OREAD Diary
July 1--July 31, 2014
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July 31, Thursday, 2014
7時に起き、階下へ降りると、家人はすでに畑に出ていた。作業着に着替えて外に出ると、これからじゃがいもを掘ろうと言う。男爵とメイクイーンの2畝。刈払い機で枯れたじゃがいもの茎を被っている雑草を取り除いてから、二手に分かれて、じゃがいもを掘る。今年はけっこういい出来だった。朝の連続ドラマはお昼に見ることにして、1時間半ほどの作業。汗だく。
シャワーを浴び、体重を量ると 79.4 キログラム。すごい!体重が80キロを切ったのは何年ぶりのことか。4月の後半ダイエットを始めてから10キロほど痩せたことになる。
ドイツ製スプリンクラーはその威力を発揮し、芝生の水まきに重宝してきた。今朝畑の仕事を終えて、芝生の水撒きをしようとしたら、家人が鉢植えにも水をやってという。その言葉でいいアイディアが浮かんだ。サンデッキや玄関先においてある、鉢植えを芝生にもっていき、スプリンクラーを動かす。一石二鳥。
午後、隣町の温泉へ行くことに。駐車場にはたくさんの車が止まっていたが、温泉内は最近では珍しいほどに空いていた。湯船にゆっくり浸かって、サウナに入り汗を流す。疲れがとれたような。
夕方、雷が鳴り、猛烈な勢いで雨が降り始めたころ、町の国際交流委員会へ。消防署の3階会議室。来年、ワイトモとの姉妹都市提携20周年を迎える。その記念行事についての話し合いなど。会議の途中、停電。どこかに雷が落ちたのかも。
終了後、オーリアッドへ。家人と交代。10時すぎ閉店し家に戻るころには雨は止んでいた。雷鳴も。
July 30, Wednesday, 2014
期末試験の開始日。昼を挟んで2コマの試験。ぼくは水曜が終わると、あとは来週月曜と火曜に2コマづつ試験。前期の最終日が8月5日(火)になったのは記憶にない。それでも昨日で前期の授業が終わり、あとは試験のみ。若干ほっとしている。
今日はどこにも寄らずに家に帰り、芝刈り。
見上げれば、淡いきれいな空。秋のような。
8時10分前、オーリアッドへ。歌声喫茶のお茶の時間を手伝うために。参加人数も少し増え、今日は20人を超えていた。丸山さんのピアノがますます冴えてきた。小野、辰野、箕輪と月4回、歌声喫茶にでかけるとのこと。以前「大変ですね」と言ったことがある。そのときの彼の返答は「勉強になります」一言。それを裏付けるように、ほんとうに聞き応えのあるピアノになった。
今日は夜になっても蒸し暑い。今フィービーはぼくの膝の上。なおさら暑い。
July 29, Tuesday, 2014
原田道一さんの娘さんの菜穂子さんから連絡をいただいた。ネルケ無方さんが、先日の原田道一出版記念講演会についての感想を、安泰寺のHPで述べていると。ぼくが送ったスイカのお礼まで述べているらしい。早速見させていただく。
彼と知り合えたのは大きな喜びだ。ぼくが若かったころやりたいと思っていたことを彼はやっている。会えてよかった。これからの人生に転機をもたらしてくれそうな。ひとつだけ、彼にお願いしたいことがある。ぼくの名前の下に「先生」をつけるのはやめてもらいたい。
http://antaiji.org/?p=10999&lang=ja
ネルケ無方さんの『迷える者の禅修行』という本の存在を知ったのは、2011年の3月の震災後に、ぼくが敬愛する老哲学者の書評を読んだからだ。すぐにアマゾンに注文した。この本を読んだときの衝撃は今でも覚えている。
http://www.ne.jp/asahi/kaze/kaze/zen.html
この老哲学者の書評を読むだけでも、ネルケさんの本の内容がよくわかる。
July 28, Monday, 2014
午後2コマのクラス in 南箕輪村。期末試験前最後のクラス。試験範囲まで、急いで済ませる。帰路、コメリに寄り、頼まれていた三本刃(鍬)を購入。けっこうな値段である。5739円(税込)。
夜は森林組合の会合があったが、欠席させてもらうことに。前期最後の1週間をなんとか乗り切らねば。
長崎県で起こった15歳の少女が同級生を殺害した事件には心が痛む。断片的な情報しか入ってこないのでよくわからないが、少女の内面には大きな闇が潜んでいたに違いない。
夕方家に戻り、庭を一回り。真っ赤な蔓バラが一輪咲いていた。
フィービーは、サンデッキで夕涼み。いいな、羨ましいな。
家人に頼まれ、畑にトマトをとりに行くと、フィービーもサンデッキから飛び降りて、ついてきた。
夜、試験問題の作成。
July 27, Sunday, 2014
