OREAD Diary July 1〜July 31


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July 30, Saturday 2005

飛び入りライブデー。

6時開店後、しばらくぼくが一人で、新曲 I Have a Dream の練習。この歌は明日の千曲市でのコンサートのために、今日の午後思いついて、キング牧師の「私には夢がある」というスピーチのもっとも有名な部分のことばを若干変えて曲をつけたもの。まだメロディが定着せず、歌うたびに少し変わるが、いい歌になりそうだ。

途中で入ってきた中村東茂一さんに聞いてもらったが、全部歌うのではなく、少しスピーチのように語ったらどうか、というアドバイスを得た。

最初の登場は堀内夫妻。今日はまず堀内さんがいつもは歌わない「県ケ丘高校応援歌」「大きな古時計」「一人の手」を歌った後、奥さんと一緒に「おぼろ月夜」「茶摘み」「夏は来ぬ」「七夕さま」と季節を感じさせる童謡を歌う。最後は、いつもの「故郷の春」。



7月は会社の決算期で忙しくバンドの練習にもあまり参加できなかった「いがらん」こと栗林秀和さんがいつもの仲間とやってきた。オリジナルをつくっている最中とのことだったが、「老人のつぶやき」を歌ってもらう。何度も聞いているうちに、この歌のよさがわかってきた。



今晩は、北條楽器でオーリアッドのことを聞いてきたという、箕輪と辰野の二人の男性がやってきた。たまたま北條楽器に弦を買いにいっていた大月高志さんに場所を教えてもらったらしい。辰野に住んでいても知らない人がいるということはオーリアッドの知名度もまだまだ。

馬場浩さんが「夏祭り」、橋爪浩二さんが「15の夜」を歌う。今日は様子を見に来ただけとのことで、次回は自分のギターをもってきたいとのこと。




最後に登場したのは大月高志さん。彼が、「香月!」のレパートリー以外の曲を、ピアノ弾き語りで歌うのを初めて聞いたような気がする。「セーラー服と機関銃」。タイトルは知っていたが聞いたのは初めて。なかなかいい曲である。最後に「カノン」をお願いする。



しばらく歓談し、明日のコンサートに備えて早目に閉店。


July 29, Friday 2005

時間的な余裕が若干できたので、今日は一日コンピュータの調整をした。ホームページ・ビルダーにも不要なものがいっぱい入っているので整理した。少しだけだが、スムーズになったような気がする。

『ボブ・ディラン自伝』を読み終えた。ぼくがもっとも感動したところは、彼が家族を大事にしたところと、ジョン・ハモンドからもらったロバート・ジョンソンのレコードから大きな影響を受けたくだりである。

Mr. Tambourine Man も Like a Rolling Stone もジョンソンの影響とはにわかには信じがたいが(そしてもちろん他の影響もあるだろうが)、ジョンソンのレコードを聞いて、瞬時にその天才を見抜いたあたりはさすがだと思わされた。正直に白状すれば、ぼくは何度聞いてもジョンソンの素晴らしさがもうひとつわからない。

   あのときロバート・ジョンソンを聞かなかったらとしたら、大量の詩の
   ことばがわたしのなかに閉じ込められたままだった。わたしはきっと、
   それを文字に置きかえる勇気を持てなかっただろう。わたしのほかにも
   テキサス人で、派手なギターを弾くジョニー・ウインターは、ジョンソ
  ンの蓄音機の歌をテレビの歌に置き換えた。・・・ジョニーはわたしが
  つくった「追憶のハイウェイ61」をレコーディングしているが、この曲
  自体がジョンソンの歌づくりに影響されたものだった。(p. 357)

ボブ・ディランのデビュー30周年コンサートでのジョニー・ウインターの「追憶のハイウェイ61」の演奏はコンサートの白眉であった。

Dr. Yajima が会合のあとだといって、入ってきた。矢島寿雄先生の思い出話になる。それから Dr. Yajima は子供のころの夏休みが懐かしいといい、昭和20年代後半から30年代初めの思い出話に花が咲く。紙芝居、カバヤ文庫、ビー玉、釘刺し、メンコ、缶けり、番傘のにおい、横川川での水遊び, etc., etc. しばらくして長島功さんが入ってくる。昭和41年に生まれた長島さんは、ちょっと話しに入れないようだ。昭和35年ぐらいから、日本の社会は大きく変わった。


