OREAD Diary
March 1〜31, 2008
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March 31, Monday 2008
何はともあれ、一年間の区長の任務が今日をもって終わった。長い旅が終わり、背中の荷物をおろした気分。ほっとしている。帰家穏座。
この一年、もっとも印象に残っている出来事は、放置自動車の一件。「ナンバープレートがはずされた車が徳本水の駐車場に放置されている」と連絡を受けたのは6月9日の朝のこと。2日後、警察から車体番号からもとの持ち主がわかったが、外国人ですでに出国しているとの連絡を受ける。
最終的にそれを撤去できたの8月3日のこと。その間、2台目の自動車が放置されたり、怪しげな電話がかかってきたり、不安が加速された。そのつど、役場や警察へ足を運んだ。
しかし、振り返ってみると、極めて有利な条件で、区の介護予防センターが建設されることになったのは、その放置自動車に端を発している。昨日、人間万事塞翁が馬という故事に言及したのはそのためである。何がいいか何が悪いか、わからない。一喜一憂することなく、やるべきことをやるより仕方がない。ディランも歌っている―
All ya can do is do what you must
You do what you must do and ya do it well
できることはただ、しなければいけないことをするだけ
しなければいけないことを、最善を尽くして
March 30, Sunday 2008
午前10時から会計監査 at 公民館。午後2時からお寺で檀徒総代会。午後7時から区の臨時委員会。最後の最後までこんなに忙しいとは思わなかった。
しかし、得がたい体験をさせてもらっている。かえりみれば、昔から、煩わしいことには、できるだけ関わらないようにしてきた。ここにきて一気にその「反撃」を受けている。その「反撃」の中、多くの方々に支えられて明日の任期満了を迎える。ありがたいことである。
この一年で学んだもっとも大きなことは「人間万事塞翁が馬」ということ。この「人間」は「じんかん」と読み、世間と同義語のよう。まだまだ、日日是好日、晴れてもよし、曇ってもよしという境地にはほど遠いが、この一年の体験は、今後の人生に大きなインセンティヴを与えてくれた。
昼過ぎから降り始めた雨が真夜中になっても降っている。静かな夜。
March 29, Saturday 2008
静かな飛び入りライブ。先ずぼくが「父よ」などを歌ったあと、藤森和弘さん、20歳のころに書いたという「片想い」など。前回キーが高すぎたのでそのことを指摘したが、今日はキーを下げて歌った。ちょっと下げすぎた感が。歌う前、20歳の男性の脳内イメージについてのMC。
上條紀幸さん、自分で打ち込んだMDプレイヤーの演奏に合わせて「詩吟春秋」と「雪と嵐と静寂と」。前者は作詞はお知り合いの高木美恵子さん、作曲上條さん。後者は作詞作曲ともに上條さん。つぎに以前会社で一緒にコーラスをやっていたという藤森基行さんとのデュエットで「燈台守の歌」「早春賦」など。
ラウンド2。藤森(和)さん「小さな幸せ」など。この歌のセカンド・ヴァースには愛音ちゃんを連れて隣町に住む「お袋」に会いに行くところがある。今週中ごろの市民新聞の読者文芸欄に次のような短歌が掲載されていた。
年の瀬に愛音ちゃんの呉しチューリップ
南天一枝の根締めに活けぬ
上條さん、「埴生の宿」などのピアノ独奏のあと「ふるさと」。詞は高木さん、曲は上條さん。辰野町の沢底の福寿草など、四季の自然が歌われている。沢底は福寿草と道祖神の里として知られている。藤森(基)さん、藤森(和)さんの「おまえの歌が聞こえる」に触発されて、「かあさんの歌」。先日おかあさんの三回忌をすませたばかりとか。
ぼくの「千の風」「新しい光迎えよう」のあと、赤羽真理さん、「人生の海の嵐に」「旅人の木」、そして「千両梨の実」。藤森(和)さん、「旅的途上」「住みなれたこの町で」。最後に赤羽さんとぼくで「アメイジング・グレイス」。
その後しばし歓談。ぼくが写っている写真はすべて taken by K. Fujimori. Many thanks.
