OREAD Diary
May 1 - 31, 2012
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May 31, Thursday 2012
先週木曜日は、ディランの誕生日で、急遽 Blowin' in the Wind を歌った。今日は先週歌うはずだった
Beautiful Brown Eyes。発音上の注意は、beautiful の ti は有声音化して「リ」と「ディ」の間のような音。beautiful
の ful は「フル」というよりは「フォル」に近い音。そして最後のエルは「暗いエル」ゆえに、舌の先は上の歯茎にくっついたままで、音としては「フォー」に近くなる。更に
brown の n と、eyes の ey がくっついて、「ブラウンナイズ」に近い音。最後の摩擦音「ズ」は、日本語の「ず」よりも口をおちょぼ口にして、呼気を上の歯の裏に激しくぶつけて出す音。
両方のクラスとも来週の中間試験(スティーブ・ジョブズのスピーチ)の簡単な模擬試験。前回はヒアリングの練習。今日は英文和訳。
この15分のスピーチを全部聞き取れ、訳すことができれば、英語の力は相当つくはず。
今日も帰路、 並柳の TSURUYA へ。アボカド、チーズ、生姜などを買う。
家に戻り、メールをチェックすると次男からたくさんの写真が送られてきていた。4月に彼らに送った鯉のぼりが意外と大きいので驚いた。ジョージは5ヶ月半を過ぎ、顔つきもしっかりしてきた。今日、初めて寝返りを打ったとのこと。歯も一本はえ始めたよう。
7時半、オーリアッドへ。家人と交代。6時過ぎ、上條さんが、少年隊が歌う「パーティーは終わったよ」をDVDにしてもってきてくれたとのこと。ヤフーのオークションで彼らのコンサートのビデオを入札し、さらに「パーティーは終わったよ」のみDVDに焼いてもってきてくれたのである。閉店間際にパソコンに入れて見る。最初の感想は、「わっ、すごい!」。少女たちの金切り声がとにかく、すごい。そして次の感想は、少年隊のメンバーがれぞれ歌が上手いということ。残念なことに、2番までしか歌っていない。しかし、彼らのコンサートのフィナーレに歌う歌としては実にいい。
知らないところで自分の歌がこんな風に歌われていたとは。この歌は「あのねのね」「タンポポ」、そして「少年隊」によってカバーされたことになる。ぼくは最近この歌を歌うことはなくなってしまったが、40周年の「七夕コンサート」では必ず歌いたい。
今夜のオーリアッドは面白かった。坂井君がきて、歌っているところへ、マーク・Bがやってくる。そこへ原田さん。マークはチェスの名手で、将棋もできるという。坂井君が歌い、原田さんとマークが将棋を指す。最後にはマークが
Like a Rolling Stone などを弾き語り、坂井君がジャンベでサポート。
遅くなって歌の練習。
May 30, Wednesday 2012
2つのクラス。今日の歌は Take Me Home Country Roads。毎年この歌は人気度が高い。しかし歌詞を解説するときはいつも靴の上から痒いところを掻くような。特に1st
verse の最後の2行。
Life is old there, older than the trees
Younger than the mountains, growing like a breeze
単語はすべて中学レベルなのに、これを訳すのは至難の業。
今年は水曜日のクラスは2講時と3講時。3講時終了後の時間が有効に使える。今日は先ずパルコ5階の楽器店へ。ピックや弦を買う。そのあと前から一度いきたいと思っていた
TSURUYA 並柳店へ。しばらく前、ケルトンが facebook に TSURUYA のアボガドがいいと書いていた。大きな完熟したアボガドがあった。南米にある自前の農場で育てているらしい。10個購入。こんな立派なアボガドは最近見たことがない。しかも1個130円。
オーリアッド。久しぶりにY先生。四方山話。お忙しそうである。そこへ原田さん、しばらくして一局。惨敗。うむ。遅くなって歌の練習。困った。しばらく前に書いた新曲のメロディを忘れてしまった。何とかしなければ。
家に戻ってから、アボガドを二つに切り、大きな種をとり、マヨネーズとお醤油とレモンをかけていただく。美味しい。ずっと昔カリフォルニアで食べた味。カリフォルニアで食べて、まだ日本で食べたことのないもの。アーティチョーク。どこかに売っているだろうか。TSURUYAに聞いてみようか。
May 29, Tuesday 2012
今朝も使わなくなったビデオテープを公民館の回収ボックスへ。ケースは出せないので、中身を取り出すのに少々時間がかかった。その数およそ100本。昨日と合わせると150本。
明日のクラスの準備の合間に、昨日移植したヒマワリの苗に水をやり、庭の芝を刈る。それに歌の練習も。
午後遅く、AVG PC Tuneup なるものをオンラインで購入。ダウンロードに手間取ったが、これは素晴らしい。コンピュータの内部の断捨離を行う。不思議なくらいスムーズに動く。
松井選手が3A からメジャーに昇格したようだ。3Aでの打率は1割台後半とあまり芳しくなかったが、是非がんばってもらいたいもの。
May 28, Monday 2012
昨年ヒマワリ油をとるためにヒマワリの種をまいた畑のまん中、夥しい数のヒマワリの芽が出てきた。ここで秋、種をとったあとの茎や殻を焼いた。知らないうちに種が落ちたのだろう。山際の畑を耕し少し移植することに。3列200本ほど移植したが、焼け石に水。ガレージ裏のカボチャ畑の西側にも3メートル四方にびっしり植える。家人のアイディア。ヒマワリが咲けば、猿からカボチャが見えなくなるし、見えたとしてもヒマワリを食べて、カボチャは見逃してくれるかもしれない。そうは問屋がおろさないだろうが、ここにヒマワリが咲くのも悪くない。東側の朴の木があったところにもかなり移植する。
もし近くにお住まいで、ヒマワリの苗が欲しい方がいましたら、いくらでももっていってください。
今日も断捨離。明日はビデオテープ回収日とのことで、以前授業に使うためにテレビ番組などからダビングしたビデオを手放すことに。50本ほど夕方、村の公民館の回収ボックスへ。このまま持っていても絶対見ることはない。まだ押入れに段ボール2箱分ある。それは秋にでも。カセットテープもうんざりするほどある。子供のとき、メンコや切手を集めてから、いろんなものを集めてきた。これからはできるだけ手放していかなければ。
May 27, Sunday 2012
いい天気。それでも家の中にいると肌寒い。朝食後、耕運機で、トウモロコシ用の畝をつくる溝を掘り、ジャガイモの3本の畝の間の雑草をとる。畑仕事を終えて家に入る前、メールボックスを開けるとCDジャーナル社の封筒が。早速開封する。明日発売予定の『ボブ・ディラン読本』が入っていた。なるほど、これがムックというものかというサイズと装丁。雑誌のような本のような。
mook を辞書で調べてみた。意味が二つあった。
1.(俗)卑劣な人間、くだらないやつ
2.ムック。日本の出版業界の造語で、雑誌(magazine)風の本(book)を指す。雑誌のようにシリーズ化されていてページ数は少ないが、それぞれの本のテーマが決められ書籍のように製本されている。
午後、久しぶりに断捨離。昔の写真が何枚か出てきた。左は1975年か76年ごろの写真。ぼくの最初のアルバムがでたあと、読売新聞の取材を受けた。記者の要望で加茂川の中に入ってギターを弾いた。「ギターが駄目になったら弁償する」と言われたが、水がかからないように注意して弾いた。右は、精華の研究室。アラン・ラオの「地獄図」が飾ってある。おそらく信州へ戻る直前、1981年の終わりか82年の初めに、宮城君が撮ってくれた写真。この絵を紛失してしまったのは返す返すも残念。
