OREAD Diary
August 1-31, 2012
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Friday August 31, 2012
今日は午前と午後、中学で司書の上島先生と中学3年生のクラスで、ブックトーク。先生が前半25分、人権や公民権運動に関する本を何冊か紹介し、その一部を朗読。ぼくが後半25分、それらの本と関係する歌を歌う。「Amazing Grace」 「ローザ・パークスの歌」「I Have a Dream」、そして最後、スティーブ・ジョブズが小学校から中学にかけて、いじめられていたという話をし、「それぞれの道」を歌う。ひとつの歌、ひとつの言葉でもいい、子供たちの心に残ってくれればいいが。来週月曜日には、同じことを、残りの3クラスですることになっている。
明日から9月というのに、今日も暑かった。フィービーはリビングの床にごろんと横になることが好き。暑いときはこれが一番。
夜、オーリアッド。前半静かな夜、後半大忙し。今夜スピーカーからはジョニー・キャッシュ。
昼間は晴れていたのに、夜になって小雨。閉店間際、お客さんのひとりが、外へ行き、戻ってきて「お月さんが出てるよ」と言う。「ひと月に2度満月があるばあい、その2度目の満月はブルームーンといって、見るといいことがあると言われてますよ」と話す。「それじゃあ、タクシー呼ばずに、月の光を浴びて、歩いて帰るとするか」と、どなたかが言う。
帰路、ブルームーンが見れるかと期待したが、曇って見えなかった。その上には満月があるらしく、かなり明るかったが。
Thursday August 30, 2012
午後4時20分突然の激しい雨。フィービーは家の中にいたが、ソフィーは外にいて、物凄い形相でサンデッキの上に駆け上ってきた。玄関先の箱に跳びのって雨を見ている。フィービーも家から出てきて丸イスにすわる。フィービーはリラックスしているが、ソフィーは両耳を立て、雨をにらみつけている。急に雷が鳴り、どしゃぶりの雨が降ってきて、怖かったのだろう。それにしても、ありがたい雨。今朝大根の種をまいておいてよかった。
木曜日は、先に家人にオーリアッドにいってもらう日。7時過ぎに入ると、カウンターに野澤君。昨年のかやぶきの館の「きのこライブ」発案者でありチーフプロデューサー。今年は昨年とは違った企画でやることにしたとのこと。若者をターゲットに、アイドル系の歌手や、コメディアンの出演を考えているようだ。都合がつけば、「きのこうどん」を食べに行きがてら、聞きに行くと伝える。昨年食べた松茸がたくさん入ったうどんは実に美味しかった。
明日は、午前1回、午後1回、中学校の社会科の授業の一環であるブックトーク。司書の先生が公民権運動に関係する本の抜粋をいくつか朗読、そのあとぼくが「I Have a Dream」 や「ローザ・パークスの歌」などを歌う。時間があれば「それぞれの道」も歌いたい。
Wednesday August 29, 2012
朝、階下へ降りて行くと、外から突然大きな声。「サルがいる〜!」。あわててカメラをもち、外に出た。大きなサルが一匹、山の中へ逃げて行くところだった。家人によれば、5,6匹いたがみんなすぐ逃げたとのこと。大きな一匹は我が家の畑にいて、ゆっくり歩いて逃げたとのこと。
サルの写真が撮れなかったので、庭を一巡りして、花の写真を撮る。シュウメイギクが咲き始めた。ノウゼンカズラは今年は夏の盛りには咲かず、今になって、下のほうにわずか花をつけた。沙羅双樹も結局、2,3輪咲いただけだった。
午後、昨日送った対訳と英詩の見直し。CDを聞きながら、歌詞を途中までチェック。CDでは歌われてはいるが、歌詞カードでは抜けていヴァースがひとつ、訳抜けが1箇所あった。まだ他にもあるかも。
夏休みになってから、「相棒」なるテレビドラマの再放送を午後見られるときには見るようになった。面白いといえば面白い。時には荒唐無稽な感がなきにしもあらず。今日は女スリが出てくる物語。まあまあだった。
オーリアッド。土曜日以来のオーリアッド。開店後しばらくして坂井君。2曲歌っている間に、持ち帰りの「パン」の用意ができた。
写真展を見に行ったとジョンの facebook に書き込んだら、彼からも書き込みがあった。
I was there yesterday. It was great. Your smiles were the same in those photos while your hair was a little different. I mean you had long hair in Tibet. You look great with or without hair, though.
昨日ようやく行きました。とてもよかた。チベットにいたときの笑顔は今と同じだったけれど、髪は少し違っていたね。チベットにいたときは長髪だったんだ。髪があってもなくても素敵です。
Hisashi, very very happy to see that you made it there. Sorry I wasn't there (I was hiking up 御嶽山 (Mt. Ontake) .. love those sacred volcanoes!). Thanks for making the effort to come and see them. (note to others: NO, it's not about the hair ..)
来てくれたんだ。ごめん、留守してて(御嶽山に登ってました。聖なる火の山はいいね)。わざわざ見に来てくれて、ありがとう。(他の人たちへの注記:髪のことじゃないよ)。
Tuesday August 28, 2012
ようやくジョン・クーンズのチベット写真展を見に行くことができた。多くのアメリカ人の友人がいるが、彼ほどにオープンで笑顔の素敵なアメリカ人に会ったことはない。暖かい人柄。
彼はチベットで7年間、コンピュータと英語を教えたとのことで、その7年間に撮った写真のいくつかを展示したのである。彼の笑顔もすてきだが、チベットの人たちの素朴な笑顔もいい。下の写真は、彼の写真をぼくのカメラで撮ったもの。
展覧会は松本のパルコの北側に位置する中央公民館 M-Wing 南棟2F。8月31日まで。
帰路、近くの「ガブリエル」というイタリアレストランへ。オーナーシェフのやっちゃんは今村出身。彼が小さい頃からよく知っている。昼時とあって店内はほぼ満席。パスタとサラダとデザート。美味しかった。特に手作りのサラダのドレッシングは絶品だった。
店内には小澤征爾さんのサインや、著名な歌舞伎役者の色紙など、たくさん飾られていた。サイトウ・キネン・フェスティヴァルの間は忙しく、休みなしとか。