July 28, Thursday 2005

前半英語教室。後半階下へ下りていくと、自然農法家の黒岩さんがきていた。彼の畑の初生りのトマトとズキニをいただいた。トマトは色も形もナツメを少し大きくしたような見たこともないもので、食べてみたら甘酸っぱい香が口に広がった。本来のトマトの味である。

ズキニも変わっていて、真ん丸い形をしていた。もともとズキニはカボチャ科の野菜である。もとのカボチャのままでいたのだろうか。あるいは長いズキニを改良して丸くしたのだろうか。

長島功さんも小学校のクラスの役員の人たちと一緒にいた。今年一年に上がった息子の担任の先生もいて、音楽の先生とのことで、長島さんの「最後の手紙」に合わせてピアノを弾いてくれた。軽やかなタッチである。

10月15日にオーリアッドにくることなった「いとうたかお」さんのCDを聞いた。彼の穏やかで力まない歌とギターが心地よい。是非多くの人に彼の歌を聞いてもらいたいものである。


July 27, Wednesday 2005

土曜日以来のオーリアッド。高校時代の担任の先生だった矢島寿雄先生を囲む会。

昨年夏、諏訪で同級会があったときに、一度先生を辰野にお呼びしようと新村克彦君と話し合った。辰野には、担任の先生というだけでなく、バスケットボール部の顧問、コーチとして、先生にお世話になった人たちがたくさんいる。それがようやく実現した。

参加者は総勢14名。バスケットボール部OBへの連絡はほたる書房の田中正幸さんにお願いした。彼自身バスケットボールの選手だったのである。箕輪からの参加者もいた。同級生を除いて、全員ぼくよりも若い。初対面の人も何人かいた。バスケットボールの試合の思い出や、先生に怒られた話しなどでおおいに盛り上がり、楽しい会になった。

先生はぼくが高校に入ったとき32歳だった。今年77歳の喜寿を迎えたが、依然として昔のままの精悍な風貌。老いを感じさせない。今でも冬にはスキーを、夏には登山をしているとのこと。

36年振りに同級生の磯部司郎君に会った。スリムで背の高い紅顔の美少年だった彼は、いまや恰幅のいいビジネスマンに変身していた。数年前に箕輪に引っ越すまで辰野に住所があったのだが、海外出張などで辰野にいないことが多かったらしい。

久しぶりに痛飲した。



July 23, Saturday 2005

飛び入りライブデー。期せずしてブルーズナイトとなった。

最初にぼくが「サンタバーバラの夏」「君は素晴らしい、君は美しい」「次郎」の3曲。つづいて、堀内千晴・ルナ夫妻が「悩めるイスラエル」をはじめとする賛美歌を3曲。最後に堀内さんがソロでいつもの「故郷の春」。

堀内さんは、「次郎」の歌詞「藻にすむ虫のわれからに」に出てくる「ワレカラ」という虫の写真の入った図鑑をもってきてくれた。海草に付着し、海草と同じ色や形に自らを変化させて身を守っている虫のようである。

続いて中山昭さん「地平線」「顔」「夜風のマーチ」「猫の寝言」。4曲目は高田渡の作品で、彼が亡くなったあと、必ず一曲は彼の歌を歌うようにしているとのこと。猫が居眠りしながら語っている歌で、高田渡が歌ったらぴったりだと思わされた。

次にふあさん。「五月の末」「I Shall Be Released」「Mother」、そして「九月」。I Shall Be Released とレノンの Mother は彼独自の訳。特に後者は新鮮で、レノンの両親に対する切実な思いが伝わってきた。




次に畑山靖司さん。彼の風貌から、ぼくは勝手に彼のことを諏訪のジョルジュ・ムスタキと呼んでいるが、声はムスタキとは違い、高温でよく通る。写真からもわかるように、マイクが不要なくらいマイクから離れて歌う。「今夜はオーライ」「糸車」「コーヒー・ルンバ」の3曲。