夜、日本 vs. セルビアの女子バレーボールの試合を1セットだけ見ようと、見始めたら、そのスピード感と技術の高さに魅了され3セットまで見てしまった。そのあと2階に上がって仕事をし、しばらくして下に降りたら日本が4セット、5セットと連続して失い、試合に負けたことを知った。しかし試合に負けても2セットとったのでオリンピックには出られるとのこと。セルビアもこの試合に勝ち、オリンピック出場決定。昔のバレーボールとは比べようもないほどのスピード感。
朝届いた『ボブ・ディラン読本』を拾い読みする。菅野ヘッケルさんの「間近で見たボブ・ディラン」を読み、ひたすら羨ましかった。1978年2月にディランが初めて日本でコンサート行ったとき以来、菅野さんは何度もディランと親しく会っている。菅野さんはボブ・ディランの『武道館』アルバムを録音制作した人。
May 26, Saturday 2012
Times, They Are A-Changing, Blowin' in the Wind, Irene Goodnight などを歌い、お客さんが来るのを待つ。最初に登場しのは山口恵三さん。何人かの歌い手が揃ったところで、山口さんにお願いする。ぼくが英語で歌った Times They Are A-Changin’を受けて、日本語の「時代は変る」、そして「大阪で生まれた女」。後者は丸山俊治さんのピアノサポート。
原田和恵さん、グノーの「アヴェマリア」、ピアノ弾き語り、そして内藤容子さんの「宣教の歌」。丸山さん、勘違いと忘れっぽさを歌った「そんなブルーズ」、そして「雪のかくれんぼ」。次に、初登場の遠藤徹さん。先ずAmazing
Grace を英語と日本語で。2曲目は。嫁ぐ娘さんのために書いたという「願い」。いい曲である。ぼくが
JUSTで歌わせていただいたときは、遠藤さんはエンジニアに専念されていた。今夜初めて歌を聞かせてもらった。上手い!
からさわちなつさん、原爆ドームを目の当たりにして受けた衝撃を歌にした歌。それに婚約解消した友人のために書いた「生きる」。坂井俊水さん、ロックンロールを2曲。ジョニー・ウインターばり。ジョニー・シュンスイ・ウインター。大月高志さん、婚約者と一緒に大月さんの演奏を聞きにきた高校時代の友人のために、彼の好きな「言葉にできない」の演奏。そして「カノン」。
前半最後に登場は、田中創さん。今年の新年の決心を守って、今日も新曲を携えてやってきた。先ず、3月の歌「サンライズ」。そして今月の歌「伊那谷にブルーズが響く・・・」というフレーズで始まるブルーズ。有言実行。すごい。ここで休憩。ジョニー・シュンスイさんのご両親のお土産の天橋立の「塩饅頭」、原田さんのお土産、亀万の「小亀饅頭」をいただく。それに、わが家のイチゴ畑のイチゴも。
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後半トップは、赤羽真理さん。数週間前に初めて歌った「闇の中に独り」、そして大月さんのサポートで「千両梨の実」。次に遠藤さんと一緒にやってきた上條俊一郎さん。いとうたかおさん主演の映画「マイ・ハウス」が今日封切られ、早速松本で見てきたという話。そして丸山さんのCDを遠藤さん等と制作中だという話も。いとうたかおさんには一度オーリアッドで演奏してもらったことがある。もう何年前のことだろうか。
山口さん、ウクレレで「エル・コンドラ・パサ」と「オール・オブ・ミー」。山口さんは実に多才。音楽が好きだということが伝わってくる。原田さん、「祈りの歌」、そして「君は愛されるために生まれた」。丸山さん、笛や太鼓のサポートで「演奏列車」。楽しい演奏。遠藤さん、意表をついて美空ひばりの「みだれ髪」、そして大月さんのピアノサポートで、大月さんが前半に友人のために演奏した「言葉にできない」を歌う。
ここで大月さんの友人、アキオさんと婚約者に一言お願いする。みなさんに祝福され照れながらも嬉しそう。からさわさん、稲刈りしながら見た秋空を見て書いた「秋のうろこ雲に乗って」。ジョニー・シュンスイさん、大月さんの友人と婚約者のために即興で書いた「ハッピー・ウエディング」。これにはいつも驚かされる。
田中さん、ぼくのリクエストで「東京」を歌う。名曲である。戦後の東京の絶望と希望が入り混じった焼け野原が目に浮かぶ。最後に、今夜のオールスターで
Sweet Home Chicago。みなさんのおかげで、楽しい充実したオープンマイクになった。感謝。
感謝といえば、上條さんが、ヤフーのオークションで少年隊がぼくの「パーティーは終わったよ」を歌っているビデオを落札してくれたとのこと。まだ届いていないとのことだが、楽しみだ。
今夜は、オープンマイクの前後、休憩中、スピーカーからはボブ・ディランの2枚目のアルバム
Free Wheelin' Bob Dylan。おそらくディランのアルバムの中ではぼくがもっとも多く聞いたアルバム。
家に戻り、スポーツニュースを見る。DeNA が大勝していた。女子バレーボールはロシアにストレート負け。
■
オレンジ色のツツジ、薄赤紫のサツキ、それに白いデイジー。色とりどりの花が庭に咲いている。信州の5月は美しい。
10時過ぎ、イチゴ畑に、鳥と猿の侵入を防ぐ網を張る。暑さ寒さが繰り返していたが、数日前からイチゴが赤くなはじめ、鳥がついばみに来はじめた。けっこう長いので網が足りるかなと思ったが、何とか足りた。
May 25, Friday 2012
今夜から、オーリアッドにいるときは出来るかぎり、ボブ・ディランのアルバムを最初から聞いてみようと、先ず今夜はファーストアルバム Bob Dylan (1962) をCDプレーヤーへ。
このアルバムで好きだった曲は、Song to Woody や House of the Rising Sun、それに Freight Train Blues など何曲かあった。今夜聞きなおしてみて、ディランの原点がここにあると思った。20歳の若者の作品集とは思えない。老齢のブルーズマンが歌っているよう。しかも死に言及した歌が多い。71歳になったディランは、20歳のときのこの作品に再び近づきつつあるのかもしれない。円相。
5月28日発売予定の『ボブ・ディラン読本』(CDジャーナル社)の表紙の写真がアマゾンに出ていた。この写真に見覚えがある。ちょび髭に特徴がある。最近の写真だとは思うが、どこでいつ撮られた写真だか思い出せない。
一日遅れてしまったが、ステージの壁に、佐藤勝彦さんの「六地蔵」の代わりに、ディラン初来日のときの駅貼りのポスターを飾る。一年に一度はこのポスターを飾らねば。
原田さんが伊那の帰りとのことで寄ってくれた。そして、以前にオーリアッドでフルートの演奏をしてくれた赤羽さんも。今度教会のコンサートでキーボード奏者の今井さんと演奏するとのこと。そして今CDも制作中とのこと。以前よりもスリムになって見違えるよう。
閉店前、いくつか歌の練習。久しぶりに Death Is Not the End を歌ってみる。
May 24, Thursday 2012
ボブ・ディランの71歳の誕生日。今日のクラスの歌は順番では Beautiful Brown
Eyes だったが、Blowin' in the Wind に変更。ぼくがこの歌に出会った経緯を手短に話し、CDをかける。そのあと歌詞の解説。そして一緒に歌う。ディランの存在さえ知らない学生が増えているが、しっかりといい声で歌う。I
Wanna Hold Your Hand (抱きしめたい)さえ知らない学生も多い。アメリカでのビートルズの最初のヒット曲も日本ではあまりポピュラーではないのかも。それに「風に吹かれて」も「抱きしめたい」も、考えてみたら、もう半世紀も前のことなのだ。
7時過ぎ、オーリアッド。原田さんが今夜も「内職」にきていて、家人も一緒にカエルの折り紙を折っていた。遅くにお父さん。一進一退の長期戦。最後には万事休す。しまった。閉店前、ディランの誕生日を祝して、ディランの歌を何曲か歌う。Mr.