午前中に送ろうと思っていた対訳を、夜遅くに送った。このカナダ人シンガーは日本語も少しわかるようなので、チェックしてもらい、修正すべきところがあれば、指摘してほしいと書いておいた。とにかく、ボールを彼に渡したので、ようやく肩の荷がおりた。
Monday August 27, 2012
雨が降らない。畑はからからに乾いている。朝晩の水撒きが日課になった。山際の旧ひまわり畑のイチゴの畝と白菜の畝に、近くの農業用水道からホースで水撒き。さらに10リットルと6リットルのジョウロに水を入れ、卓也の柿木から道を隔てたところにある畑に運び、タマネギとほうれん草の新芽に水をやる。さらに、家の近くの畑の大根の種の畝と、白菜の畝に水を撒く。これだけで汗だく。
天気予報で気象予報士が、明日は全県で雨の心配はありません、と言っていたが、ちょっと生活感のない人に思えた。「明日も残念ながら全県で雨は降りません」というべきだろう。
頼まれていた対訳はほぼ完成。明日もう一度、英詩と対応させて、訳抜けなどないか確かめてから送ろうと思う。
Sunday August 26, 2012
午前7時、サイレンが鳴り、防災訓練の始まり。8つの隣組ごとに集まり、公民館の庭に整列。奉仕団による風呂敷で背中に背負う「バッグ」の作り方のデモンストレーション。消防団員による家庭用消火器の扱い方説明。区の役員による村の小型ポンプ実演。旧道沿いの消火栓実演。これで全体訓練終了。
その後、各隣組に設置されている消火栓のところに、組ごとに集まって、水の出し方の確認。7組の消火栓はわが家の敷地の北西の隅、卓也の柿の木の北側にある。昨日、刈り払い機で周りの草を刈っておいた。
朝食後、畑へ。かなり長い畝に、苗床から白菜の苗を移植。寒冷紗をかぶせる。家に近い畑には、大根の種をまく。長い間雨が降っていない。しっかりと水をまく。
黒いカバーはイチゴの畝。白いカバーは今日植えた白菜の畝。空にはまだ真夏の雲。
昼前、オーリアッドへ。昨夜の後片付け。午後は疲れて、しばらく午睡。それにしても暑い。そろそろ9月だというのに。
夜、Wild Life という番組を見る。今夜は、オーストラリアのメルボルン近くの海に、great spider crab という大きなカニが10万匹も集まって、脱皮をするところを撮った映像。この番組は、時々すばらしい自然の驚異を見せてくれる。
そのあと翻訳をしようとするが、身体の節々が痛く、目はしょぼしょぼ。タイプを打ちながら、キーボードに頭をぶつけそうになる。できるだけ早く対訳を送り届けたいと思いながら、続きは明日することに。
Saturday August 25, 2012
先日の信州フォークフェスタでは補聴器とハーモニカホールダーを忘れて慌てたが、今日のオープンマイクでは、カメラを忘れて、取りに戻った。そのため、若干スタートが遅れてしまった。オーリアッドの周りの、特に裏の雑草が伸びたので、今日は刈り払い機をもって早目に家を出ようと思っていた。確かに刈り払い機は忘れなかったのだが、カメラを忘れてしまった。
先ずぼくが「千の光」と「松毬」を歌ったあと、丸山俊治さんにお願いする。毎年お盆前後に丸山さんがよく歌う2曲。「とうもろこしの葉っぱ」「ぼんぼん」。後者は幼くして満州でなくなった2人の妹さんの歌。原田さん、ピアノでヘンデルの「主よ、汝に感謝する」、そして、これまた夏の歌「芭蕉布」。
B-Free の遠藤徹さんと合津征樹さん。以前遠藤さんは一度ソロでお見えになったことがあるが、今回はギタリストの合津さんと一緒。「願い」「聞かせてよ、あの歌を」。前者は以前にも聞かせてもらった。嫁いで行く娘さんのために書いた歌。
唐澤千夏さん、「広島にて」「It's Ready to Go」。8月6日に広島原爆ドーム近くで開かれる音楽祭で歌いたい、と唐澤さんが語るのを聞いたのは、初めてオーリアッドに歌いにきたとき。半年ほど前のことか。今年の8月5日と6日、彼女はそれを実現した。それ以来最初のオーリアッド。
田中創さん、「今夜は踊ろう」と8月の新曲「オーファン・ビリー (Orphan Billy)」。孤児ビリー。聞きながら、この歌を田中さんはどうやって発想したか考えていた。Billy the Kid ではないだろう。でもディラン好きな彼はディランの「Billy」の影響も受けているかも。あの歌の中では Billy, they don't like you to be so free という一行が好きだ。ここで休憩。
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後半トップはオーリアッド2度目の登場、手塚淳さん。ギター、インストラメンタル2曲。赤羽真理さん、「私を待つ人がいる」「許し」。後者は「ヨハネによる福音書第8章の、 姦淫を犯した女を石打ちにせよと迫る人たちにイエスが「あなたがたのうちで罪のない者が、まず彼女に石を投げなさい」と語る話をもとにした歌。聞くたびに粛然とさせられる。
長島功さん、nose flute での参加はあったが、歌での参加は久しぶり。3月に亡くなったお母さんを偲び「無縁坂」、そしてオリジナル「最後の手紙」。丸山さん、「白雪先生」という歌ができた経緯を語ったあと、先日、丸山さん自身の「白雪先生」にお会いした話をして、「白雪先生」を歌う。次に、この歌のストーリーを提供した原田和夫さんが、「出会いの不思議」について語る。原田和恵さん、「G線上のアリア」と「God Bless You」。彼女の声に癒される人も多いはず。
B-Free、「22歳の別れ」と遠藤さんのオリジナル「約束」。結婚したときに奥さんにした約束を、子供たちが巣立っていった今、再び奥さんにするという感動的な歌。遠藤さんのボーカルと合津さんのギターのコンビネーションが絶妙である。
ここで垣内彰さんに先日の信州フォークフェスタについての感想、特に写真撮影について、語ってもらうことに。彼の話の要点はいくつかあったが、一番印象に残ったのは、30万、40万するカメラよりも、1万そこそこの先日買ったカメラが一番よく撮れたという話。ぼくの写真をカメラのせいにしてはいけないようだ。
唐澤さん、「旅をする雨」。前聞いたときよりも、ギターの響きがいい。田中さん、「ハレルヤ」と「東京」。彼の歌の中で、両者ともぼくの好きな歌。「東京」の余韻を感じながらオープンマイクを終わろうかとも思ったが、合津さんと田中さんがオーリアッドで会う機会はそう多くはない。そこでいつもの「Sweet Home Chicago」を一緒に演奏してもらうことに。ギター・ヴォーカル、田中創;ギター、合津征樹;ピアノ、丸山俊治;カホン、長島功。赤羽さんが客席から、合の手で入る。