March 28, Friday 2008
時間は実に不思議。区長の任期が終るまであと一週間となって、急にゆっくり進み始めた。そしてそのスローな時間の流れの中、最後の最後までしなければいけないことがある。今日も、高齢者運転講習会参加者の名簿と区の有害鳥獣対策の現状についての報告書を役場に届ける。
今、タイプを打ちながら驚いている。一年前、「有害鳥獣」という言葉はぼくのヴォキャブラリーになかった。それまでぼくの口は「ゆうがいちょうじゅう」と発音したことはなかった。今、それがすらすらと口をついて出る。「電柵(でんさく)」もしかり。
一日ぶりのオーリアッド。開店後しばらくして、ひとりの区長さん。彼の区でも介護予防センターの建設が予定されていて、いろいろ質問を受ける。その後、コーヒーを飲みながら四方山話。彼との出会いは、この一年の収穫のひとつ。
遅くなって、少し歌の練習。今はまったく歌わない「漂泊の友」を歌ってみる。1969年の夏、サンタバーバラから帰るために乗った客船で偶然出会ったジム・ジャンブローニに捧げた歌。1番はなんとか歌えたが、2番以降は思い出せない。どこかに歌詞があるはず。また歌ってみようかな。
ジム・ジャンブローニの人懐こい笑顔が目に浮かぶ。
友よ、君は旅を続ける
ふるさとさえも捨ててしまい
埃にまみれて歩いて行く
君は何を求めているのか
せめて今夜は靴を脱いで
ここに泊まっておいでよ
そして君の悲しみを
ぼくに聞かせてくれないか
旅がしたくなったな。
March 27, Thursday 2008
区長の仕事はなかなか終らない。朝、区の規定により、弔電を打ち、午後2時、葬儀会場へ焼香に。そのあと、社会福祉協議会評議員会議に出席。
オーリアッド臨時休業。諏訪のホルツはつしまへ。LSEC (Lake Suwa English Club)の会場のホルツはつしまが改築のために取り壊されるとのことで、思い出会が開かれた。この学習会は25年も続いていて、ぼくの知らない方もいた。最高齢者は80歳。酔ううちに現会長秋澤さんの名司会で、楽しい会になった。
ぼくがこの会にかかわったのは、数年前から。ぼくの前の先生は『森の生活』(岩波文庫)の訳者であり、シェイクスピア研究家の飯田実先生。先生が体調を崩されてから、ぼくがバトンタッチすることに。今後はしばらく岡谷のイルフプラザ内の施設で継続される予定。
諏訪への往復の間、久々に『千の風』を聞く。リリースしてからかなり時間がたったので、客観的に聞くことができる。今だったらこうは歌はないだろうと思うところもいくつかあったが、悪くない。最近あまり歌はない「父よ」や「丁度よい」が新鮮に響いた。
March 26, Wednesday 2008
帰省していた長男が、サンデッキに猫がいるといって撮ってくれたのが下の写真。可愛い猫である。ぼくが4,5歳のときに、裏山についてきて迷子になった「たまちゃん」に似ている。
最近「たまちゃん」の歌をよく歌う。たまちゃんの生まれかわりかも。少なくともたまちゃんの遺伝子をもった子孫である可能性はある。かなり近くに行くまで逃げないところを見ると野良猫ではないようだ。
ソフィーとフィービーも「たまちゃん」に興味津々。
遅れて8時近くになってオーリアッドへ。しばらくして歌うお客さんが二人。ぼくもいくつか歌う。楽しいひととき。
明日は臨時休業。諏訪の英語教室(LSEC)の会場を長い間提供してくださったレストランが改築のため取り壊されるので、その想い出会。ぼくが教え始める前からの方もいて、大勢参加されるとのこと。4月からは別の会場になるようである。
March 25, Tuesday 2008
午前中、定期検診のため病院へ。特に問題なし。
介護予防センターができるまでの間、公民館に替わる施設としてプレハブを建てる必要がある。午後、プレハブ建設予定地の地権者に再度確認のお願いに行く。6ヶ月はお借りすることになるだろう。
夜、レッドソックスとアスレティックスの試合を少し見る。さすがの松坂も、日本での試合で、必要以上に緊張したようだ。最初なかなかストライクが入らなかった。四死球6で、2点を失った。
千葉のイーストさんからのどかな東京湾の写真が送られてきた。ここはぼくが生まれた場所に近いところのようだ。丸山さんからは、春スキーに出かけた乗鞍の写真が送られてきた。
4月11日に予定されていた「三人の会」は、現在呼びかけ人と連絡が取れず、はっきりしたことはわからないが、何らかの事情で中止になったようだ。It could be a fortune in disguise or Sai-o's horse.