Tambourine Man, Love Minus Zero, Just Like a Woman, Times They Are A-Chaging.
60年代のディランの歌は一緒に歌える歌が多い。
*
250メートルしか泳げない清水君が、水泳1500メートルのホノルルトライアスロンに参加するというので、そんな無茶なと思っていた。レースは20日だったはずだが、しばらくブログが更新されず、心配していた。ようやく今朝更新され、何とか完走したとの記事が載った。一安心。若い頃、オートバイレースで両足首を骨折していて、走ると痛いというのに、しかも数年前には癌の手術もしているのに、な、なんと無謀な。でもブログを読んだら感動した。彼らしいといえば彼らしい。ほたる祭りライブではこの話も聞けそうである。
http://ameblo.jp/kuniaki-shimizu/
May 23, Wednesday 2012
お昼を挟んで2コマのクラス。今日の歌は Beautiful Brown Eyes。しばらくスティーブ・ジョブズのスピーチをやってきたので、今日から教科書を最初から
Unit 3 まで説明。それにしても、教科書というのはつまらなものが多い。
夜、オーリアッドへ。しばらくして、原田さんが「内職しにきました」と言いながら入ってくる。一番テーブルで、教会の子供たちのための「教材」の折り紙を折る。その後、坂井君がやってくる。両親の旅行のお土産をもってきてくれた。天の橋立の「塩饅頭」。土曜日のオープンマイクの休憩時間にみなさんといただくことに。
しばらくして、ワンマン・オープンマイク。原田さんも一曲弾いたので、ワンマンではないか。ぼくは明日の授業の準備。
サッカーは日本が勝ったようだ。強くなったものだ。強くなったと言えば、ジャイアンツも。DeNA
にもがんばってもらいたいのだが。
May 22, Tuesday 2012
午後、伊那市の越後屋のホールでトークライブ。上伊那郡の県職OBの方々の定期総会のあと1時間半ほど。スティーブ・ジョブズの
Stay Foolish と宮沢賢治の「でくのぼう」について話し、「雨ニモマケズ」「碌山」「カムサハムニダ、イ・スヒョン」「祈りの歌」など何曲か歌わせていただく。懇親会の席で多くの方々が話しかけてくださった。「次男の嫁に聞かせてやりたい」といって買ってくださった方も。お嫁さんは韓国出身とか。2曲目の「果樹園の道」は韓国語と日本語で歌っている。気にってもらえればいいが。
夜、学生たちの宿題、英文emailへの返事を書く。今回はスティーブ・ジョブズのスピーチの感想。書いても書いても終わらない。でもいい感想を書いてきたメールもあり、学生たちにジョブズのメッセージが届いていることがわかる。多くの学生が引用した部分はぼくも感動したところ。
May 21, Monday 2012
日食を見る眼鏡が売り切れで手に入らず、残念ながら直接見ることはできなかったが、柿の木の木漏れ日がリビングの床や家の壁に描いた不思議な模様は見ることができた。猫たちも寄ってきて、なんでこんな時間にわれわれがこんなところいるのだろうと不思議そうに見ていた。
そのあと、テレビやインターネットでさまざまな金環日食の写真や映像を見た。中でも一番すごいと思ったのは、昨年ぼくのクラスにいた学生がアップした写真。なんとも幻想的な美しさ。彼自身が撮った写真ではなく、友達が送ってくれた写真とのこと。
午後ビーバーで畑の回りや庭や花壇の草を刈る。そのあと、今夜のLSECの準備をするために仕事部屋へ。しばらくして外から戻ってきた家人の叫び声。彼女が大事にしていた沈丁花の幼木と、名前を聞いたが忘れてしまった花を切ってしまったようだ。ごめん、ごめん。
夜、LSECのクラス。一人の人が Think Different を暗記しながら最近犬の散歩をするというので、暗唱してもらうことに。完璧に覚えていた。それが宿題かと思ったら、そうではないという。次回のクラスまでに全員に覚えてもらうことに。Severn
Suzuki のスピーチの和訳をしてもらい、解説する。歌は Que Sera Sera。
午後、清水君の事務所からメールが入った。土曜日に、清水君のブログの写真をパブリシティに使わせてもらいたいと伝えるために、電話をしたのだが誰も出ない。仕方なしに留守電に伝言を入れておいた。その返事が届いたのである。写真使用に関しては問題なくOKだった。驚いたことは「現在、清水がハワイに行っていますので・・・」という文面。
10日ほど前の彼のブログに、ホノルルでトライアスロンに出場することになったと書かれていた。1500メートルのスイミング、40キロの自転車、それに10キロのランニング。スイミングはようやく250メートル泳げるようになったというので、まさかこんなにすぐにレースに参加するとは思わなかった。調べてみたら、やはり、今年のホノルルトライアスロンは5月20日となっていた。そんな無茶な、と思ったが、これが彼のやり方かもしれない。そんな無茶なと思うことでも公言し、それを実行してしまう。
明日は伊那で行われる県職OB会総会でトークライブをさせていただくことになっている。
May 20, Sunday 2012
午前10時、親戚の法事へ。母の従兄弟の奥さんの一周忌。曹洞宗のお寺の檀家で、お坊さんと一緒に、般若心経、修証義第一章、舎利礼門を唱える。修証義第一章は「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」で始まる感銘深い文章。
「命は光陰に移されて暫くも停め難し、紅顔いずこへか去りにし、尋ねんとす るに蹤跡なし」。内容もさることんがら、このリズムが素晴らしい。特に「尋ねんとするに蹤跡なし」。ほんとうにそうだ。スティーブ・ジョブズは
Your time is llimited. So don't waste it living someone else's life. (あなたの時間は限られている、だから他の人の人生を生きることで無駄にしてはいけない」と言ったが、振り返ってみれば、なんと多くの時間を無駄にしてきたことか。
墓参のあと、お寿司屋さんで故人を偲んで会食。ぼくの前には東京と横浜からやってきた40代と50代の男性。しばし、「時間」についての話。異口同音に「時の経つのは速い」。
時間は一年ごとに加速するようである。
午後家に戻り、ゴーヤ用の棚を組み立てる。その後、大相撲を見る。旭天鵬の優勝。子供の頃、栃錦のファンだったぼくは、栃煌山の優勝を期待していたが、旭天鵬の涙を見たとき、これでよかったと思った。まだ子供たちが小さかったころ、大島部屋へ知人の紹介でちゃんこ鍋を食べに行ったことがある。そのとき旭鷲山と旭天鵬に会った。ちゃんこ鍋はあまり美味しくなかったが、いい思い出である。
7時のニュースで明朝は晴れると聞いて、慌てて、金環日食観測用の眼鏡を買いに出かけた。ホームセンター、コンビニ、ドラッグストアの3軒を回ったが、どこでも「売り切れ」とのこと。
May 19, Saturday 2012
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May 18, Friday 2012
昼過ぎ、キュウリ用の棚を組み立て、網をかける。地這えにすると、キュウリが葉っぱに隠れて、気がついたときには、、巨大キュウリになっていることがある。昨年ゴーヤ用に買った棚がとても便利だったので、もうひとつ先日購入した。棚の値段でキュウリを買ったほうが安いかもしれない。でも「それを言っちゃあおしめーよ」である。白いマーガレットとオレンジ色のツツジが咲き始めた。