今日は昨日と比べると若干過ごしやすかった。二階の仕事部屋にいても暑くてたまらないということはなかった。明日のクラスの準備をしたり、学生のメールへ返事を書いたりした。高校野球の結果が知りたくて、下に降りていく。
長野商業と佐久長聖。長野商業が1,2回の攻撃で大量点を奪い、終始優勢に試合を進めていたが7回に4点を入れて8対8とし、9回表に2点を入れて逆転、その裏長野商業が1点を返したが、ゲームセット。10対9.まるでルーズベルトゲームだ。
これ以上に驚くべき試合があった。石川県の決勝戦。小松大谷と星陵高校。小松大谷が5回までに8点を入れ、そのままゲームセットかと思われた。ところが9回の裏、星陵が9点を入れ、逆転。こんな大逆転劇は見たことも聞いたこともない。もし、漫画や小説にこんなことを書いたら、誰も真剣には受け取らないだろう。
西の山に陽が沈む頃、外に出て刈払機で畑のまわり、家のまわりの草を刈る。そのあと家に入り相撲を見る。結び前最後の3番。日馬富士にがんばってもらって白鵬、豪栄道、琴奨菊の巴戦になることを期待したが、結果は白鵬の優勝。ちょっとがっかり。
July 26, Saturday, 2014
千葉の名取芳夫さんのカウンセリング研究会のメンバーを迎えてのオープンマイク。特に丸山俊治さんの「満州の丘」を是非とも聞きたいということで、丸山さんをフィーチャーしたオープンマイクに。
トップバッターは丸山さん。「おじさんたち」よでスタート。カウンセリング研究会の方々のあいだで笑い声が。「マザーロードの旅」「鉢伏山の花たちよ」と続く。そして二人の幼い妹たちの霊がお盆に戻ってくるというテーマの歌。そして原田和恵さんのサポートで「雪のかくれんぼ」。原田さん、「夏の思い出」と「無題」と「アメイジング・グレイス」。2曲目「無題」は以前にも歌ったことがあるが、マシュマロママさんの歌とのこと。吉田拓郎風の言葉とメロディの佳曲である。
次にカウンセリング研究会の方々の歌。トップバッターは根岸常美(ねぎし・つねよし)さん。丸山さんと同じ年に生まれた73歳とのこと。「仕事の歌」「シクラメンのかおり」を歌う。「仕事の歌」は久々に聞いた。いい歌である。つづい奈良てい子さんと石野裕子さんが歌う。ピアノ伴奏は丸山さん。名取さんは、今日は少々控えめに「歌・うた・和歌」について語る。 赤羽真理さん、「旅人の木」「千両梨の実」を歌う。ここで前半終了。
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後半トップ原田さん、ハープでアイルランドの小品、そして「アメイジング・グレイス」。ピアノで「君は愛されるため生まれた」。丸山さん、「セピア色の安曇野」、そして赤羽さんと原田さんのサポートで「70歳になったのだ」。今夜一番の歓声、拍手!
赤羽さん「許し」と「種の歌」。三浦が「バード・オン・ザ・ワイヤー」と「菅野有恒」。最後に恒例の Amazing Grace をみなさんと一緒に。
名取さんのおかげで、賑やかなオープンマイクになった。感謝。
July 25, Friday, 2014
昨日よりも更に暑い一日。雲ひとつない青空。今日は写真を撮りに出るだけで、外の仕事はしないことに。全国で35℃を超えたところが続出。多治見は39℃を超えていた。
夜、オーリアッド。オーリアッドにしては忙しい夜。最初に入ってきたのは、以前オーリアッドの製氷機を修理してくれたTさん。演歌歌手でもある。今年の2月の後半、製氷機が壊れたとき電話をしたら、視力が落ちてしまい、仕事を止めたとのことだった。今日お話を聞いて驚いた。4月から松本の盲学校の専科に入学し鍼灸師の勉強をしているとのこと。今日が夏休み前最後の日。四方山話のあと、持参したカラオケCDで何曲か歌っていただく。今年もテイチク新人演歌歌手の登竜門である全国大会出場資格を獲得したようだ。
そのあとも何人かのお客さん。11時すぎ帰宅。暑い。今日は夕食の時だけ、今年初めて家のエアコンをつけた。深夜になってもまだ蒸し暑い。
July 24, Thursday, 2014
暑い一日。朝起きて久振り庭と畑を一回り。グラジオラスが咲いているのに気づいた。いつの間にか。赤、黄、白の3種類。トマトも美味しそうになってきた。
一週間ぶりに芝を刈り、スプリンクラーで水をまく。フィービーも様子を見に出てきて、涼しいところで寝そべっている。本格的な夏。
July 23, Wednesday, 2014
梅雨があけたと思ったら、猛烈な暑さ。夜になっても蒸し暑い。
昼を挟んで2コマのクラス。両方のクラスで、「We Shall Overcome 世界を変えた歌」のビデオを見る。昭和天皇が亡くなった日の前夜、NHKで放映された番組を録画したもの。久振りに見たが、いいビデオである。これだけのことを口で説明するのは難しい。
