠ってないので、しばらく仮眠をとるために2階へ。うとうとしたところを起こされた。「お客さんが来た」とのこと。下りていくと、Nさんが丸テーブルのところに。友人が書いたという小説をいただく。「難しくて何が書いてあるかわからないけれど、読んでもらって感想を聞きたい」とのこと。タイトルからして難しそう。『懐身の重量』。
先ずぼくが歌う。「シスター・ローザ・パークス」「I Have a Dream」、それに大月高志さんにサポートをお願いして「サンタバーバラの夏」と「一通の手紙」。大月さん、今夜は歌からと、「誕生」。何度もこの歌を聞いているが、バンドではなく、ピアノの弾き語りの「誕生」が説得力を増している。続いて藤森和弘さん、いつもの「人生に勇気」から。但し、今日は、Blowin' in the Wind の一節を含んだ「人生に勇気 part 2」。続いて、久々登場の祖山春夫さん。尺八独奏。近々、甥か姪の結婚披露宴で演奏するという長持ち歌。秋の夜には尺八の音がよく合う。続いて大月さん、リクエストに応えて「カノン」。盛大な拍手。ここで前半終了。
後半、先ずぼくが「祈りの歌」。そのあと、藤森さんが、明日の午後9時からテレビで上映されるという映画の主題歌「男たちの大和」。ピアノのサポート大月さん。迫力のある歌と演奏。そのあと藤森さん「今日は土曜日」「住みなれたこの町で」。次に、休憩時間前に入ってきた新人、小澤聖さん。ゴスペルを2曲。「君は愛されるために生まれた」「君だから素晴らしい」。彼の魅力はなんといってもその声。癒される。祖山さん「秋田追分」「小諸追分」。赤羽真理さん「鹿のように」「旅人の木」、そして「千両梨の実」。
最後のセッション。まず藤森さんと二人で We Shall Overcome。続いて、赤羽さんに加わってもらって、3人で Amazing Grace。これで本日の飛び入りライブ終了、と思ったら、祖山さんが尺八で Amazing Grace を吹き出した。ギターを合わせてみたら、キーは F 。ちょっと高いが歌えないことはない。そこで、尺八伴奏つきの Amazing Grace を最後に歌うことに。これが実によかった。祖山さんは来週も来てくれるようである。
September 19, Friday 2008
閉店後、オーリアッドから翻訳中の原稿をメールで自宅へ送ろうとしていたら、突然「保存」の印が出た。思わずクリックすると、全部消えてしまった。「保存」を押したので、どこかに保存されているだろうと思い、いろいろ試みたが、出てこない。
パソコンを家に持ち帰り、長男に電話し、隠れているファイルを探しだす方法をいくつか教えてもらって試したが、どれも駄目。
3時過ぎ、諦めて寝ることに。というわけで、日記が書けなかった。(Written on the evening of Sept. 20)
September 18, Thursday 2008
朝から小雨模様。午後、雨の中、敬老会招待状と、琴や詩吟の会などの代表者へ演奏依頼文を配る。小さな村ながら、坂を上ったり下ったり。休憩時間を入れて、2時間。少し疲れた。
7時から、6部落の分館役員が集まり、駅伝大会に向けての会議。ありがたいことに選手はなんとか確保できそう。
オーリアッドに入ったのは、9時過ぎ。CDラックを見ていたら、The Essential ROY ORBISON があった。これはありがたい。今進行中の仕事の参考になる。disc one を聞く。1曲目、Oh, Pretty Woman。
家に戻り、仕事を再開しようとしたが、眠くて仕方ない。やはり、午後村の中を歩き回ったのがこたえたようだ。
September 17, Wednesday 2008
午前中、翻訳の合間を縫って、敬老会開催のお知らせの文章をつくる。意外と時間がかかる。明日は、それを封筒に入れ、該当者宅にお配りすることに。
夜、土曜日以来初のオーリアッド。その間、庭に出ることはあっても、外に出ることが一度もなかった。そのせいか、オーリアッドに入ったときには、ちょっと新鮮に感じた。