オーリアッド。遅くに歌の練習。Times They Are A-Changing そして One Too
Many Mornings。後者は昔からぼくの好きな歌のひとつ。しかし、ぼくには歌いづらい歌。メロディがフラット過ぎて、つかみどころがないような。これをなんとか日本語で歌えるようにしたいもの。スティーブ・ジョブズの一番好きなディランの歌。
Time and tide wait for no man. とはよく言ったもの。先週の商工会婦人部でのトークライブからもう一週間経ってしまった。「ほたる祭り」のパブリシティーをしなければと思いながら、ホームページに案内を載せただけで他には何もできていない。新聞や広報誌に広告や記事をお願いしなければならない。葉書きの案内も出さなければ。
May 17, Thursday 2012
午後2コマのクラス。4講時のクラスでは、間違ったことを教えてしまったかも。調べて訂正しなければ。歌は
Hobo's Lullaby。 Que Sera Sera はコーラスのところのリズムがまだもうひとつつかめない。歌うたびに違っていては、学生も歌いづらいだろう。
家に戻り、7時過ぎ、オーリアッドへ。家人と交代。しばらくして坂井君がやってきた。新曲を何曲か聞かせてくれた。彼が帰ったあと、しばらく歌の練習。来週火曜日、県職の方々のOB会でトークライブをさせていただくことになっている。農作業が始まり、爪が割れて、弾きづらい。通常フィンガーで弾く歌をピックを使って歌ってみる。
大阪のSさんから、あのねのねが歌う「パーティーは終わったよ」を39年ぶりに聞くのを楽しみにしているというメールが来たことは昨日の日記に書いた。久しぶりに彼らの歌う「パーティーは終わったよ」を
YoutTubeで聞いてみた。40年前、彼らがこの歌をカバーする前、何度も教えたのだが、「パーティーはおわーたよー」と繰り返すところが難しいようだった。改めて聞いて見ると、原田君の節回しのままで歌っているが、これがなかなかいい。
http://www.youtube.com/watch?v=JKRg2JJMMVs
このサイトのコメントに「この曲は少年隊がよくコンサートなどでカバーしてて知りました」とあった。ずっと前、清水君からその話を聞いたことがある。しかし一度も少年隊のヴァージョンを聞いたことがない。CDには入っていなくて、ビデオのライブ盤に入っているようである。どなたか
YouTube にアップしてくれたらいいのだが。
次はぼく自身の「パーティーは終わったよ」。知らない人がアップしてくれたもの。ファースト・アルバム『私は風の声を聞いた』(1974年)のヴァージョン。
http://www.youtube.com/watch?v=1BN20505t6c
May 16, Wednesday 2012
とてもいい天気。山麓線のドライブも快適。昼を挟んで2コマのクラス。新しい歌は
Hobo's Lullaby。今日は二重母音の説明。hobo はホーボーではなくホウボウ。ジョブズのスピーチの3つ目の話「死について」を読む。最後にジョブズに捧げた6分ほどの映像を見る。Think
Different 全文、 Stanford Speech からの抜粋、そして彼の人生のさまざまな段階での写真で構成されたもの。4月の初めには聞き取れなかったものが聞き取れるようになっていたらいいのだが。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LuLw9_JEAsw
帰路、アルプス市場とファーマーズマーケットに寄り、家人に頼まれた野菜の苗を購入。トマト、キュウリ、レタス、セロリなど。それにラベンダーも。
家に帰ると、コンニャクが出来ていた。昨年春植えて、秋に収穫したコンニャクイモから作ったもの。一度は失敗したが、家人がもう一度知人に作り方を教わって、今度は成功した。これを薄く切り、醤油とわさびで夕食に食べる。食感といい味といい、実にいい。今年はもうコンニャクの苗は植えないでおこうと思っていた。育てるのも加工するのも面倒なので。これを食べたらまた植えたくなった。
オーリアッド。守屋先生が久しぶりにやってきた。オーストラリアへ戻る前、よく歌いにきてくれたダニエルの話やコーエンの話など。先生の勤める学校でのトークライブの依頼も。
そこへ原田さん。指し始めてすぐ気がついた。いつもと違う駒の動き。コンピュータでの対局で、強敵に3連勝した布陣とか。これは手強い。前半完全に押し込まれて、万事窮すと思ったが、何故か最後、薄氷の逆転勝ち。どうなっているのだろう。
家に戻ると、以前からコンピュータのことやコーエンの歌詞のことでいろいろ助けてもらった大阪のSさんから、ほたる祭りライブの予約メールが届いていた。知らなかったが、彼は1973年、中学3年のとき、天王寺野外音楽堂であのねのねのコンサートを聞いたことがあって、39年振りに彼らの「パーティは終わったよ」が聴けるのを楽しみにしているとのこと。
May 15, Tuesday 2012
朝8時10分、中学校へ。授業が始まる前10分間の読み聞かせ。何を読むか今朝まで迷ったが、最後の最後、アップルのコマーシャル
Think Different を使うことに。Think Different の英語と日本語訳を生徒たちに渡し、それを読む前に、彼のスタンフォード大学卒業式でのスピーチの2番目の話(愛と喪失)を読む。
・・・ウォズと私は、私が20歳のとき、私の家のガレージでアップルを創設しました。懸命に働きました。おかげで10年後には、ガレージでスタートした2人だけの会社から、4千人以上の従業員をかかえる年商20億ドルの企業に成長しました。その1年前に、アップルの最高傑作、マッキントッシュを発売したばかりでした。ちょうど30歳になったところでした。そんな時に私は首になったのです。自分で始めた会社をどうやったら首になれるかと思うでしょう。アップルが成長するにつれて、一緒に会社を経営するにふさわしいと思った人を雇ったのです。一年ばかりは順調でした。でも次第に将来についての考えが合わなくなってきました。そして最終的に意見が完全に対立したのです。そんな状況の中、重役会が彼を支持したのです。それでとうとう30歳のとき、私は会社を辞めなければなりませんでした。公然と追い出されたのです。成人してからずっと私の人生の中心にあったものが奪われてしまったのです。私は完全に打ちのめされました。
・・・私の失敗は大々的に報道され、私はシリコンバレーから逃げ出そうとさえ思いました。でも少しずつ分かってきたことがあります。それはまだ私のしてきたことを愛しているということでした。アップルで起こったことは、その気持ちになんら影響を与えていなかったのです。私は愛する相手から振られてしまったけれど、まだ変わらず愛していたのです。それで、やり直す決心をしたのです。
そのときは分かりませんでしたが、アップルを首になったことは私に起こった最高の出来事でした。成功者であることの重圧が、あらゆる可能性が開かれていて、やってみなければ分からないという初心者の気楽さにとって代られたのです。そのことによって私は解放され、私の人生でもっとも創造的な時期を迎えることができたのです。