ここでオープンマイク終了、同時に閉店。盛りだくさんの演奏で、閉店時間を若干オーバー。
最後に、田中さんの奥さんに「毎月新曲を書くというのは大変でしょうね」と言うと、「そうですね。新曲を完成させるために今朝も2時に起きたようです」とのこと。そして「締め切りがないと、なかなか歌はかけないみたいです」と付け加えた。「それにしても孤児ビリーのような発想はどこからくるんでしょうね」と聞くと、彼女は、話していいのか迷いながら、「ビリーは私の猫の名前です」。
Friday August 24, 2012
オーリアッド。9時過ぎ、長島君が息子と入ってきてカウンターにすわる。
しばらくして30代と思われる男女が入ってきて、丸テーブルにすわる。何か飲ませてほしいと言う。メニューを渡すと、ウイスキーの水割りと焼酎のウーロン茶割りをオーダー。男性は髪の毛を金髪に染めている。そのうちに男性が本棚に行き、一冊の本を取り出し、テーブルにおき、写真を撮っている。何の本かと思ったら、朝鮮の昔の社会制度についての本。「売ってほしい」と言う。迷ったが売ることに。
どうもこの町の人ではなさそう。「どちらから」と聞くと、「東京から」とのこと。先祖の墓が辰野にあるので、年に一度墓参りにくるとのこと。辰野のどこかと聞くと「今村です」という。彼の先祖とぼくの先祖はきっと知り合いだっただろう。小さな村だから。
しかし、彼は現在は今村に親戚はいないという。大阪で育ち、10年ほど前、音楽をするために東京出た。タケバンというバンドのリーダーで、全国各地で歌っているという。
家に戻り検索したら、すごいロックンロールバンド。次のURLをクリックすると彼のバンドの曲を9曲 YouTubeで聞くことができる。とりあえず、最初の Selfish Boogie を聞いてみてほしい。彼の歌も、バンドの演奏も半端じゃない。
http://www.youtube.com/playlist?list=PLEF6B9BE23C119418
カナダ人ソングライターの歌は、6曲ほどラフの訳ができた。スプリングスティーンや、コーエンや、ディランの影響が感じられる歌もある。できたら明日のうちに全10曲ラフの訳を完成させたい。
Thursday August 23, 2012
朝起きて、イチゴの移植の続き。全部で400本ほどになったか。朝食後、ホームセンターへ。猿対策用の寒冷紗と、それをかぶせる半円形の棒30本、それに留め金を買いに行く。同時に鶏糞3袋と大根などの種も。
帰路ラジオで甲子園の決勝戦を聞く。うむ、青森の高校が苦戦をしいられている。家に戻り、テレビをつける。2メートル近い大阪の高校の投手の調子が今日は、連戦にもかかわらず、とてもいい。青森のチームも完全に打ち込まれてというわけではないが、守備の乱れもあって、結局3対0。東北の高校に初めての優勝旗を、と思った人は多かっただろうが、結果は大阪の高校の春夏連覇ということになった。
午後、トマトの周りに網を張り巡らし、留め金でとめる。こんなことをしても取られるときは取られるのだが、手をこまねいている見ているというわけんもいかないので。気休めに過ぎないかもしれないが。
今朝、京都在住のカナダのシンガーソングライターから音源が届く。歌詞を見ながら、一通り聞いてみる。言葉だけを読んでいたときよりも、ずっとイメージが広がる。いくつか気に入った歌があった。早速、CDに入っている順序に歌詞を並べ替え、訳し始める。
オーリアッド、今夜はジブランの日。まず家人に先に行って、もらいぼくは7時過ぎに。みなさんすでに集まり、熱心に輪読をされていた。
日曜日の信州フォークフェスタの疲れはもう取れたと思うが、連日の暑さに加え、わずかな時間だが毎日している畑仕事のせいか、疲労がピークに達している。身体の節々が痛む。でも畑仕事は、いい運動になっているはず。もう少し涼しくなれば、楽になるだろう。
Wednesday August 22, 2012
朝、起きると、家人はすでに畑に出ているようだ。イチゴの移植。ぼくも30分ほど手伝う。
高校野球は準決勝2試合。桐蔭と星光が勝ち、明日決勝へ。いい試合になりそうだ。
午後、昼寝。家人が外出から戻り、目が覚めた。猿がきてトマトを取っていたと言う。畑を見に行くと、確かに赤いトマトが少なくなっている。明日は、ここにも網をかけなければ。猿のおかげで、仕事が増える。
オーリアッド。坂井君が歌っているところへ、一人のお客さん。しばらくカウンターでアイスコーヒーを飲んでいたが、ステージのほうを見て、「おおー」と叫ぶ。歌っている坂井君も「おおー」。知り合いだったようだ。
しばらくして長島君。カウンターのお客さんと待ち合わせ。先日の信州フォークフェスタの話に。彼も、中2の息子も、コンサートを楽しんだようだ。来年も継続してもらいたいとのことだが、どうなることか。
今夜対訳は進まなかった。明日は音源が届くはず。やはり音を聞かないと、こまかいニュアンスはつかみづらい。
Tuesday August 21, 2012
今日も暑い一日。夜になってもむし暑い。
9時半ごろ、花火の音が聞こえてきた。猿か、と外へ出る。軽トラがわが家の前に止まり、中から区の委員が出てきた。猿が15、6匹「隣の潔さん」の家の畑に出たとのこと。用心のためしばらく畑にいて野菜をとることに。ゴーヤ、韓国唐辛子、ピーマン、シマウリ、トマト、茄子をとる。西瓜も小さいながらも3個。これだけで汗だく。猿は出てこなかった。
その後、昨夜届いた歌の対訳をしたり、高校野球を見たりしながら、ぶらぶら過ごす。
午後遅く、日がかげってから、イチゴの借り植えをする。イチゴの栽培ではこれが一番やっかい。家人がランナー(蔓)を切って、子株を親株から切り離し、ぼくが、それをひまわり畑だったところの苗床にもっていって移植。昨日家人が50株ほど移植し、今日ぼくが150株ほど移植した。明朝、涼しいうちに、あと200株は移植する必要がある。
夕食後、テレビを見ていたら、今まで見たことのない 50 Voices なる番組をやっていた。50人の声を聞くという番組。今夜は、夏にちなんだ声ということで、お祭りや、花火に関する声が多かった。最後のほうに辰野町のほたるが登場し、3人の辰野の人がほたるに関して話した。知らない人たちだったが、みんなとてもよかった。特に小学生と思われる男の子は、ほたるの幼虫の餌になるカワニナを手にして、カワニナの話をした。将来彼は、辰野のほたるを今日あるものにした勝野先生の後継者になれそう。
夕方、畑から上がり、シャワーを浴び、2階へシャツを取り行こうと階段を上ると、踊り場の窓から夕焼けがきれいに見えた。そのあまりの美しさにしばらく窓と網戸を開けて見ていたら、ソフィーがどこからともなくやってきた窓枠に飛び乗った。いつもは網戸があるのに、今日はないので、半分落ちかけた。あわてて抱きしめて事なきをえた。カメラを取りに行き、写真を撮る。実際の夕焼けはもっと美しく、壮大だった。ぼくのカメラの限界。