身体も頭も疲れている。こういうとき聞く音楽は、あまりヘビーでないものがいい。ケブ・モー、そしてトニー・ジョー・ホワイト。
商工会支部の会計の方が、先日の公園清掃の際に使ったビーバーの燃料代として500円を届けてくれた。それに、5、6軒の不参加者に対する出不足金徴収のための領収書も。いろんな仕事があるものである。
11時閉店。曇っていて月も星も見えない。
September 16, Tuesday 2008
今日も終日、コンピュータの前。50年代から60年代初期にかけての歌やライナーを訳しながら改めて感じるのは、この頃の歌は短かったということ。ほとんどが2分代で、3分以上のものは少ない。そういえば、ビートルズの歌も初期は短いものが多かった。3分以内に、物語が凝縮されている。スプリングスティーンの歌に「学校よりも3分間のレコードから多くのことを学んだ」という主旨の一行が入っていたことを思い出す。
ぼくは一時期、長いバラッドばかり書いた。歌というよりも、起承転結のある物語である。8分から10分ぐらいのものが多かったが、長いものでは、20分近いものもあった。それらの歌のいくつかは今でも歌うし、長い歌を書く時代があってよかったと思っている。しかし、最近は短い歌を書きたいと思っている。ぼくの場合は5分以内であれば短い歌。最近の「祈りの歌」はおそらく4分以内だろう。
T先生からいただいた New Orleans のDVDを見たいが時間がない。芝生も伸び放題伸びているが、これも待ってもらうより仕方ない。
September 15, Monday 2008
文字通り終日コンピュータの前。疲れると庭に出てストレッチをしたり、歩いたり。掲示板にも書いたが、今朝キクイモの花が咲いているのに気づいた。菊の花とは少し違うが、大きな黄色い花である。キクイモとは菊芋だったのだ。
同じ花がたくさん同じ場所に咲いているのもきれいだが、一輪、ひっそりと咲いているのもいいものである。
今日は敬老の日。本来ならば、分館長として今日、敬老会を開催すべきだったが、介護予防センターの竣工を待って、来月行われることになった。これからその準備に追われることになる。町内一周駅伝の準備もある。しかし、分館長の仕事としては、このふたつが終れば、あとは文化祭を残すのみ。昨年よりはずっと楽だ。
ライナーを訳していて、ロイ・オービソンが、多くのミュージシャンに尊敬されていたということを知る。ボノ、スプリングスティーン、ジョージ・ハリソン、トム・ウエイツ、チャック・ベリー、クリス・クリストファーソン・・・。挙げはじめたら切りがない。
Bono をクリックすると、ボノがオービソンについて語る映像を見ることができます。そして1988年にボノがプロデューサーを務めた She's A Mystery to Me の制作の裏話も。オービソンも途中で出てきて、ロンドンでU2のコンサートを見たときの印象を語っています。先ず奥さんと子供たちがU2を気に入ったみたいです。
September 14, Sunday 2008
中秋の名月。一茶の中秋の名月を詠んだ句に「名月をとってくれろと泣く子かな」がある。今宵の満月も、手を伸ばせばさわれそうなくらいに大きかった。目で見ると大きなお月様も、写真に撮ると豆粒のように小さくなってしまう。ススキやお団子を飾って月を眺める余裕はないが、この時期の満月を見ると、越し方、行く末、いろんなことを思う。人生の節々に眺めた月を思い出す。
午後、区の仮設公民館へ。委員会と慰労会。いよいよ介護予防センター竣工が間近になった。おかげさまで、多くの方々の協力により、立派な建物ができつつある。今日はお酒を飲んではいられないので、慰労会は30分ほどで中座させてもらい、家に戻る。仕事の続き。
一茶とくれば、すぐ思い出すのが、
信濃では月と仏とおらがそば
である。山頭火は、おそらくその句が念頭にあったのだろう。
なるほど信濃の月が出ている
と詠んでいる。調べてみたら、山頭火には月を詠んだ句が多い。
よい湯からよい月へ出た
まこと山国の、山ばかりなる月の
月からひらり柿の葉
落ちかかる月を観てゐるに一人
寝床まで月を入れ寝るとする
もう1時をだいぶ過ぎた。ぼくも寝ることにしよう。