次の5年間に、私は「ネクスト」という名の会社と、「ピクサー」という名の会社を作りました。そして私の妻になる素晴らしい女性と恋に落ちました。ピクサーは世界最初のコンピュータによる長編アニメーション映画『トイ・ストーリー』を制作し、現在では世界でもっとも成功しているアニメーション・スタジオです。そして事態は驚くべき展開を見せ、アップルがネクストを買収することになり、私はアップルに戻りました。ネクストで開発した技術が現在のアップル再生の中心にあります。そして今ローリーンと私は素晴らしい家庭を築いています。
私がアップルを首にならなかったら、そのどの一つも起こらなかったでしょう。実に苦い薬でしたが、私という患者にはそれが必要だったのです。時には人生には、頭を後からレンガで叩かれるようなことが起こります。でも信念を失ってはいけません。私は確信しています、私を前進させてくれたのは、私がしていることを愛していたからだと。自分が本当に好きなものを見つけなければなりません。恋人を選ぶときも、仕事を選ぶときも変わりはありません。仕事はあなたの人生の大きな部分を占めます。そして真に満足できる唯一の方法は、自分が素晴らしいと信じることができる仕事をすることです。そして素晴らしい仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することです。まだ見つかっていなかったら、探し続けてください。妥協してはいけません。心にかかわるすべてのことのように、それを見つけたときは自分で分かります。そしていかなる素晴らしい関係についても言えることですが、それは年月を経るにつれてますます素晴らしいものになっていきます・・・。(miura訳)
この部分を読み、 Think Different の英語と日本語訳を読む。
Here's to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The
round pegs in the square holes. The ones who see things differently. They're
not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can
quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only
thing you can't do is ignore them. Because they change things. They push
the human race forward. While some may see them as the crazy ones, we see
genius. Because the people who are crazy enough to think they can change
the world, are the ones who do.
クレージーな人たちに乾杯。はみ出し者。反逆者。厄介者。四角い穴の丸い栓。物事を違う角度から見る人たち。彼らは規則が好きじゃない。彼らは現状維持に敬意も払わない。彼らを引用したり、反対したり、賛美したり、非難したりすることはできる。できないことは、彼らを無視すること。なぜなら彼らは物事を変えるからだ。人類を前進させるからだ。彼らは狂っていると思う人たちがいる。彼らは天才だと私たちは考える。なぜなら世界を変えることができると考えるほど狂っている人たちだけが、世界を変えることのできるのだから。(miura訳)
スティーブがアップルを追い出されたのは1985年。アップルに戻ったのが1996年。そして
Think Different のコマーシャルが作られたのはその翌年の 1997年。この短い文章の中にスティーブ・ジョブズの思想が凝縮されている。
通常のリチャード・ドレイファスではなく、スティーブ・ジョブズ自身がナレーターを務める
Think Different の映像を、最後に見てもらおうとDVD をもっていったが、音は出るが映像が出てこなかった。とりあえず音だけ聞いてもらい、あとで見てもらうように、先生にDVD
をあげてきた。
次のURLは、Think Different と、Stanford での speech のいくつかの言葉を選んで構成されたスティーブ・ジョブズへのオマージュ。全部で6分ほど。これは授業に使える。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LuLw9_JEAsw
May 14, Monday 2012
今日も午前中、畑仕事。溝を掘り、肥料を入れ、畝をつくり、西瓜の苗を植える。昨日作ったビニールシート枠の下の畝には、トマトの苗。その横にはズキニの苗。牡丹の花は昨日よりもきれいに開き、藤の花はいい匂いをあたりにふりまいている。その甘い匂いにつられて蜂がいっぱいやってくる。特に大きな黒いクマンバチ。猫たちは今日も、のんびりわれわれの仕事を見ている。
午後しばらく休んでゴーヤやキュウリの苗を植えようと思ったが、家人が昼過ぎ大正琴の練習に行き、農業の先輩たちから、あまりの寒さに、苗を植えるのを控えていると聞いてきた。もう少し様子を見ることに。
明日は今年最初の中学校での読み聞かせ。何を読むか思案中。今一番感動しているものは何か。
May 13, Sunday 2012
今朝も一騒動あった。仕事部屋にいると、階下から家人の悲鳴。膝に乗っていたフィービーが驚いてとびおりた。またネズミでもいるのかと思ったら、蜂が食堂のソファの上にいるという。大きなクマンバチ。
昨日取り入れた洗濯物についていたようだ。
死んだネズミやモグラなら恐ろしくないが、生きた蜂は怖い。おそるおそる窓を開け待つことに。しばらくすると窓から飛び出て一件落着。
朝食後、トマト用の雨よけビニールシートを被せる枠を設置。昨年は三分の二の長さにしたが、今年はフル使うことに。というのは、昨年は混みすぎて、中のトマトが採りづらかったので。金属のポールを地中に打ち、その上にループ状にポールをつなげ、てっぺんと両脇を長いポールで補強する。シートを被せる前に、地中にささっているポール横に木の杭を打ち、紐で縛る。こうしないと、強風が吹くとビニールシートごと飛ばされてしまいかねない。これだけで2時間近く。疲れた。
イチゴは今白い花が咲いている。ほたる祭りのころ食べごろになる。昨年、藤の蔓を這わせるためにつくったフェンスの上にも藤の花が咲いている。昨年重機で移植してもらったツツジと赤い牡丹も咲き始めた。上手くつくか心配していたが、よかった。赤い牡丹の横の写真はイチイの近くのピンクの牡丹。母が好きだった花。今日は母の日。
われわれが働いている間、猫たちも外に出て、寝転がったり、虫を追いかけたり。
午後遅く、隣町へ肥料とビニールシートをポールにとめるフックを買いに行く。それに昨年ゴーヤ用に購入した網のついた棚もひとつ。キュウリ用。
夜は疲れてしまい、テレビの前でウトウト。今夜は早く寝るとしよう。
May 12, Saturday 2012
サウンドチェックを兼ねてぼくが Times They Are A-Changing を歌っているところへ、大平俊郎さん。そして続いて丸山俊治さん。大平さんは駒ヶ根から友だちがやってくるとのことで、先ず丸山さんに歌ってもらうことに。久しぶりに「ブルペンエレジー」、そして「職人になったおじさんたち」。