March 24, Monday 2008
昨日、区の北端の外灯の傘が落ちているとの連絡を受けた。今朝、電気工事店に電話すると、電柱の番号を教えてほしいとのこと。雨の中、番号を確かめに行く。この種の苦情をこの一年間、いくつ受けたことか。あと一週間。
介護予防センターの修正された設計図ができてきた。午後、区と役場と業者が集まって、最後の検討会。こちらの希望が入れられ、とても使いやすいものになった。更に、玄関ポーチの舗装部分と屋根を50センチ前に出してほしいというA課長さんの要求を、最初はしぶっていた業者も、最後には了承してくれた。その部分を修正し、建築確認の申請を出すことに。
建築にとりかかるまでには、まだしなければいけないことがたくさんある。それでも、いよいよ船が岸を離れ、前に進み始めた感がある。
主として碌山美術館のミュージアムショップに置いてもらっている4曲入りCD『碌山』の在庫がなくなった。offnote の神谷さんにお願いして、千枚増刷することに。4月8日までには出来てくるようである。感謝。
March 23, Sunday 2008
午後3時から、隣村の「がおん伝承館」で三部落の下水道に関する委員会の引継ぎ会。なにやら、ぼくは4月からこの委員会の理事の一人になるたみたい。30分ほどの会議のあと、宴会。実は、昨日は区の公民館で3時から、公民館分館の引継ぎ会。4月からぼくは分館長になるみたい。15分ほどの会議のあと、宴会。毎日毎日宴会。嗚呼!!
昼前に、amazon からトニー・ジョー・ホワイトの The Best of Tony Joe White と The Heroines のふたつのCDが届く。DVD「ザ・ベスト・オブ・ジョニー・キャッシュTVショー」でトニーとジョニーのデュエットで「ポーク・サラッド・アニー」を聞いてから、すっかりトニーのファンになってしまった。まだ全部聞いたわけではないが、なかなかいい。でも、「ポーク・サラッド・アニー」に関してはDVDのヴァージョンがいい。
「猫ちゃん、楽しそう」というメールをいただいた。2匹の猫の性格や行動は違っていて、カーテンボックスに上るのを好むのはソフィーのほうである。今日は、カーテンボックスの更に上まで上った。高所恐怖症のぼくは、下から見ているだけで、はらはら。ソフィーは余裕しゃくしゃく、あくびなんぞしている。確かに楽しそう。
March 22, Saturday 2008
大賑わいの飛び入りライブ。出演順に、丸山俊治、藤森和弘、上條紀幸、川島茂、赤羽真理、三浦久、Hitoshi Karasawa、リイチ、大月高志(敬称略)。
6時開店前に入ってきたのは、上條さん。1月の「三人の会」の公開リハーサルでお会いして以来。暗い話題の多いこの町に、音楽を通して明るいニュースを提供できないか、という彼のアイディアを聞かせてもらう。
丸山さんの「三角広場の桜咲く頃」を聞くのは2度目。17年間一緒に住んだ愛犬への思いが伝わってくる。藤森さん、「小さな幸せ」にじーんとくる。上條さん、自作の「熱燗一本」「春のメルヘン」を自作のMD音源で。昔合唱団に入っていたとのこと。上手い。メロディや声質に合っているのは2番目の歌のように思われる。
川島さんの新曲「ぼくは異国人」は、長野県の中信地区の運転マナーを揶揄した歌。ぼくも常々思ってきた、どうしてみんなウインカーを点けずに曲がるのだろうかと。あるいは、曲がりながら点けるのだろうかと。赤羽さん、名曲「千両梨の実」。そのあとぼくが「その人がこの町に嫁いできた頃」。Karasawaさん、ビバルディの「四季」のインストラメンタル。すわったほうが弾きやすいのでは?