September 13, Saturday 2008
今日最初に入ってきたのは原田技研の原田さん。彼のリクエストに応えて「碌山」を歌う。その後、原田さんの聞いたことがない歌をと「花語らず」。そして、5千本のイチゴの苗を植え、子供たちに開放したいと考えている原田さんのために「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」ならず、「フィールド・オブ・ドリームズ」を。途中から大月高志さんにピアノのサポートをお願いする。
赤羽真理さん、「私を待つ人がいる」「人生の海の嵐に」と、おなじみの歌のほかに、聞いたことのない歌。歌う前の彼のMCがよく聞き取れなかったが、聖書のことば、あるいは祈りのことばに、最近曲をつけたもののよう。大月さん、原田さんの娘さんと同級生だったとのことで、中学時代の思い出話をしたあと「カノン」と Merry Christmas, Mr. L。それを受けて5人の子供のお父さんである原田さんの、どんな方針で子供たちを育てたか、などの含蓄あるお話し。
後半は、ぼくが8月末の「サマータイム・コンサート」で歌った「一通の手紙」と「サンタバーバラの夏」を大月さんのサポートで。暮れの年末ライブに向けて歌いこんでおきたい歌。そして「祈りの歌」。赤羽さん「ホーボーズ・ララバイ」「旅人の木」。そのあと「千両梨の実」。今夜のハイライト。特筆すべきは、大月さんのサポートがピアノではなく、ギターだったこと。盛大な拍手。最後に、これまた大月さんのギターのサポートで、赤羽さん「おどろくばかりの」。
その後、しばし歓談。原田さん曰く、「大月さんはギターも上手いねー!」。
September 12, Friday 2008
アメリカの選挙戦も投票日まで2ヶ月を切り、mudslinging(泥仕合)の様相を呈してきた。日本ではちょっと考えられないが、テレビのCMを使って、互いを攻撃している。どうも共和党のほうがそういうやり方に長けているようだ。言葉尻をとらえて、中傷しあうのは子供のケンカのよう。
アラスカ州の知事サラ・ペイリンの副大統領候補指名の効果もあったのか、現在、世論調査の結果はマケインが逆転し、2ポイントリードしている。テレビ中継のディベートが始まれば形勢は変わるだろうが、少し心配。More of the same の4年間では希望を持ちづらい。
日本では、少なくともテレビは、自民党の総裁選で大賑わい。自民党も共和党に似て、したたか。
夜、オーリアッド。久々に忙しい日。初めてきたお客さんも何人か。最後はT先生。天風さん、村上和雄さんの話で盛り上がる。先生からDVDをいただく。ルイ・アームストロング主演の New Orleans 。今は見ている暇はないが、早く見たいものである。
September 11, Thursday 2008
昼過ぎ、メールをチェックしたら、hendahenさんからメールが入っていた。「大工哲弘さん徹子の部屋に出演中」と書かれていた。すぐ階下におり、テレビをつけた。懐かしい顔に、懐かしい声。途中からだったが、ぼくが知らない子供の頃の大工さんの話も聞けた。
その後、hakuba-doujiさんからメールが入る。「面白い記事が見つかりましたので転送します。よもや買うことはないと思いますが」とあった。URL をクリックしたら、若い頃のディランがハーモニカを吹いている記事が出てきた。ディランが実際にコンサートで吹いたC, G, D, F, A, B, E の7本のハーモニカがセットで25000ドルで売りに出されるという。
Yes - real, certified, saliva-laden Dylan harmonicas are going on sale via instrument-maker Hohner. For just $25,000 (£12,500), you may lay hands on a set of seven Marine Band harmonicas that were personally played by Dylan.