夜は翻訳。一見簡単そうに見える歌詞も、いざ訳し始めると、どう訳していか分からないところがいくつか。それをああでもないこうでもないと考えることが翻訳の楽しさとも言える。しばらく楽しませてもらえそう。
Monday August 20, 2012
昨夜は疲れて12時前に床に着いた。一度4時に目が覚めたが、次に目が覚めたときは9時を過ぎていた。よほど疲れていたに違いない。
昼食後、家人は村の公民館へ大正琴の練習に。ぼくは隣町の温泉へ。ウイークデイの初日、すいていた。ゆっくり湯につかり、サウナに入り、汗を流す。水風呂に入った後、もう一度サウナに。最後に露天風呂。青空を眺めながら、「雨ニモマケズ」を低く口ずさむ。まさに「極楽、極楽」。
家に戻ると猛烈な睡魔に襲われた。昨日の疲れが、回復するどころか、さらに酷くなったよう。目を開けていることができず、ベッドへ。家人に起こされて目が覚めた。時計を見ると7時だった。4時間近く眠ったことになる。夕食後、鶴瓶と女優がブータンを訪ねる番組を見る。一度はブータンにも行ってみたいもの。
しばらく前に歌の対訳を依頼してきたカナダ人シンガーから夜遅く、10曲分の歌詞がメールで届いた。CDは明日発送するとのこと。1曲目の歌詞を読んでみたが、それほど難しくはなさそう。難しいところがあっても本人に直接聞くことができる。
採点が終わり、フォークフェスタも終わり、今日から夏休みが始まった気分。畑があるので休んでばかりいられないが。
そうそう、フォークフェスタを中心になって企画、実行した上條さんと木下さん、そして彼らをサポートしたスタッフの方々に、感謝。彼らの疲労はぼくの比ではないだろう。
Sunday August 19, 2012
「信州フォークフェスタ2012」の一日は忘れ物から始まった。
午前7時45分、会場のアサヒプライムスキー場到着。すぐに補聴器を忘れたことに気づく。補聴器がなくても、大きな問題ではない。取りに戻るまでもないと思ったが、六平さんに続いてサウンドチェックをする段になり、ハーモニカホールダーを忘れたことに気づいた。しまった、これは取りに戻らねば。
サウンドチェックが終わった8時50分過ぎ、ハーモニカホールダーと補聴器をとりに戻る。行きの途中から、そして帰りはずっと家人に運転を頼み、ぼくは選曲について考えた。「雨ニモマケズ」「祈りの歌」「私は風の声を聞いた」の順に3曲歌う予定だったが、会場が意外とこじんまりしていて、ストーリー展開のある歌でも聞いてもらえそう。しかし「碌山」や「カムサハムニダ、イ・スヒョン」では長すぎる。インパクトがあって、それほど長くない歌といえば、「ガビオタの海」か「それぞれの道」。トピカルであるかどうかを考慮すれば「それぞれの道」以外にはない。それで「それぞれの道」「祈りの歌」「雨ニモマケズ」の順序で歌うことに。
11時過ぎ、再び会場に着いたときには、すでに駐車場はいっぱい。会場を見ると、かなりのお客さん。予想以上。
コンサートは12時から20時まで。あのねのねと G3s を除いては初めて聞く人たち。どの人のパフォーマンスにも光るもがあったが、特に感銘を受けたのは、井上ともやすさんの「どこへ行くアメリカ」、細坪基佳さんの歌唱力。武田鉄矢さんの話術、鈴木康博さんの身長と謙虚さ、歌唱力は言うまでもなく。そうそう原田君の「ガンバルクイナ」もよかった。
清水君から最後にステージに呼び出されるとは思ってもいなかったので、少々面食らった。彼らの「パーティーは終わったよ」もよかった。「赤とんぼの唄」で終わっていたら、ちょっと尻切れとんぼの感あり。
忘れ物を取りに戻る途中、最後の最後に、「それぞれの道」を歌うことに決めた。まさに怪我の功名。何人かの人たちから最初の歌がよかったと言われた。
井上さんからは、「ぼくも<雨ニモマケズ>に曲をつけて歌っています」と言われた。ディランはかつて「俺はウディ・ガスリーのジュークボックスだった」と語ったことがある。井上さんはまさに吉田拓郎のジュークボックス。ディランがウディのジュークボックスであることを卒業し、進化をとげたように、井上さんもこれから独自の道を歩き始めるだろう。いや、彼のCD『平和の詩が聞こえる』を聞けば、すでに歩き始めている。ディラン、スプリングスティーン、宮沢賢治など、ぼくと彼には共通するものがいくつかある。司会の大岩さんの紹介で知ったのだが、もうひとつ共通するものがあった。二人とも千葉県市川市生まれ。
Saturday August 18, 2012
真夏の青空、真夏の暑さ。信州はお盆が過ぎたら涼しくなると昔から思っていたが、どうもここ数年、お盆を過ぎても真夏の暑さ。天気予報によれば、明日も30度を越しそうである。しかも、「突然の雷雨に注意」ときた。
午後オーリアッドへ。最終的に、使いなれているギターをもっていくことに。還暦以来ずっと弾きつづけてきた赤いTakamine。
夜、しばらく歌の練習。歌っているうちに、また何を歌うか迷い始めた。でも背伸びをしても始まらない。いつものように、自分の歌を、淡々と歌うのみ。
今夜は家で寝て、明日の朝早く、朝日村へでかけることに。G3sのリハーサルは午前8時から。遅くとも7時50分までには会場入りする必要がある。長い一日になりそうだ。でも楽しみ。
Friday August 17, 2012
午後、松本へ。成績提出。家を出るときは、帰路、M-Wing へ寄り、John Koons の写真展を見に行こうと思っていたが、8月いっぱいやっている。それより、明後日の信州フォークフェスタの会場を下見したほうがいい。朝日村へ。Navigation のおかげで、複雑に入り組んだ道を迷わずに進むことができた。途中、馬の背を分けるような激しい雨。2度も。コンサート中に、こんな雨が降らなければいいが。
スキー場についてから、どこへ行っていいかわからなくなった。コンサートの看板ひとつ出ていない。木工を体験できる建物があり、中に人がいるようだ。そこで道を尋ねる。すぐ近くだと教えてくれた。教えられた通りに進み、小さな建物の脇に車を止めようとしていたら、その建物の中で上條さんが誰かと話しているのが見えた。
早速会場を案内してもらう。すでにヤグラが組まれている。ステージの方から客席となるスロープを見る。あまり幅が広くなく、歌いやすい感じ。ヤグラの裏の建物には、音響や照明の人たちが仕込みをしていた。木下さんもいた。
これだけ大きなコンサートをするには、大変なエネルギーがいる。多くの人たちの協力があって初めて可能である。
G3sのリハーサルは当日の午前8時から。前夜からバンガローに泊まることもできると言われたが、どうしよう。