TSURUYA 並柳店に寄って帰宅。今日は家人が留守。簡単な野菜料理を作り夕食。
少し遅れてオーリアッドへ。静かな夜。届いたばかりの、ネルケ無方著『道元を逆輸入するー「現成公案」を英語から理解する試み』を読み始める。面白い。分かりやすい。
夕方、ネルケさんから電話があった。昨日、補講の時間前の空き時間に送った西瓜のお礼。そのときこの本の話をした。いままで読んだ彼の本は新書やペーパーバックだったが、これはハードカバーの立派な本。値段も他の本よりは高い。彼の言うには「値段が高いせいか、他の本より売れていない」とのこと。高いと言っても2400円。この本にはその値段に値する、いやそれ以上の価値がある。
July 22, Tuesday, 2014
今日は2コマのクラスと、4月22日の碌山忌に休講したクラスの補講。さすがにこの暑さの中、疲れた。5時50分に補講が終わり、家に着いたのは7時。家人も今日は一日カウンセリングの仕事。ぼくが戻るすぐ前に帰宅したとのこと。二人が留守をしていたものだから、フィービーが業を煮やしたのか(こんな表現は久しぶり)なかなか帰ってこない。帰ってきたのは10時すぎ。ソフィーに続いてフィービーもいなくなってしまったら、大変だ。
夕食後、テレビをつけたら巨人vs阪神戦。かつては大の巨人ファンだった。ある時点から巨人ファンを止めた。テレビをつけたときは巨人が勝っていて、そのうちに阪神が逆転し、興味をそそられ阪神が勝つところを見ようと、9回裏まで見てしまった。9回2死、あとひとりでゲームセットというところで、同点ホームランを打たれてしまった。延長戦まで見ていられない。2階に上がって仕事をする。明日の準備。学生用のCDの焼き増し。
11時すぎ階下へ降り、TVをつけたら、スポーツニュース。福留の見事なホームランで阪神の勝利。巨人ファンはどっと疲れたことだろう。
July 21, Monday, 2014
今日は海の日。祭日。ありがたい。昨日の疲れをとるため、朝はゆっくり9時過ぎまで寝る。家人は9時半から村の大正琴のグループの発表会。老福センターへ。
外は太陽が照り、かなり暑そう。涼しくなってから外に出て働こうと思ったが、結局一日家の中。明日の授業の準備と、期末試験の作成。それに2時間ほど午睡。
昨日の飛騨高山行きはいくつかの出合いがあった。歌い終わったあと、ひとりの写真家の女性から話しかけられた。その人の写真の先生も陸前高田出身だという。今日メールがあって、その先生に電話をしたら、菅野有恒さんをよく知っているとのこと。いろんなつながりがある。
夏休みまでもう一息。頑張らねば。
July 20, Sunday, 2014
上高地行きの国道158号線を進み、安房トンネルを抜けて飛騨高山へ。計算でいけば2時間でいくところ、連休で車の量が多かったせいか、3時間近くかかった。途中お土産に波田の巨大西瓜を求めて時間がかかったこともある。到着したのはネルケ無方師の講演開始15分前。
会場は高山駅近く、飛騨信用金庫2Fホール。定員50名のところ、かなりの定員オーバー。すぐにネルケさんに紹介され、彼の講演が終わったあと、短時間歌わせていただくことに。駐車場へギターを取りに行く。
演題は「日本伝統文化は凄い」。ネルケさん: この演題は誰がつけたのでしょう。原田老師かしら。以前、仏教伝道協会かどこかで講演したとき、「ここが変だよ日本人の仏教観」という演題をお願いしておいたのに、「ここがスゴイよ日本人の仏教観」に変えられていた、と話し笑いをさそう。
お話は日本の伝統文化のスゴさでも、日本の仏教の変なところでもなかった。いかにして彼がベルリンで高校生のとき禅と出あい、紆余曲折を経て兵庫県の山奥にある禅寺の住職になったかということをユーモアを交えて語る。そのこと自体、日本仏教の変なところ、そして同時に、日本仏教のスゴさへの言及であるように思えた。
講演と質疑応答が終わったあと、2曲歌わせていただいた。PAシステムは、スタンドのないハンドマイクのようなもので、ほとんど役に立たない。しかも、ぼくの補聴器に感応してものすごいピーという音を出したので、補聴器のスイッチを切ったら、自分の声もよく聞こえない。それでも、終わったあと、好意的な反応が返ってきたので、言葉がちゃんと伝わっていたことがわかった。
懇親会は近くの洋風居酒屋で。和気藹々と2時間。ぼくの席はネルケさん横に指定され、しばし彼と話すことができた。特に彼が1年間ほど修行した東福僧堂と福島慶道老師について。その他四方山話。彼がオーストラリアで佐々木承周老師とレナード・コーエンの通訳をしたことがあるという話には驚いた。ジム・グリーンのことも知っていた。