次に、ボブ鈴木と茅野の super guitarist アミーゴ国枝登場。「St. Louis Blues」「On the Sunny Side of the Street」「川を下って」。最後の曲には駒ヶ根でのギグが終わってかけつけた山田守人さん(ギター)と斉藤勇さん(ベース)も参加。

ここで中山さんとふあさんに、それぞれ2曲ずつブルーズを歌ってもらい、アミーゴ国枝にリードをつけてもらった。あまりの楽しい演奏に、曲名を控えるのを忘れてしまった。中山さん、ふあさん、それに諏訪のムスタキといい、独特の世界をもった素敵な歌い手である。





最後に、ギター、ボーカル、山田守人、ベース、斉藤勇、リードギター、アミーゴ国枝で、「ダイナ」「月光値千金」「マイ・ブルー・ヘヴン」の3曲。最後の曲にはボブのカズーが加わった。ごきげんな演奏。



その後、しばらく歓談。中山さんと山田さん斉藤さんは初対面とのこと。彼らは8月12日のふぉので行われる「凸凹ライブ2005」で競演する。素晴らしい飛び入りライブになった。


July 22, Friday 2005

『ボブ・ディラン自伝』(菅野ヘッケル訳、ソフトバンク・パブリッシング)を読んでいる。「預言者」「メシア」「救世主」をはじめ、様々なレッテルを貼られた彼が、一人の人間として、家庭人として、生きようとしている部分の描写が特に面白い。

ジェイムズ・ジョイスに関して語っているところを読んだときは、思わず笑ってしまった。何年も前に『ユリシーズ』を読んだとき(読み始めたとき、というべきか)は、ぼくもボブと同じ感想を抱いたが、ボブの多くの歌に関しても同じ思いを抱いていたからである。

  ジェイムズ・ジョイスは史上最高の傲慢な男であるように思え、
    たしかな観察眼と巧みな筆の力を有しているのに、何を言って
    いるのかわたしにはまったくわからなかった。(p. 158)

『ユリシーズ』にも、ディランのいくつかの歌にも、意識の流れをそのまま言葉にしたような「何を言っているのかまったくわからない」シュールな表現が溢れている。そのボブがこう言うのだから面白い。

今晩は初めてきて下さった方もいて、オーリアッドとしては忙しい夜だった。

MD「香月!」補充されました。


July 21, Thursday 2005

前半セカンドウインド英語教室。9時過ぎオーリアッドに入るとジブラーンの会の方々が帰るところだった。今晩は「祈りについて」の章を読んだとのこと。

  あなた方は苦しんでいる時や、何かを必要としている時に祈る。
    しかし喜びで満たされている時にも、豊かに満ち足りている時
  にも祈りなさい。というのは、祈りとは生命に満ち溢れた大気
  に、自らを解き放つことなのだから。

五日市さんの「ついてる、ありがとう、感謝します」に通じるところがあるかも。

ほたる書房の田中さん来訪。来週水曜日の矢島寿雄先生を囲む会の打ち合わせ。どんな会になるか楽しみだ。


July 20, Wednesday 2005

久々のオーリアッド。先ずエミルー・ハリス、次にタウンズ・ヴァンザントを聞く。彼らのように自然に力まず、しかも説得力のある歌い方ができたらいいのだが。

自然農法家の黒岩さんが、真っ黒に焼けてやってきた。今朝早くから一日中、畑と水田のまわりの草刈をしたとのこと。初めて試みた水田も水利がわるく、どうなることかと思っていたが、梅雨期後半の雨のおかげでなんとかなりそうとのこと。近所の農家の人たちも驚いているらしい。

ジャガイモはイノシシにやられて全滅したが、きゅうりもトマトもズキーニもそろそろ収穫できそうとのこと。そうそう、今日はカモシカが、草刈りをしている彼の顔をじっと見ながら通り過ぎていったらしい。

今日7月20日は、スプリングスティーン紙ジャケ化第二期の6タイトルの発売日。この6タイトルの中では、少々値が張るが、5枚組みの Live 1975-85 がお勧め。