松本から朝日村への道も複雑だったが、朝日村から塩尻までの道も入り組んでいる。ナビがなかったら、おそらく同じ場所をぐるぐる回っていただろう。途中家人から電話。6時までには戻れそうもない、オーリアッドへ行ってもらうことに。
7時半近く、オーリアッドへ。ほとんど同時に坂井君も入ってきた。ステージにあった4台のギターの Guild を手にし、弾き始めた。Dチューニング。ボトルネック。いい感じである。「私は風の声を聞いた」をこの弾き方で弾いたら面白いかも。
遅くに長島君がやってきた、4台のギターを見て、家にギター・メンテナンスのキットを取りに行き、全部磨いてくれた。やはり彼も Guid が一番いい音をしているとのこと。土曜日は、赤い Takamine にすべきか、Guild にすべきか。
Thursday August 16, 2012
朝食後、盆棚を片付け、お墓参り。毎年この時期お墓へ行くと、猿が食べたトウモロコシの芯などが散乱している。今年はそれがない。前にも書いたが、今年わが家が猿の被害にあったのは一度だけ。それもまだ実のついていないジャガイモを4,5本引き抜かれただけ。
今日は、採点をすませ、成績を事務局に提出してから、M-Wing でジョン・クーンズのチベット写真展を見てこようと、計画を立てた。無理して行けないことはなかったが、結局時間切れ、明日行くことに。しかし一応すべての採点をすませ、成績をつけたので、少し肩の荷がおりたような。それにしても時間がかかり過ぎ。夏休みの4分の1が過ぎてしまった。
6時、オーリアッドへ。今夜は、昨夜聞き始めた John Wesley Harding を聞いたあと、Nashville Skyline を聞く。1967年と69年の作品。ぼくがサンタバーバラにいるときに発売され、よく聞いたアルバム。前者はどちらかというと重い感じのヴォーカルと謎めいた言葉に満ちたアルバム。後者は明るい声の、どちらかというとシンプルな言葉のカントリー風アルバム。
どちらにも好きな歌が入っているが、やはり、通して聞いてみて、7枚目の Blonde on Blonde までがボブ・ディランの真骨頂だったのだと思う。異論があるのは知っているが。
1969年8月、客船で日本に戻ってきたとき、1枚目「Bob Dylan 」から9枚目「 Nashville Skyline」、そして「B ob Dylan's Greatest Hits」の10枚のアルバム、つまり当時手に入るディランのアルバムをすべて持ち帰った。アメリカ人の友人から「まさに Bringing It All Back Home だ」と冷やかされた。
そうなんだ、5枚目 「Bringign It All Back Home」こそ、ディランがすべてを家に持ち帰ったアルバムだった。「帰家穏座」。本来の姿に戻ったアルバム。
後半、 Guild を使って歌の練習。
Wednesday August 15, 2012
午前仲、ひまわり畑のひまわりと長く伸びた草を刈払い機で刈り払う。大型の耕運機をかけてもらうため。午後はその切り倒したひまわりの茎や草をまとめて、山際の畑に置く。少なくとも合計3時間の労働。
合間に歌の練習。連続3曲お経が入るのも重くるしい。真ん中に「祈りの歌」を入れるかも。
夜、オーリアッド。ステージ裏の物置に置いてあるギターを取りだす。8月19日にどのギターを使うか、持っているギターを弾き比べるため。ケースもギターもカビで白くなっているところがある。特に長い間使わなかった Guild はひどい。それに古い Takamine も。ネックと右腕が当たるボディのサイドの部分。殺菌剤を入れた水で洗った布を固く絞って、ケースとギターを拭く。そして弦を換える。
Guild は長い間弾かなかったが、いい音である。古い Takamineは、高音がビビル感じ。Martin も悪くない。しかし結局、また赤い Takamine ということになるかも。Guild はケースが重くて持ち運びに不便。軽いケースに替えればいいかも。
左から、Takamine, Guild, Martin, Takamine。
Tuesday August 14, 2012
ライターの和田静香さんからメールが入り、レナード・コーエンが2012年のワールドツアーを開始したことを知った。ベルギーのゲント(メーテルリンクのふるさと)。初日はアンコールも含めて33曲歌ったというから凄い。9月21日には78歳になるというのに。
聴衆の一人が客席から撮ったビデオで、音はあまりよくないが、珍しい歌を歌っている。ぼくの年代の日本人なら誰もが知っている歌。https://www.youtube.com/watch?v=GiHTlYgoOZI&feature=player_embedded
バンドメンバーは Live in London のときと同じように思われる。ウエブ・シスターズもちゃんといる。びっくりしたのは、レナード・コーエンの顔の皺がなくなっていること。Live in London のときより若く見える。
次のURLからさらに多くの歌を聞くことができます。http://amass.jp/9239
採点が終わりつつある。明後日には成績を提出できるかもしれない。
Monday August 13, 2012
朝からお盆の準備。昨日刈って干しておいたススキを編んで盆棚に敷く敷物を作る。家人は盆棚を組み立て、ナスやキュウリで馬や牛の飾り物を作る。盆灯篭を組立て、脇に置く。床の間には、経典や肖像画などの掛け軸を4本掛ける。
午後は新盆の4軒の家に線香を上げに行く。昔と違って、新盆のもてなしも簡略化され、どの家でもたくさんのご馳走を作って待っているということがなくなった。ありがたい。それぞれの故人を偲び、焼香させてもらう。
家人のアイディアもあり、信州フォークフェストで歌う歌が確定しつつある。ぼくの歌の中にはお経が入っている歌がいくつかある。野外コンサートである。しかも長時間。長い歌のストーリーを聞いてもらえる雰囲気ではない。そうするとインパクトのある簡潔なものがいい。
前にも書いたことがある。京都で歌い始めたころ、丸山音楽堂でKBSかPEP(後の京都レコード)主催のコンサートがあった。司会はKBSの山崎ひろしさんだった。そのとき「私は風の声を聞いた」を歌った。ぼく自身驚くほどの大きな反応があった。
数年前KBSが出した京都出身のフォークシンガーの歌を集めた「京都フォーク・デイズ〜ラジオで聴いた青春の歌〜」というCDの中にこの歌が収められている。あのときの拍手喝采のおかげかもしれないと思っている。
「私は風の声を聞いた」「雨ニモマケズ」「山頭火/俺のいない町」という流れを考えている。順番が入れ替わる可能性もある。いずれにしろこれだと15分に収まる。 「雨ニモマケズ」on YouTube.