久々登場のリイチさん、まずその安定した歌いっぷりに驚く。3ヶ月のブランクの間に何が起こったのか。さらに、新曲「愛美(あみ)」に驚く。藤森さんの「愛音(あいね)」に「対抗」して書いた歌とか。大月さん、藤森さんと川島さんをサポートしたあと、「カノン」。
その後、しばし歓談。遅くなって、愛音ちゃん登場。愛美ちゃんと愛音ちゃんで記念撮影!先週、愛音ちゃんはオーリアッドの椅子から転げ落ちた。愛美ちゃんも、今夜、転げ落ちた。可愛い似た者同士。
March 21, Friday 2008
午前中、おそらく任期中最後になるであろう回覧板用の文章を作成。4月早々の「せぎさらい」について。
午後1時半から、「第8回お話を聴くひととき」に参加。朗読の会「ひびき」の会員の方々が、前半と後半にわけて、「ふるさと」にまつわる文章を朗読。最後にぼくが歌う。「幼いころ野原には」「薫子」「その人がこの町に嫁いできた頃」「旅立つおまえに」。そしてアンコールで「果樹園の道」。
朗読の会「ひびき」の活動のひとつは、目の不自由な方々のために、町の広報などを録音すること。今日も目の不自由な方が何人かお見えになっていた。そのうちの一人のおばあさんが「アンコール!アンコール!」と叫んでくれた。
夜。オーリアッド。いつもやってくる近所の相撲好きのUさんが、朝青龍が負けて、白鵬と2敗で並んだと教えてくれた。彼は「千代の富士や貴乃花のような強い日本人力士が出てきてほしい」と言う。ぼくは「いい相撲であれば、国籍は関係ない」という。大リーグは外国人選手がいなかったら淋しいものだろう。
ニューメキシコ知事、ビル・リチャードソンがオバマ支持を表明した。合衆国唯一のヒスパニック系知事とのことで、ヒラリーには大きな痛手。最近、民主党の候補者選びは泥仕合の様相を呈してきた。リチャードソンはそんな無益な対立に終止符を打つために、オバマ支持を決心したのかもしれない。
March 20, Thursday 2008
春分の日。小雨が降り、風も強く、肌寒い一日。墓参りは明日か明後日に延期。
夕方まで家で区の資料の最終整理。テプラーを使って、ファイルの表紙と背表紙に区分けのタイトルを付ける。
6時、オーリアッド。今晩は、まずピザ用の生地を仕込む。前回は砂糖と塩を入れるのを忘れた。今回は家人に書いてもらった通り、ていねいに作る。重要なのは、水の量。それによくこねること。今までは若干水が多すぎた。
一時間後、タイマーのベルが鳴り、温水の入った水槽の蓋を開ける。きれいに膨らんだ生地が出てきた。今までで、最高の出来。自画自賛。
後半、明日の「朗読の会」(辰野町ボランティアセンター、午後1時半)で歌う歌の練習。この会は歌ではなく朗読がメイン。10人ほどの人がそれぞれ自分の好きな文章を朗読し、最後にぼくが何曲か歌うことになっている。みなさんの朗読をぶち壊さないように、注意しなければならない。静かな歌がいいだろう。「幼いころ野原には」のような。「俺が生まれて育ったとこは」はちょっと長いし、激しすぎるかも。
11時閉店。外に出ると、まだ小雨が降っている。気温4℃。真冬の−10℃と比べれば格段に暖かいはずだが、なぜか肌寒い。先日とても暖かい日があったせいか。
March 19, Wednesday 2008
先週後半から、区の介護予防センターに関する打ち合わせに忙殺される。今日も午前中役場で、三者(区、役場、建築業者)の打ち合わせ。最初に提示された図面に、区サイドからいくつか変更を申し入れる。いいものができそうである。
昼過ぎから雨になり、夜になるとかなり激しく降った。11時閉店。外に出るとまだ少し降っていた。気温は高く、雪になる心配はなさそう。
昨日、眼瞼下垂症についての本が出版された。著者は松尾清先生。『まぶたで健康革命』(小学館)。2002年にぼくが手術を受けたときの体験談も最後の数ページに掲載されているようである。「・・ようである」というのは、まだ実際にこの本を手にしていないから。肩こり、頭痛、鬱々とした気分に悩んでいる人がいたら、一読をお勧めします。
March 16, Sunday 2008
午後3時から新旧役員の引継ぎ会。そのあと、慰労会。引継ぎ会は済んだが、今月末まで任期があり、あまり解放感はない。現公民館の取り壊し、そして介護予防センターの着工が4月以降にあり、いままで以上に忙しくなる可能性もある。4月からは、歌に専念したい、新しい歌を書きたいと思っていたが、どうなることやら。
夜、ソフィーとフィービーと遊ぶ。猫はしゃべらないからいいと言ったのは誰だったか。確かに。癒されることが多い。二匹でしゃべっているよう見えるときはあるが。
リヴィングのカーテンボックスの上が彼らの新しい遊び場になった。
3月5日発売になったDVD『ベスト・オブ・ジョニー・キャッシュTVショー』への反応がインターネットのサイトに出始めた。「女房を質に入れちゃいけませんが、タバコと酒くらいはやめてでも買うべきお宝です」というコメントがあって笑ってしまった。マーティンのジョニー・キャッシュモデルを持っている藤森さんは、奥さんを質にも入れず、タバコも酒もやめず購入した。果たして彼の反応や如何?