July 16, Saturday 2005

飛び入りライブデー。

山岸豊さんが開店後しばらくしてやってきた。一学期の授業もほぼ終り、今日は前任校の学園祭へ行ってきたとのこと。バザーで買ったという「紅葉せんべい」をおみやげにもってきてくれた。

サウンドチェックを兼ねて、まず山岸さんに「夕暮れ」「歌はかけがえのないもの」など数曲歌ってもらったあと、ぼくが「君は素晴らしい、君は美しい」と「次郎」。その後堀内千春さんが「おぼろ月夜」「北帰行」「恐れず来たれ聖徒」「故郷の春」。



いつもはボブ鈴木と一緒にやってくる堀川博司さんが今日は一人できて、「風の学校」「月の祭り」、そして「もう引き返せない」を歌ってくれた。今晩は新しいギブソンではなくマーティンをもって来た。ギブソンよりも落ち着いてしっとりと聞こえる。

続いて、いがらんさんを除いた「香月!」登場。「!」をとって「香月」とすべきか。「ストローベリー・ナイト」「ベルグゾン・ブルー」「秋桜」「誕生」の4曲。「ベルグゾン・ブルー」は初めて聞いた気がする。大月さんのスリーフィンガーのギターワークが凄い。



続いて赤羽真理さん。久しぶりに「森の小道」を聞かせてもらった。久しぶりといえば、次の「私を待つ人がいる」は本当に久しぶりに聞いた。高石友也の名曲である。そして定番「千両梨の実」。最後に山岸豊さん、「遠距離恋愛」「時間」「I Shall Be Released」。何を歌っても山岸節である。

 

その後しばらく歓談。山岸さんは京都時代の仲間とのバンド、Midnight Ramblers のメンバーとして8月12日(金)午後7時30分より、ふぉの(飯田市中央通り4)の「凸凹ライブ2005」に出演とのこと。他の出演者は中山昭、TOM石川、パンジャの面々。面白そうだ。


July 15, Friday 2005

今夜は『ボブ・ディランの頭の中(Masked and Anonymous)』をじっくり聞いた。一曲目の真心ブラザーズの My Back Pages もいいが、ぼくがもっとも気に入ったのは、トルコの女性シンガーが歌う One More Cup of Coffee、イタリアの男性歌手がイタリア語で歌う Non Dirle Che Non E'Cosi (If You See Her, Say Hello), それにジェリー・ガルシアが歌う Senor (Tales of Yankee Power)。実に楽しい、味わい深いアルバムだ。

半年ほど前ぶらりと入ってきて、たまたまぼくが歌っていた「千の風」を聞いて、CDを買って下さった年輩の方が、娘たちにやりたいのでとCDを買いにきて下さった。かなり長い間お話ししたが、人生の喜びと悲しみを、特に悲しみの方を多く、経験した方のお話しには学ぶべきことがあった。こんな出会いがあるとお店をやっていてよかったなと思う。

補充された「香月!」売り切れ。明日再度補充される予定。


July 14, Thursday 2005

前半英語教室。後半オーリアッド。

ミキサーの石崎信郎さんから今朝送られてきた「第9回ほたる祭りライブ」のCD-Rを聞く。後半一曲目の関島、中尾、HONZIの3氏による「鳥の唄」がとてもいい雰囲気だ。ぼくの歌では「千の風」「カムサハムニダ、イ・スヒョン」が特にいいと思った。残念なことに、「碌山」は歌詞の順序を間違え、後半かなりテンポが遅くなっていた。それでも全体的にはとてもよかった。上記3人のミュージシャンのおかげである。

今朝ソニーから『ボブ・ディランの頭のなか』というCDが届いた。聞いたことのないCDだなと思ったら、以前にもリリースされた Masked and Anonymous だった。このアルバムにはディランが歌っている曲も数曲入っているが、大部分は世界中のアーティストがカバーしたディランの曲が収められている。7月23日より渋谷シネパレスにて同名のディラン主演の映画が上映されるとのことで再発行されたものらしい。忘れていたが、ぼくの対訳が3曲入っていた。「ダイアモンド・ジョー」「ディキシー」それに「シティ・オブ・ゴールド」。