7時過ぎ、帰路に着く。来た時の道を逆に進む。来るときは車が多かったが、帰りは少なく、運転しやすかった。途中しばらく家人に代わってもらい、仮眠をとる。10時前帰宅。
行ってよかった。いくつもの新しい出あいがあった。原田道一さんのおかげである。そうそう、自らの出版記念の講演に、自分の講演でなく、面識のないネルケさんにきてもらったのは次のような理由と知り、これも凄いと思った。
「自分の講演会なんて、ひねくれ者の自慢話で、なんにもおもしろくない。これからの日本に刺激を与えてくれる真剣勝負で生きている人の話を聞いてほしい。ネルケ老師の本を読んて、ピンときた!この人なら間違いはない!」
その誘いを受けたネルケさんも凄い。
July 19, Saturday, 2014
Saturday Night Open Mike 初回出演順に、原田和恵さん、原口克広さん、吉田敏明さん、三浦久、長島功さん。原口さん、吉田さんは静岡からやってきた。彼らの上司が辰野出身とのことで、3人でやってきた。
原田さん、「You Raise me Up」「友よ」など。原口さん「家族の風景」「ディポーティー」など。吉田さん、京都レコードのファン歴などについて語る。三浦「即宗和尚」「山頭火」など。長島さん「無縁坂」「ブリキの魔法」など。
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最後、さだまさしファンの原口さんと長島さんで「黄昏迄」。初めて聞く歌だが、しんみりとするいい歌である。
原口さんは、綺麗な高音と見事なギターワーク。カバー曲中心ではあるが、なかなか聞かせる選曲。近々静岡では路上ライブをする予定とのこと。上司のお墨付き。また歌いにきてほしいもの。
■
午前中、畑仕事。とにかく3箇所に分かれた畑の雑草を刈払機で刈る。汗ビッショリ。
前から、 Skype で3箇所をつないで話ができると教えられていたが、今日昼前、それが実現。川崎とクライストチャーチと辰野。時間を気にせず話せて無料である。ニュージーランドは冬。次男は家の中でダウンジャケットをきている。しかし一番寒いときでも−2℃とのこと。辰野の寒さと比べると過ごしやすい。雅樹君は昼寝から起きたばかり。少々不機嫌だったが、最後のほうでようやく微笑んでくれた。
July 18, Friday, 2014
「隣の潔さん」のおかげで、小麦の収穫。機械で刈り取り、束ね、稲掛けを組立て、干してくれた。干してみれば、わずかなもの。農業をちゃんとやるには少々の心構えでは難しいと実感。
ここは数年前、向日葵畑にしたところ。ところどころに向日葵が咲いている。
July 17, Thursday, 2014
木曜日は最近庭仕事の日になった。朝から庭に出て、刈払機で草を刈り、野菜を採り、芝を刈る。
調子よく動いていた芝刈り機が、途中から、自走しなくなった。押せば動くが、自走式に慣れてしまうと、押すのは大変。販売元に連絡して修理してもらわねば。
家の周りの写真を撮る。桔梗がきれいに咲いている。百日草も。
とうもろこしを初めてとって茹でて食べようとしたら、フィービーに先手をとられた。仕事から帰ってきた家人が大声を上げるので、どうしたのかと降りていくと、食卓の上でフィービーが、冷ましておいたとうおもろこしを食べていた。イチゴととうもろこしが好きな猫。
オーリアッド。スピーカーからは CCRの Have You Ever Seen the Rain? 午後太陽が照っているのに、かなり激しい雨が降ったので。
July 16, Wednesday, 2014
昼を挟んで2コマのクラス。今学期歌った歌をすべて歌う。中間試験の採点を終えて返したと思ったら、もう期末試験の用意をしなければならない。
帰路、ホームセンターに寄り、コピー用紙と猫の餌を購入。
連日の猛暑。毎年夏になると何回か家でもエアコンをつけるが、今年はまだ一度もつけていない。本格的な暑さはこれからか。オーリアッドは、6時開店と同時にエアコンのスイッチを入れる。しばらくして涼しくなってからスイッチを切る。ソーラーシステム導入により、電気代に関してはお釣りがくる。
オーリアッドのパソコンをやめて、ドコモの Arrows というタブレットを購入。今までうまく行っていたが、今夜はどうも接続が悪い。Kindle とのテザリングもできない。
July 15, Tuesday, 2014