証明書つきの本物の、ディランの唾のついたハーモニカが、ハーモニカメーカーのホーナーを通して売りに出されます。ちょうど25000ドルで、ディランが実際に吹いた7本のマリンバンドのセットを手に入れることができます。
ディラン・フリークを自認していますが、お金がないので買いません。あってもおそらく買わないでしょう。買いたい人は、次をクリック。dylanharps
夜、オーリアッド。今夜はジブランの会。
Roy Orbison の California Blue が頭から離れない。
September 10, Wednesday 2008
朝が涼しくなった。寒いくらい。昨夜から夏布団の上に毛布を一枚かけた。昨夜、というか今朝、3時にベッドに入った。頭が冴えて寝付けない。しかし、しばらくして、夢を見て目が覚めたので、いつの間にか眠っていたようだ。
広い大きな部屋。30畳はある。5、6人分の布団が敷いてあって、どの布団にも誰か眠っている。誰かはわからないがミュージシャンの友人もいるようだ。ぼくも寝ようと、布団を探したが、ない。ぼくの布団が、ない。廊下にあるかと廊下に出たが、廊下にもない。うろうろしているところで目が覚めた。
いやにリアルだった。うむ、何かを暗示しているのか。締め切りが近くなって、おろおろしているのかな。よく分からない。
今夜は、早く寝ようと思っていたが、もうこんな時間になってしまった。午前0時50分。
■
*9月8日の日記に「またこのページから世界中の人が投稿する猫の写真を見ることができます」と書いたところ、「どうしたらいいですか」というメールが入りました。
1.先ず、Sophi&Phoebe3 をクリックして下さい。
2.ページが出たら、少しスクロールダウンして、右側のフレームの find similar albums を見つけて下さい。
3.その下に、This album is filed in pets and cats. とあります。その cats をクリックして下さい。
4.member's choice(会員が選んだ写真), most viewed in cats(もっとも見られた猫の写真), most recent in cats(もっとも最近投稿された猫の写真), most downloaded in cats(もっともダウンロードされた猫の写真) といくつかのカテゴリーがあって、その右の more をクリックすると、もの凄い数の猫の写真が出てきます。
5.そうそう、今気がつきました。こんな回りくどいことをしなくても、cat の URL を貼り付ければいいですよね。http://pets.webshots.com/tag/cats
6.みなさんの猫の写真も、投稿してみてはいかがですか。
7.Have a good time!!
September 9, Tuesday 2008
朝、病院へ。月一度の定期検診。今まで検診は10時半からだったが、今日から1時間早めてもらった。検診と気功のレッスンがかち合うと、10時半だと間に合わない。検診の結果は問題なし。時間を早めることによって、何人かの人に久しぶりに会う。
午後は翻訳。夜は、10月19日の町内一周駅伝大会に向けて、中部ブロックの分館長会議。練習日など、いろんな案が出たが、結局、例年どおりということに。
家に戻って再び、翻訳。大変だが楽しい作業。California Blue がよかった。ロイ・オービソンの円熟した声が素晴らしい。若いときのオペラティックな声より、このほうがぼくは好きだ。ロイが歌うこの歌を YouTubeで聞くことができる。カリフォルニアを遠く離れ、カリフォルニアの青空を、青い海を、懐かしむ歌。
Working all day and the sun don't shine
Trying to get by and I'm just killing time
I feel the rain fall the whole night through
Far away from you, California blue
September 8, Monday 2008
今日はどこにも出かけなかった。文字通り終日、翻訳の仕事。時おり、庭に出て猫と遊ぶ。
猫といえば、先日、今年撮ったソフィーとフィービーの写真の中からいくつか選んで、Webshots というサイトにアップしました。最初は雪の中の写真で、徐々に季節が変わっていくのがおわかりになると思います。先ほど見たら、Views: 851 Downloads: 63 となっていました。今までの中で一番速いスピードです。ダウンロードは今まで、ずっと 1 でしたが、ここにきて急に増えました。