大平さん「さすが!一万尺よ」「春がやってくるホッホ」。タイトルもユニークだが、歌の内容も劣らずユニーク。坂井俊水さん、「ひとつの勇気」。そして最近よく聞きにきてくださる藤森(玉)さんのリクエストに応えて Tears in Heaven」。大平さんの駒ヶ根の友だち、飯島夕帆さん、ピアノで2曲、ショパンの「雨だれ」、ベートーベンの「悲愴」。
原田和恵さん、先日東京へ「よっちゃん」のコンサートを聴きにいった話のあと「G線上のアリア」と「そばにいるよ」。前半最後は春日淳也さん、ボトルネックでファンキーなギターを弾きながら「俺の駄目じゃんブルーズ」「サンライズ part 2」。
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後半トップは初登場、春日さんの友人、下平茂隆さん。大平さんと小学校時代の同級生とのこと。偶然オーリアッドで出会い、二人ともびっくり。「安曇野」「空蝉」の2曲。赤羽真理さん、まだ未完成といいながら「闇の中に独り」。ブルーズ調のすばらしい曲。2曲目は大月高志さんのサポートで「千両梨の実」。
大月さん、昨日が誕生日とのことで、それを祝いにかけつけてくれた会社の先輩のリクエストで「イエスタデイ」、そして「カノン」。丸山さん「おじさんたちよ」「70歳になったのだ」。もうすぐ71歳。大平さん、「夜の戦」「俺様はマシンガン」。うむ。歌詞もさることながら、見事なギターワーク。
坂井さん、オリジナルで It's My life、そして即興で大月さんと丸山さんの誕生日を祝う歌。飯島さん、ピアノソロ「間奏曲」。原田さん、「芭蕉布」と「君は愛されるため生まれた」。最後は春日さん、再びドブロをボトルネックで、「脳ミソブルーズ」。
今夜は初めての人、久しぶりの人、多くの方々がきて、多彩な演奏を聞かせてくれた。感謝。
それにしても寒い。五月の半ばでこの寒さ。会う人ごとに「寒いですね」。
May 11, Friday 2012
ここ数日夜になるとかなり冷え込んで、家でもオーリアッドでもヒーターを使っている。
午後1時半から1時間。町の商工会婦人部総会にてトークライブ。みなさん熱心に聞いてくださった。若干時間をオーバーしてしまった。反省。
オーリアッド。後半、お客さん。四方山話。バス事故の話、教員の不祥事など。
May 10, Thursday 2012
11時過ぎ、土砂降りの雨の中、松本へ。駐車場に着いたときには雨は止んでいた。これも先日の竜巻の原因と同じ現象か。2つのクラス。歌はいずれも
Que Sera Sera。ひとつのクラスではTOEIC の写真と4つの英文のうちもっとも適切に写真を描写している文を選ぶ練習を最初に少し。このクラスは6月の中ごろTOEIC
の試験を受けることになっている。いずれのクラスでも昨日と同じく、ジョブズの2nd
story を読む。
ジョブズの2nd story の中の一文。Sometimes life's going to hit you in the head with
a brick. (時には人生には頭をレンガで殴られるようなことが起こります)。アップルを「首になったときのことを言っているのだろう。しかし彼は言っている。I didn't see it then, but it turned out that getting fired from Apple was
the best thing that could have ever happened to me. (その時は分からなかったけれど、アップルを首になったことは、ぼくの人生で起こったことの中で最高の出来事だった)。
絶望のどん底にいるときには、なかなかそんなふうに思えるものではない。でもそのときは分からなくても、そこを抜け出して、振り返ってみたとき、そう思えることもあるはず。大死一番絶後に蘇る。今、そんな悲しみの中にいる人を何人か知っている。がんばってもらいたい。
明日の午後は町の商工会婦人部総会でトークライブ。
May 9, Wednesday 2012
お昼を挟んで2コマのクラス。先週は授業がなかったので、2週間ぶり。先ず4月から歌ってきた3曲を歌い、今日の歌
Que Sera Sera の歌詞と発音を解説。When I was just a little girl, I asked
my mother what will I be? この一文にも、発音とリズムの重要な要素がたくさん含まれている。ドリス・デイの歌を聞いたあと、一緒に歌う。50年代の古い歌なのに学生たちの多くがこの歌を知っていた。
そのあと、Think Different のディクテーション。前列にすわっている学生の用紙を見ると、よく出来ている。Because
the people who are crazy enough to think they can change the world are
the ones who do. この文がしっかり聞き取れるというのはなかなかいい。
メインは、スティーブ・ジョブズのスピーチの2nd story の解説。そのあと、そのスピーチの最初から
2nd story の終わりまで、DVD を見る。
帰路、アルプス市場とファーマーズマーケット「うちだ」に寄り、野菜の苗を購入。トマト、キュウリ、ゴーヤ、ナス、ズキニ、韓国唐辛子、スイカ、その他、今思い出せないものもいくつか。去年ひまわりを植えた畑に何を植えるか思案中。蕎麦も候補のひとつ。
6時、オーリアッド。「ケセラセラ」の練習。コーラスのところで、ギターが上手く合わせられなかったが、なんとか歌えるようになった。
遅くに原田さん。早速一局。なぜか今夜もまた勝ってしまった。負け続けていたDeNA
がジャイアンツに連勝したようなもの。そのうちにまた連敗する予感。
May 8, Tuesday 2012
しばらく動きが悪くなっていたパソコンをだましだまし使っていたが、エッセイを提出し、翻訳も終わったので、思い切って前から気になっていた Babylon toolbar なるものを削除することに。これはとてもしつこいもので、いつの間にか取り付いて、プログラムのアンインストールをしてもなくならない。今までに何度も試みたが but in vain。
今朝 Google で 「Babylon toolbar 削除」で検索してみたら、その方法が何種類も出てきた。このtoolbar
に悩まされている人たちが多いようだ。結論から言うと簡単だった。ツール→オプション→アドオン削除→再起動、で駆除できた。そのあと、ウイルスチェック。トロイの木馬なる昔懐かしい名前のウイルスがいくつか出てきた。早速駆除。パソコンの流れがスムーズになったような。
午前中、畝用の溝を3本半掘る。午後は、芝生が剥げて土が露出しているところに芝の種をまく。そのあとに篩で土をかぶせ、たっぷり水をやる。この種はかなり古い。芽が出てくれればいいが。昨年土手の石垣が崩れたとき重機が入ったので、芝がかなりダメージを受けた。
Que Sera Sera を練習するため、いくつかYouTube を見たが、タイの身体の不自由な子供たちが歌っているものがあって感動した。http://www.youtube.com/watch?v=H2V3uYjHM_0
May 7, Monday 2012