3時限終了後、久々にあがたの森の喫茶店へ。駐車場が空いていてよかった。以前何回か駐車できず断念したことがあった。この喫茶店は旧制高等学校記念館の中にある。ときどき、入口を入ってすぐ左にあるホールで旧制高校関係の展示会をやっている。今日は、旧制松本高校の大正8年創立から昭和16年までの授業編成の一覧表や、理科や地理などの色刷りの掲示教材が展示されていた。一番興味をひいたのは授業編成。
文科の場合、圧倒的に外国語の時間が多い。第一外国語(おそらく英語)は、1年生週9時間、2年生8時間、3年生8時間。第二外国語(おそらくドイツ語)は、1年生から3年生まで週4時間。国語と漢文の1年生週6時間、2年生5時間、3年生5時間と比べてみれば、いかに外国語に力を入れていたかがわかる。
旧制高校の英語教育に関して、山岡洋一という翻訳家が「時代は訳読」という文章の中で次のように述べている。
明治から戦後しばらくまでは「語学の時代」だったと思う。英語などの外国語が「学」だった時代だ。この時期、とくに明治から大正にかけて、日本にとって最重要課題は欧米の優れた知識を吸収することであり、そのために不可欠な手段として学校教育でとくに重視されたのが「語学」であった。旧制中学、旧制高校の語学教育はじつに徹底していたようで、この時代に教育を受けた人たちは読み書き聞き話すのすべての面にわたって、戦後世代とは比較にならないほどの力を身につけていたように思う。
旧制松本高校の時間割もこの人の言葉を裏付けるものだ。時間編成の表が昭和16年までしかないのは、太平洋戦争開始にともない、英語は敵性語として学ぶことを禁止されたからか。
夕方、畑に出て野菜をとる。きゅうり、ナス、韓国とうがらし、いんげん、ズキニ。ひぐらしが鳴いているのに気づいた。晩夏の夕暮れのよう。
July 14, Monday, 2014
午後2コマのクラス at 南箕輪村。来週の月曜日は祭日なので、今学期のクラスはあと1回。そのあと期末試験。昔は7月になると夏休みが始まったが、最近は、8月にならないと夏休みにならない。その分、秋風が吹く9月いっぱい休みだけれど。
帰路、伊那のTSURUYAへ寄り、食材を購入。美味しそうなカツオのたたきがあった。
夜、明日のクラスの準備。と思いながら、疲れてうとうと。ライブやイベントがあると最近は疲れがしばらく続く気がする。明日の朝早く起きてがんばろう。
July 13, Sunday, 2014
夕食後、粟津原さんから、昨夜の One Day Festival がとてもよかったとの電話をいただいた。ヨン先生と「果樹園の道」を歌えたことが何にもまして嬉しかったと喜んでいた。歌っているとき、彼女の目に涙が溢れているのをぼくは見た。彼女の人生には人には言えない大きな苦しみがあったはず。しかし、今彼女には、全盲というハンディを感じさせない明るさ、大らかさがある。
ジャズの代田さんと大野田さんの演奏が素晴らしかった。それにボーカルの石田さんと宮澤さんも。彼らが入ることによって、コンサート全体が活性化したような。ギター弾き語りとジャズの演奏が互いに邪魔することなく、うまく融合していたような。
そのひとつの要因は、おそらく彼らの謙虚さにある。彼らは音楽で自己主張をしない。彼らの音楽は聴衆や共演者と対立しない。うまく言い表せないが、彼らの音楽は聴衆と楽しむためにある。いい意味での「軽さ」がある。
「カムサハムニダ・・」「千両梨」「満州の丘」といった、どちらかというと「重い」歌が、彼らの「軽妙な」音楽によって引き立てられたように、逆もまた真、彼らの音楽もまたおそらく「重い」歌によって引き立てられ、いつもとは違った輝きを放っていたに違いない。予定調和的な馴れ合いに陥ることを、どちらも、避けることができたのではないだろうか。
それに、もう一つ、昨日のコンサートがよかったのは、このイベントが中国、韓国、日本の3国の100近い会場で同時に行われ、為政者の思惑とは別に、ボーダー(境界)を超えて、人と人との繋がりを模索しようという「大義」があったからだろう。そのおかげで、演奏者も聞きにきてくださった方も、まさに舞台と客席の隔たりを超えて、共通した「意識」を持つことができたのである。
今日の午後遅く、「とても素敵なコンサートでした。様々な国の方たちの織りなすパッションは実に素晴らしく、大いに刺激を受けました。感謝しております」というメールが届いた。楽しんでいただいたようでよかった。
そうそう、86歳(87歳?)の金子さんが、OREAD facebookのphoto album に次のようなコメントを書いてくださった。
鱗雲(うろこ雲)は台風や地震のあとに出るものだとありました。見事な鱗雲の中の満月。そして光!早めの帰宅11時。改めてOREAD よ、ありがとう。この感動を一人でも多くの人に伝えなければ…おぼろげながら生きる義務感みたいなものが髣髴と!!おお、アリアンよ!