Sunday August 12, 2012
だらだらと過ごしてしまった日曜日。夜、オリンピックの男子マラソンを見る。アフリカ勢強し。男子レスリング、ミドル級決勝も見た。素晴らしい闘志。東洋大学職員という肩書きの選手。高校時代の恩師に対する感謝の気持ちが伝わってきて、感動する。それに奥さんの応援にも。
午後、歌の練習。「ボブ・ディランに捧げる歌」は3拍子の歌だが、4拍子で歌ってみる。このほうがドライブ感があっていいような。しかし歌いこまないと、途中で3拍子になったり4拍子になったりする危険性がある。
信州フォークフェスタ2012が近づいてきた。まだ何を歌うか最終的に決まっていない。「碌山」を歌いたいが、はたして野外の広い空間でお客さんが、じっくり言葉を聞いて、ストーリーを追ってくれるかどうか。それに持ち時間15分しかないのに、10分の歌を歌うと、MCを少し入れると、短い歌をあと1曲歌えるかどうか。さて困った。
Saturday August 11, 2012
今日も一日、畑仕事。少々疲れた。しかし夏休みになり、畑仕事をすることが多くなり、身体が徐々に慣れてきたようだ。疲れはするが、達成感もある。
本日のオープンマイク。先ずぼくが「パーティーは終わったよ」「門」を歌う。前者は京都で24、5歳のときに書き、後者は京都で書き始め、その後何年も経って辰野に戻ってから完成した歌。テーマは同じ。最近の世相を思うにつけ、今こそ歌うべき歌ではないかという思いがする。
次に金子昭二さん、先日下諏訪出身の劇作家阿木翁助さんの生誕100年を記念する集いで、映画『ムーランルージュの青春』の監督、田中重幸さんと阿木翁助さんの双子の姉妹、八重さんと一重さんの鼎談を聞いて触発されたとのことで、金子さん自身の三世代の家族について語る。その話の中で、金子さんの息子さんがICU出身であることを知った。現在は関西の大学の教授をされていると以前お聞きしたことがある。
次に登場は、Sweat Cold の増沢親子。1曲目は増沢さんの奥さんが作詞し、増沢さんが曲をつけたという「ロックンロール・ウーマン」、そして次に意表をついて「傘がない」。いずれもエリック・クラプトンが大好きで、石川遼似の Shinya 君の絶妙なギターのサポート。恐るべき中学3年生。
赤羽真理さん、「闇の中にひとり」と「千両梨の実」。「灯りがついているのにこの部屋は暗い」とうい主旨のことばで始まる前者は、赤羽さんが最近歌い始めた歌。ブルーズ調のリズムの佳曲で、赤羽さんの another sideと言えるかも。
坂井俊水さん、「ミッシング・ユー」と「恋心」。坂井さんの定番となったオリジナル。最近ますます説得力を増してきた。ここで休憩。武居先生の差し入れのお菓子をいただく。スピーカーからはボブ・ディランの Just like a Woman。
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後半トップは春日淳也さん。今日昼間、オートバイに乗っていて、蛇をひいてしまい、崖から落ちそうになったという話のあと、「砂埃のブルーズ (Dust Bowl Blues)」と「天国行きの汽車」。前者はウディの、後者はブルース(スプリングスティーン)の影響がある。彼の洋楽好きな一面がよく出ている。
金子さん、神戸淡路大震災で1歳半の息子さんを亡くしたお母さんのサイトを紹介したあと、島谷ひとみさんが歌う「しあわせ運べるように」のテープを流しながら手話。
そのサイトのURLは:ttp://www.ne.jp/asahi/sho/yu/
歌のURLは:http://www.youtube.com/watch?v=TfLgvEJY_WU
Sweat Cold 後半1曲目はお父さんの好きなボブ・ディラン、「Knocking on Heaven's Door」。2曲目は息子さんの好きなエリック・クラプトン、「Wonderful Tonight」。拍手喝采。
ここで会社の納涼祭で遅くなった原田和恵さん。お酒が入っていて鍵盤が動いて見えるとのことで、アカペラで「My Life in Your Hand」。声のほうはアルコールの影響なし。ひょっとしたらいい影響が。
ここで Sweat Cold お追っかけの藤森玉穂さん、「Lullaby of Birdland」を豪華男性陣のサポートで。パワフルな歌唱とパワフルなサポート。
「信州フォークフェスタ2012」のチケットを買いにきた長島功さん、めずらしい鼻笛 (nose flute)の演奏。「ふるさと」。以前にも一度聞いたことがあるが、今夜初めて説明を聞いて驚いた。この笛の音階は口の中の面積というか体積を増減することによって出すとのこと。
坂井さん。ぼくからのお願いでエリック・クラプトン石川君と春日さんにサポートで入ってもらう。1曲目は、肩慣らしの「ジャミング」。そして「Don't Look Back in Anger」。オアシスの曲とか。大いに盛り上がる。EC石川君は夏休みが終われば受験勉強に専念するだろうから、「もうしばらく来れないね」というと、「いえ、来ます」とのこと。だ、だいじょうぶか。恐るべし中学3年生。
最後は、赤羽さん、「誰もみな」、そして「御手の中で」。赤羽さんの静かな歌声がオーリアッドの空間を満たす。
ここで本日のオープンマイク終了のはずが、藤森さんから「中谷勲」のリクエスト。歌詞を探したが見つからない。それで最初に歌詞が出てきた「ボブ・ディランに捧げる歌 (Song to Bob)」を久しぶりに歌う。一箇所、伸ばすべきところを伸ばさず、字余りならず、字足らずになってしまったが、意外と感じよく歌えた(ような気がした)。
みなさんのおかげでいいオープンマイクになった。感謝。
来週土曜日、都合によりオーリアッド臨時休業いたします。オープンマイクはありません、ご注意ください。
Friday August 10, 2012
なぜか5時に目が覚める。階下に降り、テレビをつけると日本 vs. アメリカの女子サッカーのセカンドハーフ。2対0でアメリカが勝っている。これは駄目だと、2階へ上がろうと思っていると、日本が1点を入れ、2対1。結局最後まで見てしまう。善戦したが、残念。
8時になるかならないか、NZの次男から、7月に受けたNZ Nursing Council の State Final Exam にパスしたとの電話。しばらく連絡がなかったので心配していたが、よかった。いよいよ9月から、看護士として働くことに。
朝食後、畑へ。早播きのトウモロコシの周りの杭を抜き、遅播きのトウモロコシの周りに打ちなおし、網をかける。そのあと刈払機で家のまわりの長く伸びた草を刈る。驚いた。伸びた草の影になって見えなかったが、昨秋切り倒した朴の切り株から出ていた芽が、大きくなっていた。ピンクのカサブランカも咲き始めた。このユリは香りが強い。
5日前の日記にバラの花の中にいたキリギリスの赤ちゃんの写真を載せたが、今日見たらまだそこにいた。少し大きくなったような。まさかずっと5日間そこにいたとは思えないが。触覚と脚が異常に長い。キリギリスと書いたが、この虫固有の名前があるかもしれない。
左が今日撮った写真、右は8月5日に撮った写真。
午後、昼寝のあと、草刈りの続き。そして、芝刈り。5時半まで。
オーリアッド。ディランを最近、続けて聞いている。今夜は Highway 61 Revisited を聞いたあと、 Blonde on Blonde。彼のロック3部作、Bringing It All Back Home, Hiway 61 Revisited, Blonde on Blonde を続けて聞いたことになる。ディランの最盛期の3作品、甲乙つけがたい。しかし、ぼくなりに順位をつけるとすると、Blonde, Bringing, Highway の順になる。