March 15, Saturday 2008
まだ4歳だという愛音ちゃん。さ行の音がまだ上手く発音できない。ぞうさんはぞうちゃんに、かあさんはかあちゃんに。そこが可愛い。「おいちゃん」の藤森和弘さんが「今日は土曜日」など3曲歌ったあと、「とんぼのめがね」「ぞうさん」など。そのあと、藤森さん、「小さな幸せ」。いい歌である。
次に登場は、2年数ヶ月振りに3人一緒に演奏するという香月!。まったくブランクを感じさせない。というよりは、ブランク中も「発酵」を続けていたに違いない。以前にもまして円熟した演奏。印象に残ったのは、新しいジャズ風アレンジの「だるまさんが転んだ」。そして、最後の曲「Ann〜ラストソング」。名曲である。それにアンコールの「コスモス」も。
再来週の土曜日3月29日、香月!は松本のHANAに出演し、4月6日(日)は午後3時から、伊那のかんてんぱぱホールでのアコースティックライブ「ナチュラル」に出演。その後も、今後はそれほど間隔をあけずに一緒に演奏したいとのこと。
後半は、ぼくが「その人がこの町に嫁いできた頃」など歌ったあと、藤森さんが「この命のすべてで」「おまえの歌が聞こえる」など。そして、大月高志さんと栗林秀和さんの「誕生」。ハーモニーがきれいだった。最後は、大月さんの「カノン」で静かに終る。感激した初めてきたお客さんから大きな拍手。
その後しばし歓談。
March 14, Friday 2008
午前10時、ソフィーとフィービーを獣医さんのところへ。三種混合ワクチン接種。あっという間に終る。痛がる様子なし。
1時から役場にて、介護予防センター建設業者選定会議。具体的にはまだ書けないが、いいものができそうだ。
その帰り、放置自転車の防犯登録番号を控え、警察に連絡する。昨日から、徳本水の駐車場に放置されていた自転車。
午後遅く、スイミングから帰ると「警察から、持ち主が特定できたと電話があった」と家人が言う。この一年間は、放置自動車から始まり、放置自転車で終った感がある。終りよければすべてよし。
4月22日(火)の碌山忌記念コンサートと、5月4日(日)あずみの公園早春賦音楽祭への出演を依頼される。またその時期がやってきた。
今日は一日中、春の雨。庭の雪もすっかり融けてしまった。夜になっても雨はやまず、静かな夜。
March 13, Thursday 2008
午前中、ソフィーとフィービーを連れてワクチンを打ちに。獣医さんの駐車場には車が一台も止まっていない。近づいて見ると、木曜定休の札がドアに。明日またくることに。
猫は高いところが好きである。昼過ぎ、ソフィーとフィービーがリヴィングのカーテンボックスに上れるように足場を作ってやる。最初はこわごわ上っていたが、けっこう楽しそう。
午後遅くスイミングへ。4日のうちに3回行ったことになる。さすがに、今日はそれほど疲れなかった。継続は力。
夜は第三分団にて決算と予算承認の会。その後、しばらく慰労会。
その後、他の4地区の区長さんたちとオーリアッドへ。コーヒーと焼酎のお湯割りでしばし歓談。区長の仕事は大変だったが、彼らを含め、多くの方々と出会えたことは得がたい体験だった。
March 12, Wednesday 2008
終日、家人に促され、そして手伝ってもらい、区関係の資料整理。一人では途方に暮れたところ。何とか夕方までに終了。
昨日に引き続き、今日も暖かく、ソフィーとフィービーを何度か外に出す。ぽかぽか陽気で、気持ちよさそう。福寿草とスノードロップも咲いている。わが家では、春一番に咲く花。
オーリアッド。遅くなって、Rodrigo Y Gabriela がギターの手ほどきをする YouTube を見る。ナイロン弦のギターをステージの裏の物置から取り出し、真似してみる。今までこんな風にギターを弾いたことはない。難しいが、けっこう面白い。ガブリエーラの訛りのある英語が可愛らしい。
March 11, Tuesday 2008
今年最初の春の日。暖かい。2階の仕事部屋の窓を開けて、新鮮な空気を入れる。庭の雪も、日影を除いてとけてしまった。ソフィーもフィービーも久しぶりにベンチの上で日向ぼっこ。