最後の「アリアン」は「アリラン」のタイプミスと思われるが、いずれにしろ、「生きる義務感」が沸き起こってきたというところが凄い!「生きる意味」を見失いがちな近頃、86歳(87歳?)の先達のこの言葉に大いに励まされる。
July 12, Saturday, 2014
案ずるより産むが易しという喩えが、適切かどうか分からないが、終わってみれば One Day Festival はとても素晴らしいコンサートになった。出演者のみなさんに、そして聞きにきてくださった方々に感謝したい。
ヨン先生とチン君が参加してくれたことで、このコンサートの発起人パク・チャンスさんの意図したものに、より近づけたような気がした。特にヨン先生がチマチョゴリを着てきてくれたことで、通常のオーリアッドのコンサートとは異なる雰囲気が醸し出された。
雰囲気といえば、垣内彰さんにも感謝したい。 2002年の韓国訪問のときの写真のパネルを作ってくれたことに、そして、壁に貼ってくれた中国、韓国、日本で One Day Festival が同時に開催される場所を赤い点で示した地図を作ってきてくれたことに。
「オーリアッド・バンド」の歌でスタート。その後、出演順に、三浦久、ヨン・ジンスク、垣内彰、赤羽真理、大月高志、フロスキ(代田幸一郎、大野田豪、フランク石田、宮澤千史)、原田和恵、チン・ヘイ、長島功、丸山俊治、そして最後のアンコールで粟津原由子(敬称略)。
ジャズの フロスキのみなさんの演奏があって、全体のバランスがとれたようだ。ピアノの代田さんが、終わったあと、「コンサートの主旨を理解していたらもっと違う曲を選んでいた」と言われたが、いやいや、あの選曲でよかった。
最後の粟津原さんとヨン先生の「果樹園の道」もよかった。粟津原さんの目にうっすらと涙が光っていた。
すべての出演者の写真はOREAD facebook で。
そうそう信毎の記者の方も最初から最後まで聞いてくださった。「取材にきても最初だけ覗いて帰ってしまう方が多いのに」と彼に言うと、「今日は取材というよりも、知らないうちに聴衆の一人になっていて、楽しませてもらいました」とのことだった。
July 11, Friday, 2014
台風一過、朝からいい天気。台風8号は、ぼくの住む伊那谷北端の地域にはなんと被害ももたらさず去っていった。山を隔てた、木曽谷南端の南木曽では土石流が起こり中学生が亡くなった。テレビは土石流の映像を繰り返し流している。その凄まじさには驚かされる。
この時期は草の伸びるのが実にはやい。今日も午前中、畑と庭の草を耕運機と刈払い機で取り除く作業。午後は、最近の運動不足解消のため、ウォーキングに出かけることに。村を周り、そして樋田不動尊堂まで。いろいろな花が咲いている。虫たちも草むらの中で蠢いている。ものみな生命に満ちて躍動している。
樋田不動尊堂前の涼しげな小川。日陰の色が夏だ。
徳本水の下の横川川で釣りをしている人がいた。見ている間に一匹釣り上げた。
夜、オーリアッド。中国・韓国・日本同時開催のOne Day Festival はいよいよ明日。4月の初めに打診を受けてから、長い間何をしたらいいかわからず、正直なところ、困っていたが、ここ数日、呼びかけ人のパク・チャンスさんの「国と国、舞台の客席の間にボーダーはない」という言葉の意味が分かってきたような。最近の為政者たちのぎくしゃくした関係を超えて、この3国の人々との繋がりを再確認できたらと思う。
July 10, Thursday, 2014
大型台風8号がくるとの予報に、朝のうちに、庭にある風に飛ばされそうなものを片付け、倒れそうな花や野菜に支柱を立てる。そして、午後遅く、オーリアッドへ出かける前、家のまわりの雨戸を閉める。備えあれば憂いなし。
夜、オーリアッド。ジブランの会。台風がくるとのことで、いつもより30分早く閉会。
関東上陸は今夜とのことだが、今のところ雨も風も強くない。山を隔てた木曽では、昨日、大きな土石流の災害があったが。
家人によれば、長男は今夜沖縄へ行ったとか。台風のさ中、よく飛行機が飛んだもの。
July 9, Wednesday, 2014
お昼を挟んで2コマのクラス。今日で今学期歌う歌はすべて終了。昨日のクラスで、ひとりの学生から、昨年度のように、歌とスピーチを CD-Rにしてほしいという要望があった。先輩から話を聞いたのかも。大変だが、そうしたほうが学生のためにはいいだろう。希望者にはブランクCDと交換することに。