猫の好きな方は是非ご覧下さい。Sophi&Phoebe3
トップページが出たら、右上の枠の中の slideshow をクリックすると便利です。またこのページから世界中の人が投稿する猫の写真を見ることができます。
September 7, Sunday 2008
午前8時、ビーバーを持って宮木公園へ。商工会宮木支部による草刈り作業。オーリアッドも宮木支部の会員だが、今まで一度もこの種の作業に参加したことはなく、出不足金を払ってきた。今年は順番で理事なったとのことで、参加することに。宮木公園の中に入ったのは何年ぶりだろう。作業は一時間ほどで終了。初めて会う方々とも言葉を交わし、それなりに有意義であった。そのあとオーリアッドへ行き、裏の草を刈る。かなり伸びていた。
その後、家に戻り、翻訳。夜までに、途中挿入されていたコメントなどもすべて一応訳し終える。これから歌詞の決定と翻訳を進めなければならない。
ジョン・クーンズから久しぶりにメールが入った。ほたる祭りライブの時に歌った I Have a Dream をもとに、サンプル映像を作ったとのこと。歌の部分が少ないし、継ぎはぎをしていて、聞きづらいところもあるが、結構面白い。これはあくまでもサンプルなので、最終的にはもう少し長くなるだろうと思う。オバマ氏の民主党大会での演説の一部もできたら入れたいとのこと。さてどうなるか。
September 6, Saturday 2008
最初に入ってきたのは藤森和弘さん。指定席の1番テーブルへ。次に入ってきたのが、RI-CHI&MOTE のMOTEさんこと茂木さん。リイチさんと臼田町から一緒にくると思っていたので、ちょっと驚いた。臼田町出身、横浜在住とのこと。昔のバンド仲間と演奏するために、3時間半かけて横浜から駆けつけてくれた。
藤森さんにトップバッターをお願いする。「人生に勇気」から「小さな幸せ」まで4曲。最初の曲には今夜も We Shall Overcome のファースト・ヴァースが挿入されていた。「英語耳」があるに違いない。正確な発音。次に、リイチさんがまだ到着していなかったので、茂木さんにソロでお願いする。「星に願いを」などインストラメンタル2曲。素晴らしいギターの音色。日本に一台しかない手作りギターとのこと。3曲目はオリジナルの弾き語り。次にぼくが「一通の手紙」など3曲。秋になるとこの歌を歌いたくなる。
昨日鍬の柄に寄りかかり
色づき始めた裏山を眺めていると
郵便屋さんが自転車に乗って
一通の手紙を届けてくれた
続いて、RI-CHI & MOTE のお二人。「月の光」「淡い想い」「恋の行く果て」など4曲。基本的に、リイチさんがボーカルとギター、茂木さんがリードギター。1曲「淡い想い」だけ茂木さんがボーカル担当。いずれも作詞茂木さん、作曲リイチさん。2年半ぶりに合わせたとは思えないほどに息が合っている。
この時までに、客席には珍しいお客さんもお見えになり、だんだんと盛り上がってきた。赤羽真理さん、「薔薇は憧れ」「旅人の木」、そして大月高志さんのサポートで「千両梨の実」。大月さん、先ず書いたばかりの新曲。タイトルはまだないらしい。深く心に染み入るメロディ。続いて Merry Christmas, Mr. L。
藤森さん、「今日は土曜日」と、久しぶりに「水鏡」。後者は、オーリアッドを再開するまで知らなかった歌だが、いい歌である。ぼくが、大月さんのサポートで「千の風」と「祈りの歌」。RI-CHI & MOTEさん、「雪」と「愛美(あみ)」の2曲。最後に赤羽さんと大月さんとぼくのユニットで Amazing Grace。客席のみなさんにも歌詞カードをわたし、一緒に歌ってもらう。
6時にお店を開けたときからイヤに蒸し暑かった。しばらくしてもの凄い雨。集中豪雨。最初、歌い手もお客さんも出足が悪く、どうなることかと思ったが、 とてもいいライブになった。感謝。
September 5, Friday 2008
朝から翻訳。昼前、ジョン・マケインのアクセプタンス・スピーチを見る。昨日のペイリンとは違い、それほど攻撃的ではなかった。マケインはいい人に違いない。しかしスピーチは、長い割には、内容も盛り上がりも欠けていた。
ブッシュ大統領と距離を置こうとしていることがありあり。現アメリカ合衆国大統領というような表現が冒頭に一度あったが、名前は一度も出てこなかった。同じ党の大統領と副大統領が欠席した党大会も実に不自然。ハリケーン被害は大きくなかったわけだから、顔を出すことぐらいはできたはず。
すでに何度も聞いたベトナム戦争で捕虜になった話も繰り返された。その戦争の原因がなんであったかを考えれば、そんなに自慢できる話でもないと思うが。彼のスローガンのひとつが The Country First。自分のことは二の次にして国のことを第一に考えるというのだが、世界の中でアメリカを優先するともとれる。世界の警察としての強いアメリカ。問題はそこにあったと思うのだが。