午前中、引き継ぎ会のための資料整理。できるだけ次期区長がわかりやすいように、資料を整理分類する。何もかも一緒に、明らかに不要なものまでファイルされていると、必要なものを探し出せない。
午後、昨日に続いてスイミングへ。昨夜は泳いだあととても疲れたが、今日は、そうでもない。続けることが重要。
ここ半月気分がすぐれなかったのは、バイオリズムが悪かっただけでなく、懸案の区の建物に関する進展がなかったからだ。大丈夫とは思いながら、夜中に目を覚ますと、考えるのはそのことばかり。今日午後連絡があり、国の補助金が予定通りついたと知らされる。ありがたい。今夜はゆっくり眠れそう。
March 10, Monday 2008
朝目覚めて外を見る。「えっ?」と驚く。北側の地面が真っ白。雪が降っている。ようやく暖かくなって雪が消えたと思っていたのに。8時ごろになるとさらに激しく降り始めた。ぼたん雪。見る見るうちに積もっていく。
「雪がふるふる雪見ておれば」(山頭火)の句は、おそらくぼたん雪だろう。そんなことを思っているうちに、はて、なぜ「ぼたん雪」という名がついたのかと思う。牡丹?ボタン? それともぼたぼた降るから?
そのうちに雪はやみ、太陽が顔を出し、春の雪はすぐに消えてしまった。
午後、スイミングへいき、ジャグジーに入ったら、知らない人が話しかけてきた。「今朝の雪には驚きましたね」。知らない者どうしが会話を始めるには天気の話は好都合。
新旧役員の引継ぎ会が今度の日曜日にある。それまでに間に合うように少しずつ資料を整理している。一番苦手な作業。
March 8, Saturday 2008
今日は、先ずぼくが「君は素晴らしい、君は美しい」から始める。これは数年前に書いたが、あまり歌ったことのない歌。同じフレーズの繰り返しが多いので、昨夜、言葉を少し手直ししてみた。まだ十分によくなったとは言いがたい。
二番手は、藤森和弘さん。今日は、藤森さんのオリジナルをたっぷり聞かせてもらった。もうすでに一枚のアルバムができるほどの曲数がある。後半には、20歳ごろに書いたという「片想い」を歌ったが、十分にレパートリーに入れられる。
大月高志さん。今日印象に残ったのは、2曲目に弾いた新曲。ピアノだけでも、soothing である。もし言葉が加えられれば、いい歌になること請け合い。
赤羽真理さんの「千両梨の実」のあと、 最近恒例になった Amazing Grace のセッション。
ぼくの上の写真を見れば一目瞭然。疲れている。e-tax との格闘の疲れか、一年間の任務の疲れが出たのか。気温が上がり、身体がその変化についていけないのか。
3月5日発売の「ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ」を聞く。日本盤が出るまえに、輸入盤が国内で19,000枚以上売れ、3月30日の渋谷DUOでのコンサートのチケットは即完売とのこと。素晴らしい2台のギターの掛け合い。ギターが弦楽器であると同時に打楽器であることを実感させられる。
二人はメキシコ出身で、アイルランドのダブリン在住。11時過ぎ、家に戻り、テレビをつけたら、BSでカルロス・サンタナが演奏していた。哀愁あるメロディに共通性があるような。
ロドリーゴ・イ・ガブリエーラの演奏をYouTube で聞くことができる。イタリアのテレビに出演したときの演奏。凄い! 一聴をお勧めします。
March 7, Friday 2008
e-tax 断念。先輩の忠告を即座に聞くべきだった。「e-tax 断念」で検索したら、たくさん出てきた。同じような人がたくさんいるんだろうな。
3月も一週間が過ぎ、ようやく春が近づいたことを実感する。日が長くなった。この間までは、開店時間の6時には真っ暗だった。
遅くに、朗読グループのAさん。2週間後の「第9回 お話を聴くひととき」のチラシをもってきてくれた。今回のテーマは「ふるさと」。
第9回 お話を聴くひととき
日時:3月21日(金)午後1時開場 1時30分開演
会場:辰野町ボランティアセンター
入場料:150円(ドリンク付)