朝からまた一騒動。朝早く出かけなければならなかった家人に起こされた。ぼくの仕事部屋の前にネズミがまたいるという。「あとで片付ける」といってもうしばらく眠る。30分後起きて仕事部屋へ。廊下にモグラがモグラの形のまま横たわっていた。今にも動き出しそう。でもピクリともしない。どうやら、またフィービーにやられてようだ。フィービーはすばしっこい。庭にいても、よく飛んでいる蝶やトンボをジャンプして捕らえる。一方ソフィーはおっとりしている。ネズミを捕ってきたこともないし、ジャンプして蝶を捕まえたこともない。
上の列がソフィー、下の列がフィービー。ソフィーは寝転んでのんびりしていることが多い。フィービーは庭にいても虫などをいつも追いかけている。モグラの穴の前で長い間待っているのを見たこともある。時々身長の3倍ぐらいジャンプして虫を捕らえる。失敗することも多いが。残念ながら、その見事なジャンプをカメラでとらえたことがない。
ゴールデンウイークが終わり、今週からまた通常の生活。水曜日のクラスの準備を少し。新しい歌
Que Sera Sera の練習。簡単そうでリズムが取りづらい。特にコーラスのところ。
午後しばらくポールウオーキング。怪我の功名か、体調をしばらく崩していたおかげで、体重は大幅に減った。これを維持しなければ。もう少し減らしたい。
May 6, Sunday 2012
静かな日曜日。一日中、雨模様。Take This Waltzの revised translation の締め切りは明日の朝。結局ぎりぎりまで引きずって、夜10時過ぎに送る。大変な作業だったが、この作品に対する理解が前より深まった。
ディランのプロテストソングに関するエッセイの最後の校正のための pdf が送られてきた。これは新たに修正する箇所はなかった。正直なところ、内容に関しては、十分に言いたいことが言えたかどうかは自信がない。でもこのエッセイを書くことによって、改めて、ディランの初期の作品について考える機会が与えられた。そのことに感謝したい。
今月はトークライブが2度ある。そして来月はいよいよ清水君と原田君を迎えての「ほたる祭りライブ」がある。詳細を決め、パブリシティーを始めなければ。
May 5, Saturday 2012
オープンマイク on 子供の日。
最初に入ってきたのは山口恵三さん。前回、ラインが上手く繋がらなかったので、改良してきたとのこと。試してみると今回は大丈夫だった。最初にぼくが
「Red River Valley」を歌ったあと、山口さんにお願いする。「鴨の流れに」、インストラメンタルで「Daydream
Believer」、そして「Don't Think Twice」を日本語で。次にまたぼくが歌おうとしているところに、なんと藤森ファミリーが。急遽愛音ちゃんのために、「Take
Me Home Country Roads」を歌う。次に、金子昭二さんにお願いする。詳しい資料をみなさんに配ってから、折鶴の少女佐々木禎子さんについてのトーク。そのあとテープで「シューベルトのアベマリア」を流し、原田和恵さんにもサポートも加わり、金子さんはその歌を手話で表現。
次に久々登場藤森和弘さん、「人生に勇気」「Jeep」「夏祭り」の3曲。変わらぬ力強いギターと歌声。原田和恵さん、グノーの「アヴェ・マリア」「忘れないで」、そして伝道の書の有名な箇所を歌にした「あなたのなさることは」。堀越哲朗さん、今夜はエスラジの弾き語り。「流れるままに」「500マイル」など3曲。エスラジの弾き語りもいいものである。
ここで休憩。長野市から戻ってきたばかりの原田さんのお土産のお菓子をいただきながら、スピーカらからは金子さん依頼の「折鶴」にまつわるモンゴル語、英語、日本語の歌。
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後半トップは、坂井俊水さん。「恋心」、そして原田さんのリクエストだという「Now
and Forever」。赤羽真理さん、「十字架の勝利」というフレーズの入る賛美歌に「千両梨の実」。後者は大月高志さんのサポートで。大月さん、「Amazing
Grace」と「Canon」。山口さん「Scarborough Fair」を英語で、「Back to the
Cross」を日本語で。
原田和夫さんのトークは、大型店のケージの中の小鳥たちの鳴き声が自分に何かを訴えているように思えて近づいてみると、水入れに水がなかったという話。原田さんは早速店員にその話をしたが、忙しくて今そんなことをしていられないと冷ややかな態度。そこで店長に直談判。店長は早速対応してくれたようである。そのケージのところへいくと小鳥たちが、うれしそうに水を飲んでさえずっていたとのこと。
金子さん、「涙そうそう」を手話をしながら歌う。伴奏は大月さん。手話の身振り手振りは舞踊のよう。藤森さん、「青葉城恋歌」のあと、原田和恵さんと一緒に「冬が来る前に」。垣内さん、東京へ行ってきた話。大友克洋GENGA展へ行き、翌日は新宿の中村屋へ。ところが改築中で面食らったという話。レストランは近くの高野ビル6階に仮店舗があるとのこと。知らなかった。
原田和恵さん、「G線上のアリア」。赤羽さん、「森の小道」。大月さん、「言葉にできない」。そして、最後に今回オーリアッド3回目で、今夜も最初から最後まで聞いてくださった藤森玉穂さんに一言お願いする。東京へ「百人の絵師」と「レオナルド・ダヴィンチ」の展覧会へ行ってきた話。
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午後から雨が降ったりやんだり、夕方になっても雲っていたが、オープンマイクが終わり、家に着くと、大きな満月が頭上に。最近月の写真が上手くとれないでいたが、バッグからカメラを取り出し、何回かシャッターをおす。月と地球の距離がもっとも短くなり、いつもの満月よりも16%大きく、30%明るさが増すというスーパームーン。確かに大きく明るく感じる。
May 4, Friday 2012
いつものように、ああでもない、こうでもないと、Take This Waltz の訳詩を考える。特にその中の数行について。それでほぼ一日。午後、家人に頼まれ、畝のための溝を3本掘る。耕運機を動かすことができるほどに、体力は回復した。
そうそう、今回体調を崩したおかげでよかったことは、図らずも体重が大幅に減ったこと。食欲がなくなったために、食べる量が減った。これからも食べる量を増やさなければ、かなりの効果が期待できる。
しばらく前、「痩せるのは簡単です。主食を食べず、おかずだけ食べればいいんです」という忠告を寄せてくれた人がいた。完全にその忠告に従うわけにはいかなったけれど、主食を減らすように注意はしてきた。ダイエットには何度もトライし、何度もフェイルしてきたが、今回はなんとか成功させたいもの。
今夜は、オーリアッドへ初めからいくことに。静かな夜。CDラックの整理。スピーカーからはアメリカン・フォークソングのアンソロジー。ぼくの青春時代に聞いてきた歌。ポゾセコ・シンガーズというグループが歌っていた「Time」という歌が好きだった。
Some people run, some people crawl
Some people don't even move at all
Some roads lead forward, some roads lead back
Some roads are bathed in light, some wrapped in fearful black
Time oh time where did you go?