久々に Blonde を聞いて感動を新たに。 Sooner or Later One of Us Know, I Want You, Memmphis Blues Again, Just Like a Woman, Absolutely Sweet Marieなど、素晴らしい歌が目白押し。このアルバムを出したあと、ディランはオートバイ事故で首の骨を折る大怪我をし、人前に出ることがなくなった。ぼくが1966年9月にサンタバーバラへ行ったときは、この「隠遁中」のこと。
ラジオから当時よく聞こえてきた歌で今でも覚えているのは、Just Like a Woman。それにジョニー・キャッシュの Boy Named Sue。前者は、She makes love just like a woman という直接的な歌詞にドギマギし、後者は、何を歌っているかよくわからなかったが、随所で聞こえる聴衆の笑い声が印象的だった。
後年、Boy Named Sue を対訳する機会を得て、なぜ聴衆が大笑いしているか納得。
Thursday August 9, 2012
午後1時から「信州フォークフェスタ2012」に向けての G3s のリハーサル。それぞれ15分ずつ歌い、最後に2曲一緒に歌うことに。その2曲の練習。六平さんがもってきてくれた波田のスイカを合間にいただく。今年初めてのスイカ。美味しかった。
練習そのものより、談論風発、楽しいひととき。気がついたら3時間が過ぎていた。
いったん家に戻り、6時、再度オーリアッドへ。採点、そして歌の練習。スキー場での野外コンサートで歌うには何がいいかいくつか試してみる。15分というと、短い曲で3曲、長い曲と短い曲で2曲。思い切って、長い曲とMCとすると1曲になる。
いずれにしろ、このコンサートは多くの著名なシンガーが参加する。彼らの歌を生で聞けるというのは楽しみ。「海援隊」と「あのねのね」は後半に1時間づつ。「海援隊」のいくつかのヒット曲は知っているが、生で聞くのは初めて。「あのねのね」は今年のほたる祭りライブで息の合ったスバらしいパフォーマンスを見せてもらった。彼らとの再会も楽しみ。
http://www.vill.asahi.nagano.jp/ctg/Files/1/031288/attach/chirashi.pdf
Wednesday August 8, 2012
昨夜というか今朝というか、日本対メキシコのサッカーを見てしまい、起きたのは8時過ぎ。見事な先制点を入れたのに負けてしまった。それにしてもメキシコチームのパス回しは見事だった。それに、選手の体つきが日本人選手に比べて頑丈そう。
朝食後、昨日できなかったに耕運機をかける。かなりきれいになった。汗だく。
京都在住のカナダ人のミュージシャンから、秋に出す予定のCDの対訳をしてもらえないかとのメールが入った。共通の友人からぼくのことを知ったらしい。喜んで引き受けるので、できるだけ早く歌詞と音源を送ってほしいと返事を書く。
次の歌は彼が書いた歌ではないが、この歌を歌っている人らしい。彼の歌い方は好きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=bEuJxwkRjUc&feature=player_detailpage
午後、2時間ほど午睡。
オーリアッド。採点しようと答案用紙をもっていったが、結局何もできず。スピーカーからは、Highway 61, Revisited。久々に通して聞く。懐かしい歌の数々。It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry は昔から好きだった。「笑うには多くのものが必要だが、泣くには汽車があれがいい」。タイトルからして、実にいい。Queen Jane Approximately もよかった。新鮮だった。そしてやはり圧巻は Desolation Row。
Tuesday August 7, 2012
朝食後、ジャガイモを掘ったあとの畑に耕運機をかけようとしたが、一昨日の夜から昨日の昼にかけて降った雨のせいで耕運機がスムーズに動かない。早めに切り上げて家に入る。
午後1時から、2ヶ月振りに定期健診に。診察を受ける前に血液検査のための採血。今まで2種類の降圧剤を処方してもらっていたが、今日から1種類のみということに。
町の新しい病院が10月1日にオープン。次回の定期健診は10月9日、新しい病院で。
夜、階下へ降りていくと、家人が中国対日本の女子バレーボールを見ていた。稀に見る接戦。見るのが辛くなるほど。フルセットの末、日本が勝つ。サッカー、バレーボール、バドミントン、アーチェリー、卓球など、女子の活躍が目立つ。
Act 9 の上條さんから、G3s のリハーサルを木曜日にオーリアッドでしたいとの連絡あり。8月19日の朝日村Prime スキー場での信州フォークフェスタの進行表が添付されていた。それによると開演は正午12時。G3sの出演は13:50から55分。海援隊は16:40 から60分。「あのねのね」は18:45 から60分。他の出演者は井上ともやす、中沢けんじ、中村貴之、水越けいこ、細坪基佳、鈴木康博のみなさん。司会は大岩堅一さん。
これだけの規模のコンサートを仕切るのは大変なことだろう。いいコンサートになってくれたらいいのだが。
Monday August 6, 2012
朝、起きても、まだ雨が降っている。昨夜遅くほどの土砂降りではないが。おかげでかなり涼しくなった。
午後2時半、テストの採点を中断して、CNNを見る。昨年11月に打ち上げ荒れた火星探査機 Curiosity が、2時半ごろ着陸するはず。コントロールルームにいるNASAの科学者や技術者が固唾をのんで見守っている。探査機からのぼやけた映像が送られてきたとき、コントロールルームに歓声が沸き起こった。そしてみんなハグしたり、握手したり。満面の笑顔の人、涙ぐんでいる人もいる。
これこそ最高難易度の離れ業。金メダルに値する。今後どんな映像が送られてくるか楽しみである。
Music Life Plus の編集者から若干の修正を依頼され、それを修正して送る。コピーライトの問題は難しい。音楽作品でも public domain というのもある。他人の作品をあたかも自分のもののように装って、それを売って利益を得るのは言語道断だが、出所を明らかにし、2,3行引用するのは、著作者の利益にこそなれ、不利益にはならないと思うのだが。
今夜は早く寝ることに。
Sunday August 5, 2012
朝食前に、ジャガイモ掘り。しばらく雨が降っていないので、地面が乾き、掘りづらかったが、何とか3畝のジャガイモを掘る。種類は2種類。男爵と北あかり。「これだけあれば一年はもつ」と家人が言う。
朝の涼しいうちに畑仕事をして正解だった。今日も猛烈な暑さ。夜になっても涼しくならない。ここまで書いたら、突然、開いた窓から激しい雨の音が聞こえてきた。午後11時35分。いい「おしめり」である。これで少しは涼しくなるだろう。ジャガイモを掘ったあとの畑に耕運機をかけなけばならないが、地面も柔らかくなるだろう。
午後家人の友人を見舞うために伊那へ。ついでに姉のところへ少し野菜を届ける。
伊那から帰ったら、家人が「ユリが咲いた」と言う。ガレージの西側、柿の木の下に、白い大きなユリの花。五葉松の近くに一本の小さな向日葵。たくさんの向日葵もいいが、こうしてひっそり咲いている向日葵もいい。梅ノ木の近くには、ピンクの薔薇が一輪。写真を撮ろうと近づいたら、花弁の中に小さなキリギリス。Lucky you!!