このアルバムを数年前最初に聞いたときは驚いた。突然、一曲目に日本語で「マイ・バック・ページ」が流れてきたのである。真心ブラザーズという日本人のバンドが歌っていた。今日届いたCDの帯には、真心ブラザースのメンバーの「たまげた。いきなりオレの声が聴こえて。」という言葉が大きな字で書かれていた。ぼくも驚いたが、彼はもっと驚いたことだろう。そして嬉しかっただろう。


July 13, Wednesday 2005


久々のオーリアッド。今日の午後、第三期分5枚の対訳とライナーの校正を送り、すべてのスプリングスティーンの仕事が終了。大変だったが学ぶところが多かった。

今朝7月20日発売の第二期分6枚のサンプル盤が届いた。オーリアッドで、そのすべてのライナーとライブ盤の語りの部分の訳を読む。Live 1975-85の「Growin' Up」でのメンバー紹介の部分で、キーボード奏者のDan Federici を「ダン・フェデリッチ」と表記していた。第三期の Live in New York City の「Tenth Avenue Freeze-Out」の中のメンバー紹介では、「ダン・フェデリーシ」と表記した。英語の音としては「フェデリーシ」が近いが、日本では「フェデリッチ」と呼んできたようである。

Gary Snyderは「ギャリー・スナイダー」が英語の音に近いが、日本では「ゲーリー・スナイダー」と呼ばれ、Phil Ochs は「フィル・オウクス」が英音に近いが、通常「フィル・オックス」と呼ばれる。ダン・フェデリッチに統一したほうがよさそうだ。家に戻って、その旨のメールを送る。間に合ってくれればいいが。

Goethe は、ゲーテ、ゲエテ、ゴエテ、ギョイテ、ギョエテ、ゴイテなどいろんな表記があるが、やはり「ゲーテ」が一般的である。

9日土曜日の飛び入りライブは堀内夫妻の独壇場だったようだ。それに遅くなって長島功さん。それに自然農法家、黒岩さんがピアノを弾いてくれたようだ。「香月!」補充されました。


July 8, Friday 2005

『ザ・ライジング』の対訳の校正を送ったあとオーリアッドへ。遅くなって、久々に自然農法家の黒岩さんがやってきた。最近雨が降ったので暇だったのではないかと思ったら、逆だった。晴れたら暑くて仕事ができず、曇りや雨のほうが働きやすいとのこと。雨耕晴読だと笑っていた。

「香月!」のMD完売。明日何枚か補充される予定である。

明日から二晩、京都「拾得」で七夕コンサート。午後ギターと、CDを入れた箱を宅急便でホテルに送る。帰りはギターを送ることが多いが、行くときはたいてい自分でもっていく。しかし今回はかなり疲れていて重い荷物をもって何度も電車を乗り換える気力がない。

明日は飛び入りライブ。赤羽真理さん、長島功さん、大月高志さんが来てくれることになっている。歌いたい人も聞きたい人も、是非お出かけ下さい。



July 7, Thursday 2005

昨日、10数年使ってきたオーリアッドのボイラーが故障した。今朝、信州ハウジングを通して、ボイラー関係の専門業者に修理をお願いした。昼前、その会社の社長さんが直々に来て、直して下さった。直ってよかった。もう古いタイプでメーカーにも部品がないとのこと。

作業が終わったあと、コーヒーを飲みながら話していると、社長さんが、息子さんのお嫁さんは穂高出身で、実家は碌山の生家だと言う。驚いた。早速「碌山」を聞いてもらった。不思議な縁である。

前半、英語教室。後半、ほたる書房の田中さんがきて、矢島寿雄先生を囲む会の打ち合わせ。矢島先生はぼくの高校時代の担任の先生で、田中さんのバスケットボール・クラブの顧問(コーチ)だった。辰野には田中さんをはじめ、高校時代、バスケットボールクラブで矢島先生の指導を受けたOBがかなりいる。先生のご都合もうかがい、7月27日に会を開くことにした。