帰路、山麓線。断続的に強い雨。辰野に入ったら道路は乾いていた。夜、オーリアッド、前半は家人に頼み、8時すぎオーリアッドへ。One Day Festival のポスターを外の掲示板と入口のドアに貼る。ほたる祭りライブ、七夕コンサートと続き、パブリシティが遅れてしまった。それに前売り・予約がないので、何人お客さんが入ってくれるかわからない。今夜、一斉メールで案内を送る。
「ワン・デイ・フェスティバル」は韓国のミュージシャン、パク・チャンスさんの発案で昨年始まったプロジェクトである。今年は韓国、中国、日本の100近くの会場で、同時にコンサートが開かれることになっている。互いの姿は見えなくても、同時にコンサートを開くことで、国と国の間を隔てている壁を超えて、その瞬間を共有したいという願いが込められている。レノンの Imagine にも通じるコンセプトである。
チャンスさんの呼びかけの中に、本来国と国の間には隔たりがないように、ステージと客席の間にも隔たりはない、というくだりがあった。会場のみなさんと一緒に歌う「歌声喫茶」風コーナーもある。料金はワンコイン 500円。為政者たちの「不可解な」パフォーマンスとは別に、国を超えた連携、連帯を大きな声で歌いたい。
July 8, Tuesday, 2014
お昼を挟んで2コマのクラス。2時半、授業終了後、どこにも寄らずに帰宅。4時から6時の間に、昨日の朝、ホテルから送った荷物が届くことになっている。家人が留守なので、戻っていなければ。
2日家を開けただけなのに、庭がかなり荒れている。雑草の成長ははやい。芝刈り、そして庭木の剪定。いつものように、フィービーがどこからともなく現れて、仕事の邪魔をする。ほぼ2時間半、汗びっしょりになり働いた。庭は、かなりすっきりした。
午後家に戻ったら、黄色いユリが咲いているのが目に入ってきた。写真を撮る。
夜、明日のクラスの準備。それにmake-up test の作成。それに今学期歌った歌のCD-R の作成。今学期は、CD-Rは作らないおこうと思っていた。そのかわり、学生用のサイトをつくり、そこにアクセスすれば聞けるようにしておいた。しかし、今日学生のほうから希望が出てきた。昨年度の学生から聞いたのかもしれない。確かにCDになっていれば便利ではある。
July 7, Monday, 2014
新幹線、中央西線で塩尻へ。迎えにきてくれた家人の車で帰宅。わずか2晩留守にしただけだが、家に着くと、とうもろこしの丈が伸びている。他の野菜も青々としている。芝生の雑草も凄い。
しばらく休み、昼食後、南箕輪村へ。2コマのクラス。準備不足。4講時のクラスのあと、学生から6時半から始まるというマンドリンクラブの演奏会に誘われたが、残念ながらその時間まで待てない。教室で一曲弾いてもらう。聞いたことのあるメロディ。繊細な美しい響き。
夜、明日のクラスの準備をと思ったが、疲れていて何も頭に入らない。早めに休んだほうがよさそうだ。
韓国から今度の土曜日のONE DAY FESTIVAL の立派なポスターとパンフレットが届いていた。さてどうなることか。
July 6, Sunday, 2014
第42回七夕コンサート2日目
古川君と豊田君と枚方のひがしの君の家へ。淀川が見下ろせるマンション。この景色をひがしの君は眺めながら生きていたんだ。
お線香を上げたあと、奥さんとひがしの君の思い出話。息子の「こうき君」も途中から合流。いいなと思ったのは「パパは私にも、息子にも、誰にも優しかったです」という奥さんのことば。
彼の仕事部屋を見せてもらう。蔵書が壁一面に。彼はいろんなことに興味をもち、知識も豊富だった。
■
昨日ほどではないが今夜もいっぱいのお客さん。今夜はトップバッター。今から14,5年前、ピート・シーガーに会ったとき、乞われるままに彼の12弦ギターを借りて歌った「あの果てしない大空へ」から入る。「碌山」「菅野有恒」「ブラート・オクジャワについて」「宝福寺にて」「千の風」。
昨日と今日でたくさんの懐かしい人たちと出会ったが、中でもブルースシンガー、こうちゃんこと仲田耕実さんに会えたのは嬉しかった。いつのまにか facebook friend になってはいたが、実際に会うのは本当に久しぶり。