主催:朗読グループ ひびき
入場料は150円。1500円の間違いではありません。ぼくもゲストとして、後半数曲歌わせていただくことになっています。ウイークデイの午後ですが、ご都合のつく方はお出かけ下さい。
March 6, Thursday 2008
午前中、今村公民館で開かれた徳寿会に出席。「早春賦」「春よ来い」「ほたるの光」などを皆さんと一緒に歌う。
今朝、某先輩からメールが入った。
e-tax に挑戦しているようですが、小生からの friendly advice
です。止めたほうが賢明です。小生も去年から挑戦しましたが
連続挫折しました。
そのアドヴァイスをいただきながら、午後1時から5時近くまで奮闘し、家人の助けも借りて、送信するところまで漕ぎつけた。ところが最後の最後でエラーが出て、すべてが水泡に。アドヴァイスを受けておけばよかった。
しかし、ここまできてやめるのも悔しい! 明日また試みることに。先輩は「ソフトそのものが極めて不親切です。5000円の e-tax 控除を得るために数時間の浪費となります」と書いてきた。ぼくの場合は数時間どころの話ではない。5000円の問題ではない。こうなったら意地である。
あまりに疲れてしまったために、オーリアッドは前半家人に頼み、夕方から8時まで仮眠。9時近くオーリアッドに入る。ジブランの会の方々。今月は一週間早い。
遅くなって丸山俊治さん。歌声喫茶の帰りとか。
March 5, Wednesday 2008
今日は雑用が多く、e-tax は先に延ばすことに。
選挙の世論調査は当てにならないものだ。カリフォルニアもテキサスも、直前の世論調査ではオバマが数ポイントリードしていた。ただし、昨年の、いや、そこまで遡らなくても、1ヶ月前でも、テキサスでは、ヒラリーがかなりリードしていた。オバマが善戦したともいえる。サワー・グレイプス!
テキサスでの投票は予備選と党員集会のふたつがあって、ダンスのステップになぞらえてテキサス・トゥー・ステップと呼ばれている。後者はまだ集計が行われていて、こちらはオバマのリードが伝えられている。代議員の数においてはオバマのリードは変わらない。Sour grapes!
昼過ぎ役場へ行き、そのあとオーリアッドへ。ピザ生地をつくる。4時から10名の予約。二種類の粉にオリーブオイルとイーストを加え、こね、ボールに入れ、一時間、温水を入れた容器の中で発酵させる。
ピザをお客さんに出したあと、自分用のを焼いて食べてみる。しまった! 塩と砂糖を入れるのを忘れた。
「ふるさと」をテーマにした朗読の会で歌う日が近づいてきた。今夜も遅くになって、「俺が生まれて育ったとこは」などの練習。ピックのストロークで歌う場合は、早口の語りが聞き取りづらいようだ。ストロークを弱くしたり、ギターをやめて語りだけにしたり。いろいろ試して見る。
11時閉店。
March 4, Tuesday 2008
先日申請した住民基本台帳カードなるものを今朝役場へもらいに行き、e-tax に「挑戦」。結論から言うと、今日の挑戦は失敗。java 実行設定とやらに手間取った。ややこしい。明日また、再挑戦することに。
一昨年9月、友人を訪ねてテキサスのオースティンへ行った。その友人から昨夜、メールが入った。案の定、彼はオバマ支持だった。
ぼくは断固オバマを支持。彼は変革 (CHANGE) の象徴であり、かつてのジャック・ケネディのように国を活気づけている。オースティンの多くのパフォーミング・アーティストもオバマを支持している。2週間ほど前、オースティン・ミュージック・ホールでバラク・オバマのための資金集めのコンサートが行われ、オバマは Ray Benson & Asleep At The Wheel をバックに「ブギー・バック・トゥ・テキサス」を歌った。
今アメリカは火曜日の朝。テキサスを初め4ヶ所で予備選が行われている。日本時間の明日の昼ごろには、結果が出ているだろう。
March 3, Monday 2008
29日に届いた英詞と対訳の最終作業をすませたあと、温泉に行くことに。スイミングに行くことも考えたが、最近の体調から考えて、そして昨夜の痛飲の余波も考慮して、温泉にいくことに。