午後2時過ぎ、オーリアッドへ。排水管が詰まってしまい排水が漏れる。一度は自分で管を買ってきて直したが、やはり駄目だった。業者に頼むことに。排水管の詰まりを直してもらう。排水管のサイズも合っていないとのことで、交換してもらうことに。
夜、再びオーリアッドへ。しばらく前からお店のコンピュータのマウスの調子が悪かった。昨日とうとう使えなくなった。今日、家人が隣町へ行った帰りに買ってきてもらった。LEDの赤い色はつくが、カーソルが動かない。説明書を読み返し、最初からやりなおしたが動かない。パッケージを見たら、小さく Vista用と書かれていた。
今夜はロイ・オービソン。
September 4, Thursday 2008
共和党の党員大会がミネソタ州セントポールで開かれている。アラスカの女性知事が副大統領候補に指名されなければ、テレビを見ることはなかったが、今日彼女が受託スピーチをするというので、お昼前、興味をもって見始めた。
5分と見ていられずテレビを消し、仕事に戻る。彼女のスピーチには内容もなければ品もなかった。ただ皮肉で尊大な口調でオバマを攻撃するだけ。顔つきには軽蔑の色がありあり。ヒラリーがどれほどエレガントに思えたことか。
先ほど、CNNのサイトの投書欄を見ていたら、多くの人が同じように感じたようだ。
「彼女のスピーチを5分聞いて、耐えられずTVを消した」「ペイリンのスピーチを聞くまで、誰に投票するか決めかねていたが、今夜、オバマに投票することに決めた」「彼女のスピーチを聞いていて気分が悪くなった。彼女のスピーチは不愉快で、偽善的で、嫌味だった」など、いろいろあった。こんな率直なものもあった―「この女をホワイトハウスに入れるな。彼女のスピーチはあまりにも下品だ」。
Google Chrome は昨日一日だけで、今日からまた Mozilla Firefox に戻った。ぼくにはこっちのほうが使いやすい。
夜、オーリアッド。久々にケブ・モーを聞く。よかった。
September 3, Wednesday 2008
終日、翻訳。夜、オーリアッド。ライナーは、メインの部分のラフの訳が終わり、あと、挿入されているコメントなど訳す必要がある。問題は、ライナーのあとの対訳。先ず100曲以上の英詞を確保しなければならない。かなりの部分はインターネットで見つけることができるが、未発表曲など、まったく手がかりのないものがある。こうなると、聞き取りをしなければならなくなり、時間がかかる。
ぼくはかなりの新しもの好きのようだ。Google のブラウザ Chrome をダウンロードした。すでに Mozilla Firefox を使っているので、必要ないかとも思ったが、「Webの体感速度を劇的に速める」というコピーに反応した。結果は、それほど劇的ではないにしろ、速く、そして使いやすくなった気はする。今の時点で問題は、小さな文字を拡大する方法が分からないこと。どこかにその機能があるはず。
September 2, Tuesday 2008
今日が気功の日だということをすっかり忘れていた。11時前に家人から言われて、気分転換にいいだろうと、急いでパークホテルへ。朝起きたときから左目がかすんでよく見えなかった。1時間の気功のエクササイズのあと、かなり良くなった。集中的に左目に気を送った効果があったようだ。鼻の通りも良くなった。
温泉に入りたかったが、時間がかかるし疲れるので、レストランでお昼を食べるだけに。家に戻り、仕事再開。締め切りに間に合うかちょっと心配になってきた。急がねば。
夜になってもかなり蒸し暑い。
September 1, Monday 2008
朝から、翻訳。午後、身体を動かすべく、スイミングへ。あまり動かしすぎると疲れるので、今日は100メートルだけ。サウナに入って、近くのスーパーへ。
秋刀魚が一匹99円。中年の女性が、氷水の中に並べられている秋刀魚をトングでつかんで、ビニール袋に入れている。いきのいい見事な秋刀魚である。それを見て、ぼくも生まれて初めて、スーパーで、生の魚をビニール袋へ入れた。今までそうしたことがないのは、魚の生臭いにおいが苦手だから。
夕食に早速焼いてもらう。美味しかった。
夕食後、少し横になるつもりが、目覚めたら12時近く。5時間近く眠ったことになる。
眠っている間に首相が辞任していた。どうなってるんだろう。去年の秋といい、今年といい。二人とも元首相の息子。去年ほど驚かないのは、免疫ができたのか。好き嫌いは別として、彼らの前の人はしたたかだった。