Time oh good, good time where did you go?
走る人もいれば、這う人もいる
まったく動かない人もいる
前に進む道もあれば、引き返す道もある
光に包まれた道、怖い闇に包まれた道もある
時間、おー、時間よ、おまえはどこへ行ったのか
時間、おー、あの素晴らしい時間よ、おまえはどこへ行ったのか
http://www.youtube.com/watch?v=2ZhENlu8LUs
昔ジム・グリーンと一緒に訳した山頭火の俳句と、中孝介の歌と、汽車の窓から見える日本の美しい景色のYouTube を見つけた。今こうして世界中の人がジムとぼくの英訳を読むことができるのは、浜野サトルさんのおかげである。ずっと前わが家を訪ねてくれた浜野さんが日の目を見ないでいたこの英訳を青空文庫に入力してくれたのである。
http://onedaywalk.sakura.ne.jp/aozora/fire/
May 3, Thursday 2012
今日はだいぶよくなった。まだ時たま咳が出るが、熱はほぼ平熱に下がった。今日は
Take This Waltz の対訳の修正を完成しなければ。インターネットはありがたい。この難解な歌に関して、多くの人が自分の解釈をブログなどに書いている。
それぞれの意見がみんな異なっていて、みんな間違っているか、みんな合っているかのどちらか。ぼくの解釈に近い人たちも何人かいて、勇気付けられる。
午後遅く、昼寝したあと、とりあえず修正を完成する。一晩寝かせておいて、明日もう一度読み直すことに。
レナード・コーエンに、あるいは Take This Waltz に興味のある方は次のURLをクリックしてみてください。
http://www.songmeanings.net/songs/view/3530822107858575011/
http://www.leonardcohenforum.com/viewtopic.php?t=1732
http://www.uwo.ca/english/canadianpoetry/cpjrn/vol33/diehl-jones.htm
紫木蓮の木は枯れてしまったが、根元から出ていた小枝が大きくなって花をつけた。イノシシにやられて全滅したと思っていたチューリップは最終的には13本咲いた。ライラックの白い花は実にいい香り。よくみれば、いろんな虫がその香りに誘われて花の中にいる。
猫たちは自由に外に出すようになってから、生き生き伸びのびし始めた。ゆったりと落ち着いてきた。少々泥んこ足で入ってきても、スプレイされるよりはずっといい。
芝も刈らねばならないが、今はその余裕がない。
今夜は前半家人に頼み、8時過ぎにオーリアッドへ。しばらくして原田さん。そのあと丸山さん。隣町の歌声喫茶の帰りとのこと。3人で四方山話をしながら、原田さんと一局。守りを固めてから攻めることに徹底するようになってから、かなり勝率がよくなった。お二人とも元気である。好奇心旺盛で活動的。
May 2, Wednesday 2012
今朝起きたらまた喉が痛い。熱はほとんど平熱に。大事をとって今日はほぼ一日中ベッドの中。しかしそう眠れるものでもない。時々起き出して
Take This Waltz の訳を考える。ロルカの詩とコーエンの歌詞を比較検討し、新たに訳しなおし、旧訳と対比して、いくつか言葉を変える。しんどいけれど楽しい作業。
庭の白樺や沙羅双樹の木が芽ぐんできた。ライラックは白い花をつけ、そばを通ると甘いいいにおい。ようやく春になった。
今日は金曜日の授業と振り替で、no school。ありがたかった。明日は完全によくなっていてくれたらいいのだが。
オーリアッドは家人に頼むことに。
May 1, Tuesday 2012
昨夜は早く寝たにもかかわらず、微熱があり、喉が痛く、咳が出て、夜中に何度も目が覚めた。病院で診てもらうことに。点滴を受け、抗生物質を処方してもらう。ほぼ1ヶ月前に受けたMRIの結果に関しては、「何も問題ありません」とのこと。よかった。
家に戻り、仮眠をとる。目が覚めたら、5時を過ぎていた。夕食をはさんで、明日のクラスの準備。学生から送られてきた英文メールに返事を書く。「5月1日から5日まで家に帰る」というのや、「再来週会いましょう」というのもあって、明日は欠席するつもりだなと思っていたが、あまりにそういう文面が続くので年間スケジュールを見る。ガーン!明日は金曜日の授業と振り替え。
これはラッキー。この体調で松本まで運転していって、「今日は金曜日と振り替えです」と言われたらショックだっただろう。そういうことが何度かあった。
明日が休みになってよかった。Take This Waltz の訳詞を見直さなければならない。この歌にインスパイアーされた映画監督によって、同名の映画が作られたよう。その映画のパンフレットなどにぼくの訳詞を使いたいとの連絡があった。その監督が「この詩には悲劇的でロマンティックな響きがあるわ。完全に理解することはできないけれど、完璧な感性で深い感情を表している」と述べている。カナダ人の彼女が「完全に理解できない」ものをどうしてぼくに理解できよう。しかし、この歌はコーエンの
Live in London の中で、ぼくのもっとも好きな歌のひとつ。完璧な訳はできなくても、よりよいものにしたいと思う。
まだ熱がある。今日はこれで寝て、明日とりかかろう。
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