この辺りの温泉では最高だと聞いていたが一度も行ったことのない隣町の「ながたの湯」へ。月曜日の午後とあって閑散としていた。湯船が広すぎて落ち着かないほど。この辺りで最高かどうかはわからないが、温泉の質がいいことは、入ったとたんにわかった。
温泉につかり、サウナに入って出た。身体が温まった。ただ、ちょっと長くつかりすぎたのか、湯あたりをしたようだ。しばらく控え室で休む。窓の外を見ると雪が舞っている。気温が高くなり、積もる心配はなさそうだが、かなり激しく降っている。
家に戻り、ソファでうたた寝。目覚めたとき、BSで淡谷のり子の古い番組の再放送をやっていた。今まで一度も彼女の歌に魅かれたことはなかったが、今夜は少し違って感じた。彼女の発声は、まさに最近ぼくが身につけたいと思っている発声法のように思えた。
March 2, Sunday 2008
午後一時から、区の公民館にて委員会、つづいて年度末賦銭。そして慰労会。2月の総会が終ったときとは比べようもないほどの解放感。久しぶりに痛飲。
3月16日の引継ぎ会が終れば、ほぼ任務は完了することに。
昨日、amazon.co.jp から、Barack Obama The AUDACITY OF HOPE のCDが届いた。オバマが自著を朗読しているCD5枚。まだ最初の一枚しか聞いてないが、正直なところ、彼の演説ほどには exciting ではない。選挙演説をライブとすれば、朗読はスタジオテイクのアルバムか。
それでも、随所にオバマらしい表現があり、楽しめる。
March 1, Saturday 2008
昨夜、電話をいただいた。
「今日、そちらで歌声喫茶がありますか?」
「いいえ、今日は公民館のほうでやっています」
「主人の甥が、そちらへよく歌いに行っているようですよ」
「お名前は?」
「藤森です」。
「明日の7時ごろくれば、藤森さんの歌を聞くことができますよ」
3月最初の飛び入りライブ。前半は出演順に、丸山俊治、愛音、藤森和弘、荒井頼子、三浦久、赤羽真理、山口昇、大月高志(敬称略)。
丸山さん、若い頃に友だちと書いたという「捨てちまえ」など。捨てちまうのは因習、こだわり、古い思想、古い上着。愛音ちゃん、「トンボのめがね」ほか。家では「今日は笑顔で歌う」と言っていたらしいが、ステージに立つとちょっと緊張気味。でも、かわいらしい歌声に客席から笑いがもれる。
藤森さん、「愛音」「おまえの歌が聞こえる」など。「おまえの歌が聞こえる」の主人公をよく知っている(昨夜電話をいただいた)荒井さん、目をつぶり一言一言に耳を傾けている。その荒井さん、昔、新宿に住んでいて、何度か「ともしび」へ歌いに行ったことがあるとか。「山小屋の灯」「ふるさと」。ピアノ伴奏、丸山さん。
ぼくが「俺が生まれて育ったとこは」ほか。赤羽真理さん、「森の小道」「千両梨の実」ほか。「千両梨の実」のファンの山口さん、近況報告。今日から、会社の経営を息子さんに任せ、会長になったとのこと。二胡の演奏を近々聞くことができるかも。
大月高志さん、「誕生」「カノン」。4月6日(日)にかんてんぱぱホールでのコンサートに「香月!」として参加することになり、そのせいかどうか、今夜の演奏はいつにもまして聞き応えがあった。ここで前半終了。
後半、トップバッターは、藤森さん。大月さんのサポートで「小さな幸せ」、ソロで「住みなれたこの町で」。丸山さん、「思い出づくり」と「三角公園に桜の咲く頃」。後者は昨日書いたとのこと。17年一緒に住み、昨年死んだ愛犬「ポチ」のことを歌にしたもの。赤羽さん、「鹿のように」「人生の海の嵐に」。最後に先週に引き続き、大月 pf.、赤羽、三浦 vo. g. で Amazing Grace。だんだん息が合ってきた。但し今夜はぼくが2番の歌詞を忘れ、3番を2回歌ってしまった。
「香月!」出演のコンサートの詳細は次の通り。
−アコースティックライブ 「ナチュラル」
出演: 香月!、いちごあん、Hikone日時: 4月6日(日) 午後3時開演場所: 伊那市 かんてんぱぱAホール