July 5, Saturday, 2014
第42回七夕コンサート初日
July 4, Friday, 2014
ヤンキースの田中投手の投球を横目で見ながら、今週月曜日に行った2クラスの試験の採点。明日から七夕コンサートで京都で2泊。帰りは月曜日の11時過ぎ。午後1時までには南箕輪へ行かねばならない。今日採点をすませなければ、時間がない。
田中投手は、ぼくが見たなかでは今シーズン一番調子が悪かった。それでも味方の打線に助けられ、12勝目。
家人は、今日は一日、カウンセリングの仕事。ぼくがオーリアッドへ出かけるときは、まだ戻っていなかった。隣町の中学校。
採点の続きをしているところへ2人のお客さん。初めての方々。バーボンのダブルとシングル。帰りがけに、「明日コンサートがあるんですか。新聞で見ました」とのこと。「いや、明日は臨時休業でお休みです。コンサートは7月12日です」とお伝えし、チラシをお渡しする。来てくださればいいが。
10時に店を閉めようと外の灯を消したところへ長島君。忙しそうだ。来週は、新しい工場の検査のため、金曜日まで長野市とのこと。
「臨時休業」の張り紙をして、家に戻る。雨がかなり激しく降っている。メールや facebook のチェックをしたら、名取さんも、来週土曜日はやってくるようなことを書いてあった。
July 3, Thursday, 2014
今日は、昨日入手したコンパクトカメラをつかって、庭や畑でたくさん写真を撮った。まるで新しいおもちゃを手に入れた小さな子供のように。小型で、価格も安いのに、とてもいい。カメラもパソコンも、1年も経たないうちに、新製品が売り出される。そして性能もよくなっている。使いこなせないことも多いが。
夜、オーリアッド。最初、大月さん、それにそのあと、原田さん、そして丸山さん。One Day Festival について少し話す。
July 2, Wednesday, 2014
昨秋、松の木近くに球根を植えたチューリップが咲き始めた。大輪のカサブランカもつぼみが膨らんでいる。もうすぐ咲くはず。
この写真は松本から帰ったあと、今日届いたカメラで撮った。Nikon COOLPIX S3600。以前使っていたNikon COOLPIX S6400は、乱暴に扱ったのか、調子が悪くなった。思い切って買いかえることに。これから何度か遠出がつづく。小型でスリム。持ち運びには便利だ。
夜、オーリアッド。Kindle で「迷える者の禅修行」読了。2渡読んでよかった。最初に読んだときよりも、よく分かる。それにしてもこのドイツ人は凄い。
今日は痩せたことを実感した。朝はいたズボンはゴムでとめるようになっているだけで、ベルトができない。ちょっとゆるい。はきかえようと思ったが時間がない。まあ大丈夫だろうとそのまま出かけた。教室で、ズボンがずれ落ちて困った。痩せたことを喜ぶべきか。
July 1, Tuesday, 2014
今日から7月。
お昼を挟んで2コマのクラス。帰路、TSURUYA に寄り、食材を購入。ピザ用チーズ、コンニャク、生姜、大好きな井村屋の6個入あずきアイスをカゴに入れたが、思い返して、もとに戻した。糖質制限ダイエット中。
帰宅後、芝刈り。雑草を目立たなくするために、思い切り短く刈ってみた。新しい芝刈り機は素晴らしい。自走式であるために、疲れない。それに燃費がいい。思い切って買い換えてよかった。
昼休み、そして家に戻ってからも、採点の合間に Kindle版「迷える者の禅修行」を読む。以前読んだときは、東福寺での修行を、否定的に書いているように思えたが、今度読み返してみると、その体験を少なくとも否定してはいないと感じた。
本の中に、福島老師の通訳としてアメリカへ行ったと書かれていた。マイケルから、老師がドイツ人の雲水を通訳に連れっていったと聞いたことがある。老師が入門して1年足らずの雲水をアメリカに連れていったということからも、ネルケ無方氏に対する老師の期待がうかがえる。独参の様子も書かれていた。その中での老師とのやりとりも。そして「この人は本物だ」という述懐も。
否定的と以前感じたのは、おそらく、東福寺の名前も老師の名前も伏せられていたからかもしれない。
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