香月!のMD「香月!」を聞いた。最初の印象は香さんの声がはっきり聞こえるということだった。難聴気味のぼくにはライブでは言葉がはっきり聞き取れないことがある。ぼくが気に入った歌は、「誕生」「秋桜」「Ann」。それに「たんぽぽと青空」も歌詞を見ながら聞くと、なかなか味わい深い。オーリアッドでは「香月!」残りあと1枚。


July 6, Wednesday 2005

CDの棚に確かブルーズのピアノ演奏があるはずと探してみたら、Martin Scorsese Presents the Blues: Piano Blues という2003年に「ブルーズの年」を記念してリリースされたアルバムが出てきた。今晩はこのCDを繰り返し聞く。期待していた音とはちょっと違っていたが、よかった。ぼくが期待していたのはこの前の飛び入りライブでウラジミール☆安田さんが演奏したようなピアノ。

香月!の大月高志さんが「香月!」という彼らの最初の音源集である8曲入りMDをもってきた。早速オーリアッドのテーブルに置いてもらう。今晩すでに何枚か売れ、残り2枚となってしまった。おそらくすぐに売り切れてしまうだろう。何しろ1枚100円という特別価格なので。増刷されるとは思うけれど、ご希望の方はお早めに。

The Ghost of Tom Joad の対訳とライナーの校正を少しする。急がなければならない。


July 2, Saturday 2005

飛び入りライブデー。「香月!」のリードギター栗林秀和さんが先ずソロで「老人のつぶやき」。続いて堀川博司さん「もう振り返らない」「The Same Old Song」他。続いてシュビドゥバ・タケイさん。今晩はカホンの金城さんと一緒に「Jewelの箱」「ビッグ・レインボウ」など。



その後、今日のメインフィーチャー「香月!」登場。「Strawberry Night」「荊の夢」「誕生」そして「秋桜」。「いがらんの夢」かと思ったら「荊の夢」だった。その後、香さんのボーカル、ウラジミール☆安田さんのピアノで「Day by Day」を含むジャズのスタンダードを2曲。続いて、今日は行けたら行くという連絡があった三宅健二さん。一番乗りだった。今晩は歌わずに詩を6編朗読。



その後、ボブ鈴木。「Sunny Side of the Street」「穴」「Bye Bye Baby」など。リードギター、ボブが「茅野のスーパーギタリスト」と呼ぶアミーゴ国枝。ピアノ、ウラジミール☆安田。素晴らしい演奏を聞かせてもらった。



演奏終了のあと、11時半まで歓談。

*連日の寝不足とパソコンの不調により更新が遅れました。また同じ理由で、写真もコメントも最小限になっています。


July 1, Friday 2005

気がつけばもう7月だ、という感じである。2005年も半年過ぎてしまった。Time and tide wait for no man. とはよく言ったもの。あるいは、少年老い易く学成りがたし。

『18トラックス』のライナーの目処をつけてから、午後9時過ぎ、オーリアッドへ。しばらくしてDr. Yajima の奥さんが灰汁を抜き茹でたタケノコをもってきて下さった。明日の飛び入りライブの一品にできる。感謝。そこへ大月高志さん。Yajima Family は音楽一家で、一番下の娘さんは4月から東京の音楽大学に入った。大月さんにお願いして「カノン」を弾いてもらう。

明日の飛び入りライブには、「香月!」の香さんが松本のプロのピアニストの方の伴奏でジャズのスタンダード・ナンバーを歌うとのこと。ぼくはてっきり「ウラジミール☆安田」というのは大月さんの偽名だと思い込んでいた。楽しみだ。

最後に大月さんに、スプリングスティーンの「サンダーロード」と「ボーン・トゥ・ラン(明日なき暴走)」を聞いてもらう。

スプリングスティーンと言えば、ソニーから「ブルース紙ジャケ『明日なき暴走』オリコン総合チャート初登場89位!」というニュースが届いた。邦楽も含めた総合順位である。30年前の旧譜がいきなり100位以内に入るのは凄いことらしい。山野楽器のチャートでは洋楽で4位。HMVの洋楽チャートで17位。HMV Reissueチャートではダントツのトップ。

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