夜、うとうとしながら、オリンピックの女子マラソンを見る。走りづらそうなコースだった。同じところを3回か4回巡るというのも大変だし、極端に狭い通路のようなところもあった。日本の選手はいずれも入賞を逃した。
雨音はますます強くなっている。豪雨。ゲリラ豪雨にならねばいいが。
Saturday August 4, 2012
6時開店後しばらくして、一人のお客さん。初めての方。下諏訪にお住まいとか。名古屋の友人のハワイアンバンドが11月に信州で演奏をしたいというので、場所を探しているとのこと。
先ずぼくが、opening act で、Tomorrow Is a Long Time, Death Is Not the End, Mr. Tambourine Man。オール、ディランのカバー。次に5月の連休以来の山口恵三さん、今夜はウクレレをラインでつないで、1曲目、ベンチャーズの Pipeline。2曲目もインストラメンタルで「見上げてごらん夜の星を」。そして、「コンドルは飛んでゆく」。3曲目はポール・サイモンの歌詞入り。続いて2曲は、坂井俊水さんのカホンのサポートで、「Day Dream Believer」と「情熱の薔薇」。大いに盛り上がる。
堀越哲郎さん。石原吉郎の詩「泣いて渡る橋」の朗読のあと、最近曲をつけたという同じ詩人の「橋を渡るフランソワ」を歌う。
・・・・
明日のないフランソワは橋をわたる
フランソワ
どうするフランソワ
明日のないままで
橋をわたるフランソワよ
さらに同じ詩人の詩「伝説」を歌う。石原吉郎の詩は昔好んでよく読んだもの。難解だった。曲がつけられて歌われると、さらに難解さが増すような。以前、堀越さんは、淺川マキの「赤い橋」をエスラジの演奏で奥さんと歌ったことがある。堀越さんの中には「橋」の象徴するものがはっきりと見えているに違いない。
坂井俊水さん、午後は霧が峰で歌ったきたとのこと。ちょっと日焼けしたよう。「Missing You」「Wish」、そして「恋心」。原田和恵さん、「G線上のアリア」、岩谷時子の詩による「Amazing Grace」、そして賛美歌「主の愛が今」。赤羽真理さん、「鹿のように」「今すぐに」「千両梨の実」。今日は、冬のストーブ用に山へ行き、倒木を薪にして運んだとのこと。この暑さの中、大変だ。でも充実していたに違いない。ここで休憩。
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休憩後、手塚淳さん。今日最初にオーリアッドに入って来た方。何か話してもらおうと思ったら、ギターを弾くとのこと。バンドでギターを弾いているが、歌は歌ってはいけないと言われていると冗談を言ったあと、見事なギターインストラメンタル。最後になぜ今夜オーリアッドへ来たかを手短に。
次にぼくが、「菅野有恒」と「千の風」。山口さん「十字架に帰ろう」と「風に吹かれて」。前者は軽快のカントリーゴスペル。後者は山口さん自身の訳詩。とてもよかった。堀越さん、友人ボブ内田の「速過ぎるのさ、何もかも」。そしてサカキナナオの詩「すばらしい一日」を日本語と英語で。
水を汲み/薪を運び/隣でしゃべり/日が沈む
これだけの詩。英語のタイトルは A Big Day。Getting water at the spring/ Carrying firewood/ Chattering with a neighbor/ The sun goes down. Wonderful Day ではなく Big Day であるというのがいい。「朝飯を食べたら、お茶碗を洗っておきなさい」の世界。それ以上に重要なことがあろうか。
原田さん、甥のトモノリ君の話をしたあと、「君は愛されるために生まれた」。そして「God Is So Good to Me」。赤羽さん、「イエスは神であるのに」「御手の中で」。前者は初めて聞いたが、いい歌である。Ballad of Jesu Christ とでも言えるような歌。
みなさんのおかげで味わいのあるオープンマイクになった。
Friday August 3, 2012
今日も暑い一日。終日、テストの採点。いつも成績提出のお盆過ぎまでかかってしまうが、今年はできるだけ早く済ませて、「信州フォークフェスタ」の準備をしなければ。明日の午後予定されていたG3sのリハーサルは延期したいと、上條さんから連絡が入った。3人のスケジュールを合わせるのは難しいようだ。
家人がお盆前にお墓参りに行きたいと、早朝のバスで京都へ出かけた。お昼も夕飯も、トウモロコシと野菜を茹でたものですませる。今年は猿が畑にきたのは、今のところ1回だけ。イチゴをとりにきて、網で覆われてとれないので、腹いせにジャガイモを2,3本抜いていっただけ。トウモロコシは、金網で囲み、網をかけてからはハクビシンも来なくなった。だから今年はトウモロコシがよくとれる。トウモロコシはぼくの大好物。3食トウモロコシでも飽きない。しかも今年のトウモロコシは実に美味しい。トマトはもうひとつだが。安い苗にしたのがいけなかったか。
オーリアッド。5番テーブルで採点の続き。スピーカーからは Bringing It All Back Home。数日、このアルバムを続けて聞いている。Mr. Tambourine Man; Gates of Eden; It's All Right, Ma; It's All Over Now, Baby Blue と続くこのアルバムB面の素晴らしさは、ディランファンなら誰もが認めるところ。ぼくがまるで啓示を受けたかのように、雷に打たれたかのように、ディランにのめり込むようになったのは、このB面のおかげ。特に、1曲目のMr. Tambourine Manの最後の1行目、 Let me forget about today until tomorrow。
Thursday August 2, 2012
午後、2つのfinal test。そのあと、4人の学生が10曲に挑戦。一人では歌詞を見ないでなんとか歌えても、ぼくの前で歌うと、緊張して歌詞を忘れてしまう学生が多い。1曲目の1行目が思い出せなくなったりする。4人のうちかろうじてパスした学生が1人。この学生は、発音もいい。そして何より歌がうまい。上手く歌えなかった学生も、10曲の歌を暗記しようと努力したことは決して無駄にはならないはず。折にふれ、発音に注意しながら口ずさんでほしいもの。
その10曲は、順に All My Loving, Can't Help Fallin' in Love, Amazing Grace, Que Sera Sera, Hobo's Lullaby, Beautiful Brown Eyes, Take Me Home Country Roads, Goodnight Irene, Blowin' in the Wind, We Shall Overcome。
テストの最後に、今学期歌った歌の中で一番好きな歌(複数可)を書いてもらった。その理由も。1番多かったのが Take Me Home Country Roads。理由としては「ジブリのアニメで知っていたから」というが多かった。好きな歌として名前があがった中で意外に多かったのが Que Sera Sera。今年初めてこの歌を取り入れたが、来年はやめようと思っていった。「落ち込んでいるときにこの歌を歌うと元気になる」という主旨の理由が多かった。一人、「ジブリのアニメに使われていた」というのがあった。知らなかった。来年も前期にはこの歌を歌うことになるだろう。英語の発音の指導には都合のいい歌。
家に戻るのが遅れ、今夜は8時過ぎにオーリアッドへ。家人と交代。遅くに丸山さん。隣町の歌声喫茶の帰りとのこと。丸山さんの若さ、行動力には、驚かされる。各地に歌いにでかけ、山に登り、畑を耕し、絵をかき・・・。歳を取っている暇がなさそう。
ここ数日の月の美しさは、空が澄んでいるせいか、格別だった。今夜も家に着いて車を降りると満月が頭上に。少し休んで写真を撮ろうと外に出ると、薄い雲に覆われている。雲から出たところを狙ってシャッターを押す。
Wednesday August 1, 2012
朝、6時前に目覚める。仕事部屋へ行き、外を見る。朝の光が、庭にきれいな模様を描いている。外に出るとフィービーはサンデッキでうとうと。山際の畑では、ひまわりが一斉に太陽を浴びている。昨年ひまわりを収穫したあと、放っておいたら、たくさん芽が出て、今見事に咲いている。大きいのや小さいのや、不揃いではあるが。
いつもの教室は試験をするには狭いので、今日は別の教室で試験をすることに。そこにはエアコンがなく、暑いことこの上ない。
昼休みに1名。午後の試験が終わったあと2名、英語の歌10曲を歌詞を見ないで歌うことにチャレンジ。よく出来たのは1名。あとの2人はもう少し努力が必要。それでも果敢にチャレンジしたことは評価したい。
夜、オーリアッド。遅くに歌の練習。今日から8月。8月19日の信州フォークフェスタはまだ先のことと思っていたら、3週間足らずになった。今度の土曜日、午後、オーリアッドで、G3sのリハーサルをしたいとの連絡があった。そこで、どんなふうにこのコンサートにかかわるかはっきりするはず。
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